判決は8/11に延期。被告の不出席で!

2021年8月9日、この日は7月14日に出る予定だった旭硝子韓国子会社元社長などに対する不法派遣の責任を問う刑事裁判の判決が延期されて、再度の判決予定日だった。ところが、被告のうちの一人・元請負会社の社長が無断欠席。全員揃っていないと判決は出せないと、8月11日に延期された。AGC旭硝子韓国子会社AFKの当時の社長・原納猛もコロナを理由に欠席している。全く何という奴らだろう。絶対に実刑で刑務所に送らなければならない!

以下はチャホノ支会長のフェイスブック投稿。悔しいことだろう。

『6年間待った「旭不法派遣」判決、被告が出席せずに再び延期。 ソウルにいると言って出ないで…』

http://www.pn.or.kr/news/articleView.html?idxno=18900

旭硝子:6年間待っていた判決、非出席で延期

記事承認 2021.08.09 15:31:47

– 1審判決当日、被告4人のうち下請会社の代表は出席せず、「ソウルに行って」

裁判所「有罪·無罪、流出可能·分離宣告不可」、2日延期の11日判決

解雇者「6年待っていたのに虚しい…」厳重処罰」を促す。

慶尚北道亀尾(キョンサンブクド·クミ)工場社内下請非正規職労働者178人を不法派遣した疑いが持たれている日本の旭硝子に対する判決当日、被告人のうち下請会社の代表者が裁判に出席しなかったため、裁判所が判決を延期した。  

大邱地裁の金泉支部刑事1単独(金善淵〈キム·ソンヨン〉裁判長)は9日、違法派遣(派遣労働者保護等に関する法律違反)の疑いで在宅起訴された元請業者の旭硝子(株)、原野武史(69)代表取締役、下請業者のジーティーエスのチョン代表取締役(55)をはじめ、旭グラス韓国株式会社代表取締役のキム代表、ジーティーエスの清算人代表者ら4人に対する1審判決期日を開いた。

 

▲大邱地方裁判所金泉支院(2021.8.9)写真。金英和(キム·ヨンファ)平和ニュース記者

しかし、被告4人のうち、下請会社代表者が宣告される姿を現さず、裁判が中断された。 元受会社代表の原野武も判決審に出席しなかったが、公示送達の手続きを踏んで裁判を開廷することができた。 一方、下請代表の李某氏の場合、裁判所に何の通知もなく出席しなかった。

裁判長は「被告全員が出席しない場合、判決が不可能だ」として法廷に出席した者に告知した。 さらに、法律代理人側に連絡し、「今日中に出席が可能か確認してほしい」と命令した。 その結果、Lさんは「ソウルで裁判に出席できない」と告げた。

刑事裁判で被告人が特別な理由なく出席しない場合、裁判所は拘引令状を発行して強制的に拘引することができるが、裁判長はこの日、この方式を使用しなかった。 その代わり、李被告に出席可能な日を再度確認し、同日、法廷に出席したほかの被告人らにも同意を求め、日程を再び調整した。

裁判長は「分離宣告が不可能な上に有罪·無罪流出の可能性がある」とし「やむを得ず宣告を延期する」と明らかにした。 また「多くの労働者が外で待っているが、出席者は理由を伝えてほしい」と付け加えた。 

旭硝子の元下請代表者に対する1審判決は11日午後に二日延期された。

 

▲「旭硝子不法派遣厳重処罰」法廷前の解雇者たち(2021.8.9)写真。金英和(キム·ヨンファ)平和ニュース記者

メール一通で15年に解雇され、6年間復職闘争を繰り広げている旭硝子の解雇労働者らは残念がった。 旭硝子非正規職支会の車憲鎬(チャ·ホンホ)会長は「6年待っていたのに下請代表が出席せず宣告が延期され虚しい」とし「2日後の宣告審では犯罪企業に対して厳重処罰があることを願う」と促した。   

一方、ガラスを生産する三菱電機大手の旭硝子は、2009年から2015年まで、慶尚北道亀尾の製造·生産工場に雇用労働部長官の許可なしに社内下請非正規職労働者を「不法派遣」して韓国派遣法に違反したとして裁判にかけられた。 検察は元請代表には懲役6ヵ月、下請代表には懲役4ヵ月を求刑した。 特に、会社側は15年、亀尾工場の社内下請け非正規職労働者178人を一度に解雇し、議論を呼んだ。 大邱地裁金泉支院第1民事部(パク·チボン部長判事)は2019年8月23日、労働者の地位確認訴訟1審判決審で「職雇用」の判決を下したが、会社側は依然として解雇者を復職させずにいる。

平和ニュースの金ヨンファ記者movie@pn.or.kr

原納猛前社長を刑務所へ!韓国で6周年集会、日本で本社デモ

 AFK(AGCファインテクノコリア)前社長・原納猛らに対する不法派遣の刑事裁判の判決が延期されて2020年8月9日に予定されている。求刑は懲役6カ月。労働者をコケにした不法派遣を終わらせるためにも、実刑判決を求めたい。

 日本では、支援共闘会議として、この判決を受けて、AGC旭硝子本社に怒りの弾劾を叩きつけたいと判決予定日の2020年7月14日直後の7月16日に本社抗議行動とデモを計画した。判決は延期になったが、力強くデモを行った。

 実は、デモコースの申請は東京駅丸の内北口向かいのAGC本社の入る新丸の内ビルを取り囲むコースを予定していた。しかしデモの申請に対して、警視庁は、丸の内では東京都がデモを認めない、コース変更を勧めるというのである。時間の余裕もなく、今回は100メートルほどまで近づくコースでよしとするよりほかはなかった。

 しかしなぜ丸の内は東京都がデモを認めないのか?皇居と天皇にはデモは近づけないということか?AGC旭硝子は旧三菱財閥で韓国では戦犯企業と認定されている。天皇と日の丸に守られて朝鮮に侵略した旭硝子資本は、今も韓国で韓国の法律違反を平気で行い、追及されるや、またもや天皇と皇居を傘に着て身を守ろうとしているのだというしかない。

 ならば、日本の私たちが、天皇と皇居に対する弾劾も含めて、AGC旭硝子本社に対する徹底した弾劾の声をぶつけていかなければならない。それが旭非正規職支会と連帯する道である。

韓国の亀尾(クミ)市にあるAFKの工場前にあるろう城場では2021年7月17日に旭非正規職支会解雇6周年の決起集会が開かれ、韓国各地から結集して、AGC旭硝子を包囲した。大結集だ。

彼らの闘いは、今や韓国の非正規職労働者、いや、労働者全体の希望である。

闘争基金のカンパ贈呈式には、ステージ上に40人が列をなした。

チャホノ支会長はフェイスブックに書いた。

「一生忘れられない闘争基金伝達式だった。封筒を持って40人も並び、計8百万ウォンを受け取った。 アサヒ資本がだめで。 労働部や検察、裁判所がいくら時間を長引かせても、我々は勝つしかない。」

日本の支援共闘介護も勝利までともに闘う。

次回AGC旭硝子本社行動は、2021年8月20日(金)。15時に東京駅丸の内北口前に集合でその後向かいの新丸の内ビルディング・AGC旭硝子本社前に移動する。デモの申請している。ぜひみなさんの結集をお願いします。

不法派遣判決は延期に

チャホノ支会長から連絡があり、本日7/14に予定されていたテグ地方法院キムチョン支庁での判決言い渡しは8月に延期になったとのことです。

延期がどのような理由であれ、AGC本社への圧力を加える続けることが重要です。7月16日に予定していたAGC旭硝子本社に対する抗議申入れ行動とデモは断固行います。オリンピック直前情勢でもあり、AGC本社とJR―三菱―経団連会館をも串刺しにする怒りの丸の内行動・デモに取り組みましょう!

8月の判決に対する行動については、16日のデモ後の会議で検討します。

以下はチャホノ支会長のフェイスブック投稿。

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今日「朝日派遣法」違反の宣告がある日だ。 2019年2月に起訴して2年5ヵ月ぶりだ。 裁判所で判決を8月に延期した 僕たちは長い間、よく戦ってきたし。 これからももっと熱心に戦うつもりだ。

広島で上映会成功

 ひろしま労働学校は、広島県労働組合交流センターの事業として14年目に入っています。
 ひろしま労働学校はマルクス主義の学習を中心に、労働現場の闘いの一助になるテーマで行ってきています。これまで、日韓連帯(=国際連帯)のテーマは、11月訪韓闘争の報告という形で何度か取り組んだことはありました。
 今第14期(2021年度)は、日韓連帯をテーマとし、参加者の拡大も目指して、公開講座として「あなたは蜘蛛を見たことがありますか」の上映会を企画しました。はじめて参加した労働者や、新聞に載った上映会の紹介を見て参加した労働者の参加も得て、大成功することが出来ました。
 映画の上映が終ったあと、コメンテーターの広島連帯ユニオン・宮原執行委員長より「映画を見る3つの視点」を提起しました。
 第1の視点は「旭非正規職支会の闘いについて」、旭硝子(現・AGC)という企業の犯罪性と、旭非正規支会の歴史、日韓労働者の共同闘争としての旭硝子闘争。第2の視点は「韓国の非正規職撤廃のたたかいの歴史的位置」、第3の視点は「立ち上がった労働者一人ひとりの姿」、映画では「ごく普通の労働者が自分たちの労働条件に怒り、労組を結成し、解雇されても団結 を守り、たたかいを継続し、ついに勝利を手にしていく」姿が写し出されている。日本の労働者にとっての意味をぜひ議論できればと思うとの提起を受けて、参加者で討論を行いました。

討論より

【A】
 初めて見た感想で、日本の労働運動と決定的に違うなという所をちょっと何点か、個人的な感想ですけど述べたいと思います。
 1つ目に、学生が学校のそういう教育課程の一環で、労働者の現場を通して労働について学んでちゃんと連帯に貢献する、そういう所を見て、私は非常に感動したんですよ。日本でもやっぱりそういう労働について学ぶというのは、労働と大学、労働と授業みたいな本当に形の上で、教科書に全然載ってないようなことを、労働者の現状とはかけ離れているという、そういう所しか私は知らないので。そういう現実とは対照的に、学生の方から
労働者の闘争現場に入っていくと。そういう連帯のあり方というのは、私は日本の労働者もこれは学んでいかなければいけないんじゃないかと思いました。
 2つ目なんですが、旭支会の労働者のこの七十数分の中で結構出てたのは、いろんな被解雇者が出て、多くの労働者が闘争現場を訪問して激励し合っているということなんですね。これはもうすごい連帯うらやましいという提起もあったんですけど、これは私も同じことを思ってまして、やっぱりユニオンとかでもいろんな労働者がいるんですけど、なかなかお互いの闘争現場に行ったり、職場を行き来するということはあんまり、なかなかそういう大々的な闘争のあった時ぐらいしかそういう、あんまり多いとは言えないと思うんですよ。そういう本当にお互いの闘っている場に入って励まし合うという、そういうところをもっとやっていきたいなというふうに思いました。
 最後3点目なんですけど、結構この韓国の労働者のなんかすごいいいなと思うのは、家族の話が出るんですよ。その中身が、本当に私もすごい経験があるんですよ、家族問題なんですよ、労働運動やっていくと。常に理解されない。もうあきらめて、解雇になったら次の職場を探す。そういうことばかり繰り返していると、労働者勝てないんだというふうに思いながらも、やっぱり一方で納得できない自分がいるんですけど、本当に彼らはつらいことが毎日毎日ずっとあったと思うんですよ。1日に6人も死んでいく、こういうことがずっと続いていくと。そういう中でも、本当に起こっていることはシビアなんですよ。そういうことがあるにもかかわらず、ああやって闘いを引き継いでいくという、このドキュメンタリーの映画を日本でも労働者が作れるようなそういう所に持っていきたいというのはもちろんあるんですけど、まずはやっぱり彼らがどういう闘いをやっているかということを、私たちがちゃんと学んで、ちゃんと職場で実践していくということが大切ではないかなというふうに思いました。
 さっき言われた、もっともっと外に出ていくと。私も職場の中を見るとやっぱりおもしろくないと、その前提として仕事がおもしろいと思ったことは実はない、やらされていると。そういうことで、労働者が主体性を発揮できるような運動にしていくということがやっぱり重要だと思います。今日はこういう機会をありがとうございました。

【B】
 映画は初めて見たんですけど、映画の最初の方で、火力発電所の事故で死んでしまったキムヨンギュンさんのお母さんが、あれ相手は政府の労働者かね、なんか制服を着てる姿の男の人に向かって、これは国がシステムとしてどんどん非正規にしていったと、で、安全対策なんか何もとってないのは分かってて、それを放置していたじゃないかということをまず詰め寄ってたと思うんです。ただ子どもが死んだ悲しみだけじゃなくて、ちゃんとなんでこんなことになったのかという所で闘おうとしているなと思って、で、映画の最後の方で、1周忌の場面じゃないかと思うんですけれど、政治と企業がグルになっちょると、グルになって持たざる庶民を殺してるじゃないかと。だから、持たざる者が闘うしかない、この世の中変えるしかないんだという決意を述べてたんですよね。これ本当にものすごい闘いをしてるなと思って、ちょっと感動しました。
 もう一つ同時に、そういう非正規で命の危険にさらされるような働き方をさせられている、亡くなったそのお子さんと同じ職場の同僚たちのそのまた親御さんという人たちもいらっしゃるわけでしょう。その人たちが、彼女の訴えをどういうふうに受け止めたのかなと、私はそこにちょっと関心があったんです。やっぱり仕事がこれしかないんだからしょうがないみたいな感じで黙ってたら、本当にもう殺されてしまうという、そういう思いを持って一緒に闘っていけるような運動ができたらいいなというふうに思うんです。やっぱり労働災害とか過労死とか、その家族の人たちとの関係というものを労働運動がどう作っていくかというのは非常に重要かなと思ってます。

受講レポートより

【1】
 家族の話、家族ぐるみのたたかい。この団結をくずさないためのたたかいをしっかりして、労組がかたまっている。いっしょに食事して、踊って、まだまだ、私たちは・・・と思いつつ、国鉄1047名闘争はそうやってきたから長くたたかえたんだなあとか思いました。
 チャホノ氏以外は新規雇用しますなどという条件は本当に許せませんが、あたりまえのように支会は拒否します。資本の手口や考えることは、進歩がないな、と思いました。

【2】
 AGC闘争については、よく耳にするけれどあまりちゃんと頭に入っていませんでしたが、映画がわかりやすかったです。超優遇された日本の資本が韓国の労働者を見せしめのように切り捨てているのは、本当に植民地あつかいで許せないです。
 それでも長期にわたる闘いを明るさを失なわず続けていることにとても感銘を受けます。日本の労働者が見習うべきところだと感じます。前に「人として生きよう」とい映画を見たとき、見おわって逆につらいような気持になったのを思いだしました。“苦しくても耐え続けることが素晴らしいこと”と言われているみたいな、そこの印象だけが残ってしまって・・・。団結して闘うことは、よろこびであり楽しいことなのだと、労組は労働者をはげます存在であってほしいです。

【3】
 支会長だけでなく現場組合員が、家族のことなど悩みを卒直に言って、生き生き語りながら、連帯しながら、解放的に闘っている姿がすばらしい。楽しそうだなと思いました。
 全教組も法外労組あつかい。旭非正規職支会も和解の内容は組合代表であるチャホノ支会長は雇用しない(労組を絶対認めない)というもので許せない。日本でも関生のようなまっとうな労働組合活動が犯罪とされている。でもそれは労働組合が資本にとって最も恐れる存在ということ。韓国でも日本でも同じ闘いをしているのだと思うし、資本、それを支える国家とは非和解だと改めて感じました。

【4】
 旭非正規職支会の闘いについて、組合員の人間味が出された良い映画だと感じました。どんなことを考えながら闘っているということが、組合員同志でも共有されているのだと思います。非正規職撤廃という闘いを全労働者の普遍的な闘いにして行く内容を持っているのは、分断に対して徹底的に闘っているからではないでしょうか。非正規の闘いについて、討論できたのは良かったと思います。

【5】
 労働者のプライド(ほこり)をかけて闘っている姿に胸が熱くなりました。インタビューの中で、初めて現場でシュプレヒコールをあげた初日が忘れられないとありました。管理職が何も言えなかったという経験をした 〜 それは労働者に力がある、解放されたという実感ができたんだと思いました。その経験が労働者には必要で、以前(昔)ストをした人達の話を聞くと、本当にうれしそうに「やったよー!」「おもしろかった」と言われます。
 解雇をもってしても、それを上まわる、つき抜けるような解放感をもてたら闘う労働組合はよみがえるのではと思えました。

【6】
 「持たざるものが社会を変えていくしかない」というお母さん(キム・ミスクさん)の言葉が胸にせまった。
 普通の労働者が闘う中で仲間を拡げながら、家族関係ものりこえながら、日常として闘争を継続する姿がリアルに伝わってきた。
 非正規労働者が社会を変革する主体であるという事が、韓国の闘いを通じて実感できる映画であった。

【7】
 映画で印象に残ったのは、冒頭でキム・ヨンギュンさんの母親キム・ミスクさんが雇用労働部長官を前に、国を弾劾している場面です。この弾劾を黙って聞き、最後に「二度とこうした事故が起こらないようにします」と言わざるをえなかった。その場では完全に力関係が変っていたように思います。そういう力関係の転換を日常の闘いを通してつくり上げていく中で、労働運動をよみがえらせていくことができるのではないかと感じました。
 また旭非正規職支会のそれぞれの労働者の発言、生き様を見て、動労千葉の分割・民営化に抗してストに立ち上がっていく頃の闘いとオーバーラップする印象も受けました。新自由主義の下で、闘い抜いていくこの日韓の闘いとその結合は重要だと思います。正規・非正規の分断を打ち破り、全世界の労働者の闘いで新自由主義を打倒していきましょう。
 そのために労働運動・労働組合の再生が必要で、日常不断に職場で闘い抜くことの重要性を改めて感じました。

【8】
 非正規職撤廃の闘いなど、厳しい現状の中でも労働者が生き生きと闘い抜く姿に感銘を受けました。コロナ禍で往来困難ですが、国際連帯の意義と重要性を改めて思います。
 AGC資本がチャホノ支会長を除いて正規雇用する、民主労総と金属労組に発展資金を出すと提案したのはまさに分断であり許せません。
 旭支会が自分たちで闘うだけでなく、闘争現場にかけつけて、クモのように網目を張りめぐらすのは「労働者の闘いの原点」でもあり、世界の労働者の心を捉えると思います。

【9】
 非正規職撤廃は、階級闘争の重要テーマであることを上映学習会を通じて確認した。
 世界的な新自由主義攻撃は、労働者の権利をどんどんふみつけ、より強搾取と労働者を人間扱いしない、とりわけ、もうからない、安全、衛生、教育や、労働の環境を劣悪にしていく。
 だからこそ、資本、権力と闘う労組の建設とその連帯として労組ネットワークが死活的であることを実感した。
 企業に殺されたキム・ヨンギュンさんの無念を、その母が「国の政治よって当たり前のように命が奪われていきます。一人一人の命がどれだけ大切ですか。政治と企業のグルになって持たざる庶民を殺しています。結局は持たざる人が変えなくはてはなりません。命をふみにじり、権利を奪う資本家たちを許せません!」というのは、全ての労働者階級の思いだと感じた。

【10】
 最近テレビのCMでよくAGCが流れています。わざわざ海外に工場をつくるのは、より安く、より好都合に事業を展開するため、低賃金で、労働法などの規制から自由になるため、そのことが映画からよくわかりました。かつての植民地支配に至った歴史と何が違うのでしょうか。
 一方で、非正規労働者が自らの手で、労働組合を結成し団結を守り抜きながら、人間らしく生きられる社会を目指して闘っておられる姿には、とても心が晴ればれするものを感じました。実際には、民主労組を非正規職中心の組合へ現場からつくり変えていくという過程とも重なったと思いますが、その底力は、高空篭城や門前闘争など粘り強い現場での闘いであるということがわかりました。
 日本でも非正規が増大し、賃金や労働時間、労働条件などが悪化していますが、今日の映画をみて「決して絶望ではない」と思えました。

【11】
 初めて視聴したかんそう を何点か述べます。
 一つ目に、学生が教育過程の一環で旭支会の労働者との連帯を表明した点です。日本でも大学の労働法の授業で「労働」を客観的に論じられる程度のもが大半であり、とても労働者の現状を伝えきれていないのが現実です。それとは対照的に、学生が労働者の闘争現場に入る姿勢は、日本の労働者も学ぶべき連帯の在り方だと思います。その連帯への反動としての、旭による学生への損害賠償請求は、絶対に許しません。
 二つ目に、旭支会の労働者が、多くの労働者の闘争現場を訪れて激励し合っている点です。ユニオンにも様々な業種の組合員がいますが、日常的にお互い現場(職場という意味でも闘争現場という意味でも)を行き来する機会は、多いとは言えない状況です。その様な現状から日本の労働者も一歩、踏み出して大きな闘いにしていく気概を持たなければと切に思います。
 三つ目に、闘争に立ち上がった労働者の表情が非常に生き生きとしている点です。家族との関係から過酷な労働現場の状況に至るまで、非常に辛い経験をしているのにもかかわらず、闘争を続けようと奮い立っていることです。最も労働者の現状を示しているテーマであり、今後も重要な論点になりうると思います。

7・16AGC本社行動&抗議デモに結集を!

2015年春、AGC韓国工場で労働組合を結成した非正規職労働者たち178人がメール1本で一斉解雇!以来6年、旭支会は解雇撤回・正規職雇用を求めて闘っている。

来る7月14日、解雇当時のAGC韓国法人・旭硝子ファインテクノ韓国(AFK)社長・原納猛が「不法派遣」で起訴された刑事事件の一審判決が下される。求刑は原納が懲役6カ月、AFKに罰金2000万ウォン(約196万円)だ。韓国では製造業への派遣業務は解禁されていない。派遣法違反は懲役3年以下、3000万ウォン以下の罰金が科せられる。

MBC放送(韓国の公共放送)が不法派遣問題を特集し、旭支会のチャホノ支会長のインタビューを放映するなど7・14判決に注目が集まっている。MBC放送のインタビューにチャボノ支会長は、「企業は数百億ウォンの利益を上げるのに不法派遣で処罰を受けても罰金数百ウォンだったら、社長の誰が法を守りますか?」「来月7月14日に裁判所が厳重な処罰を下すよう関心を持っていただきたい」と語っている。

この判決直後の16日、旭支援共闘会議はAGC本社行動&抗議デモを闘います。日韓労働者の連帯行動でAGC本社に解雇撤回・正規職雇用を迫ろう!

今回AGC本社新丸の内ビルを取り囲むデモを考えましたが、何と東京駅丸の内口(皇居周辺)は東京都がデモの道路使用許可を出さないと言って、警視庁が実質的に丸の内のデモを禁止しました!

天皇と皇居に守られる三菱財閥旭硝子AGC!

冗談じゃありません。断固として抗議の声をあげます。

社長を監獄へ!

本社は謝罪しろ!

全員を正社員として工場に戻せ!

7・16AGC本社行動&抗議デモへの結集をお願いします!

■AGC本社行動

15:00 東京駅丸の内北口集合

15:15 AGC本社前に移動。①申し入れ、②AGC本社前宣伝活動

15:40 街頭宣伝終了→デモ出発地の常盤橋公園へ移動

■AGC本社デモ

16:00 常盤橋公園集合→16:15デモ出発!

16:50 神田橋公園到着

6・25AGC旭硝子本社へ抗議行動

 2021年6月25日、旭非正規職支会支援共闘会議は、東京丸の内にあるAGC旭硝子本社への抗議行動を行った。

 緊急事態宣言も解除され、支援共闘会議は事前に本社総務部の担当者に申入書を送付して、この日の申入れを予告した。しかしこれまでと同様、「本件につきましては、AGCファインテクノ韓国株式会社において適切に対応しており、AGC株式会社としてコメントする立場にはありません。」「お受けできない」との拒否回答が直前に支援共闘会議に郵送されてきた。

 緊急事態宣言中は、本社の受付を閉めてしまい、宣言が明けて受付が戻ったら担当者が在宅勤務で不在だという。逃げまくる本社。許せない。

 この間、韓国のMBC放送(韓国の公共放送)が、韓国における「不法派遣」問題を特集して、旭非正規職支会の闘争をクローズアップしている。7月14日の判決に注目が集まる。

 もし韓国の企業が、日本で、日本の法律を無視して違法に労働者を働かせていたとしたらどうだろうか?日本政府をあげて、マスメディアをあげて、大騒ぎするのは間違いないだろう。

 しかし実際は、日本企業こそが、戦前の話ばかりでなく、今もなお、韓国において違法なやり方で解雇=使い捨てを繰り返しているのだ。世界一のガラスメーカー、AGC旭硝子がそうであり、またサンケン電気がそうである。

 同じ6月25日、埼玉県新座市、東武東上線志木駅近くに本社を置くサンケン電気の株主総会が開かれた。すでに紹介した通り、サンケン電気は新型コロナに乗じて、韓国子会社を偽装廃業した。1996年に民主労組ができ、以来会社の組合つぶしを何度もはねのけて団結と雇用を守り抜いてきたサンケン電気労働者は、会社も職場もなくなるという状況で、不退転で16人の組合員が解雇撤回の闘いに立ち上がっている。

 「韓国サンケン労組と連帯するさいたま市民の会」「韓国サンケン労組を支援する会」などを中心に日本の労働者市民の連帯闘争が長く続けられてきた。この日の株主総会で会社を追い詰め、偽装廃業を撤回させようと闘いが強化されてきた中で、5月10日のサンケン電気門前行動で「支援する会」の尾澤さんが不当逮捕された。ガードマンに対する「暴力事件」がでっち上げられた。尾澤さんは何とサンケン電気の株主だった。尾澤さんが株主総会に出られないようにするための不当逮捕だ。

 サンケン電気は韓国子会社の偽装廃業を撤回しろ!労働者の解雇を撤回しろ!尾澤さんを釈放しろ!と闘いは、前進してきた。この中で、80人の結集と怒りの声で株主総会は包囲された。

 旭非正規職支会支援共闘会議からは、群馬合同労組の仲間が、午前中サンケン電気本社前に結集した。大阪から結集した関西生コン支部や全労協の仲間とともに、旭非正規職支会支援共闘会議(群馬合同労組)として連帯のあいさつを行った。新自由主義の時代に対抗して団結と労働組合を守るために闘う韓国の労働者と連帯して、闘いに勝利しよう、この連帯から日本にも労働組合と団結を取り戻そう!と訴えた。

 旭非正規職支会が言うように、労働者はひとつだ。ともに闘い、連帯しよう!

http://www.labornetjp.org/news/2021/0625hokoku

回答書

申入書

当会は、貴社に対して、下記の通り申し入れます。2021年6月25日15:45頃に当会代表者が貴社本社に申入れのために訪問しますので、部屋を確保の上、対応し、話を聞く場を用意してください。

1  貴社は、2020年12月10日の取締役会の決議をもって、代表取締役の異動を決定し、2021年1月1日から島村琢哉氏を代表取締役兼社長執行役員から代表取締役兼会長に、さらに2021年3月30日をもって代表権のない取締役兼会長に退任すると発表するとともに、その理由を「ガバナンス体制の刷新」を目的とすると公表しました。当会としては、旭非正規職支会に対する違法派遣や不当労働行為の問題、さらにはAGCファインテクノ韓国株式会社(AFK)に対する管理・統制・指導の問題もガバナンスの問題の中に当然含まれていると理解していますが、これに関して貴社の見解を示してください。

2  グループ会社であるAGCファインテクノ韓国株式会社(AFK)に対して、貴社として、現地・韓国の法律・司法判断に従うように指導してください。また、貴社「サステナビリティ データブック2020」の「人権と労働」にある以下の記載を誠実に実行してください。

 『AGCグループは、約30の国・地域で操業しており、現地の労働法規の遵守は・・・企業活動に重要であると認識しています。』

3  2020年11月20日の当会の申入れで、貴社が認めたように、AFKの社長は、貴社の人事で派遣され、就任しています。貴社の、AFKに対する監督責任は、どの程度のものであるのか、AFKの違法行為に対する法的責任は、AGC本社には及ばないのか、見解を示してください。

4  2021年5月3日不法派遣刑事裁判において、韓国大邱(テグ)検察庁キムチョン支庁は、原納猛AFK元社長(当時)に対して懲役6カ月の求刑、AFKに対して2000万ウォンの罰金の求刑を行いました。原納猛氏は、AGCファインテクノ韓国株式会社の社長に就任する前は、電子カンパニー技術開発本部本部長を務めていました。貴社本社の人事異動で同社の社長に就任したのであり、本社の責任は重大です。求刑に先立つ4月22日には、韓国民主労総金属労組が、日本大使館に対して、申入書(別紙添付の「質疑書」と「抗議書簡」)を送付しています。韓国労働者の激しい怒りに対して、貴社は、判決を待つまでもなく、真摯な謝罪と補償、組合員全員の正社員としての雇用をもって解決をはかってください。

以上

ソソンリにサードミサイルを配備するな!

 韓国政府がサードミサイル配備計画を進める慶尚北道星州郡ソソンリ。AGCファインテクノ韓国工場がある亀尾(クミ)市の隣の郡で、旭非正規職支会のろう城場から20キロほど、人口100人の小さな農村だ。ここで今日も大量の警察機動隊を配備して、住民を排除して、工事と搬入が続いている。常にかけつけて、住民たちといっしょに身体を投げ出して闘う旭非正規職支会や金属労組KEC支会、民主労総の労働者同志たち。戦争反対と民衆の連帯のために闘う姿に胸が熱くなる。

 フェイスブックに投稿された写真を掲載する。

2021年5月27日
以下2021年6月8日
チャホノ支会長
「首を締めて引っ張り出される我が組織部長 ソソンリには今日も数千人の暴力警察官が入ってきた。 住民と連帯者を強制的に引っ張り出して。 水車3台、トレーラー1台が入った。 小城里の住民たちは戦争兵器のサードが出るまで最後まで戦う。 私たちも一緒に最後まで戦う。」チャホノ支会長
ぺテソン同志「ソソンリ。 引き出されたが私たちはまた歌って踊った.
平和とは暴力によって防げるものではない。」
サンケン電気の偽装廃業と闘うキムウニョン同志(民主労総副委員長)もソソンリへ。(2021年6月5日)

亀尾市(クミし)は大韓民国慶尚北道の南西部にある市である。朴正煕元大統領の出身地であり、その政権下で工業都市化が進んだ。人口約39万人。旭非正規職支会やKEC支会が労働組合として闘っている。隣にソソンリのあるソンジュ(星州)郡、トールゲート(料金所労働者)闘争ろう城現場となった高速道路公団本部のあるキムチョン(金泉)市、郡庁労働者が長期ストライキ闘争を闘ったクヌィ(軍威)郡などがある。旭非正規職支会は必ず地域の闘争現場にかけつけてともに闘っている。

僕たちの時が来た!

旭闘争6年、もう僕たちの時が来た!

旭硝子から6年ぶりの連絡があった。 胸がはずんだ。 元請けの使用者である旭資本が労組を立ち上げたことを理由に、集団解雇された我が社内下請け労働者らに対し、初めて対話の場を提案したのだ。 うれしかったが、緊張した。 我々は組合員たちと集団的な討論を始めた. 旭資本が提示する案は、我々が受け入れがたい案であることは火を見るよりも明らかだった。 受け入れられない案なら断固として集団的に拒否する力が必要だった。 我々は集団的討論を通じて、さまざまなケースを予想し、意見をまとめた。

2月23日、使用者側と会った。 まず会社側の案について説明を聞いた。

「全員正規職として雇用する」。 ただ支会長は雇用が難しい。 「雇用しない代わりに3億4千万ウォンの慰労金を支給する」 新規採用する組合員は1人当たり9千2百万ウォンを支給する。 そして、民主労総と金属労組に発展基金を出す」。

それらしい。3億4千もくれると言ったら、頭の中で一度も触ったことのないお金が描かれた。 そして旭労組破壊犯罪者たちは、「本当にお金がたくさんあるな」と思った。 新入社員の時も9200万ウォンくれるというから、内心「お金で済まそうと決めたんだな」と思った。

会社側の話は終わった. 私たちが話を始めた。

「旭が6年ぶりに私たちに会おうと言ったのは、労働組合を認めることだと思います。 それでは一番先に謝らなければならないですね。 謝罪からしてください」。

謝罪を要求した。 会社側は、「そのようなことは普通、合意文に作成するものではないのか」とごまかした。 再び22人全員が雇用が可能なのかを質問した。 会社側は、「それは難しい」と答えた。 それなら我々もこれ以上話すことはない」と一線を引いた。 22人の雇用が可能な時に再び連絡するように」とし、「面談は中止しよう」と話した。 会社側の慌てた表情がそのまま表われた。 会社側は、「互いに立場を交わし、対話を続けてほしい」と再び提案した。 私たちはそのような考えはない」と断言し、席を立った。

胸がすっきりした。 これまでやられた悔しさを込めて一発食らわせる痛快さを感じた。 直ちに会社側の立場を整理し、組合員と疎通を図った。 地元メディアに内容を公開し、「連帯同志」にも内容を公開した。 公開するということで胸がいっぱいになった。

●決して諦められない民主労組運動の原則

7年間長期闘争をしているが、我々は堂々としている。 我々を分裂させるために作った案を世間に公開し、旭資本の卑劣さを暴露した。 まるで勝利したかのように気持ちがよかった。 長期闘争をする労働者たちは力がないとみな考える。 長期闘争で資本が案を投じれば、労働者はそれを無条件に受け取るしかないと考える。 「資本は与える立場であり、労働者たちは受け取る立場だと考える。」 どういたしまして。 ◆いくら切迫しても、労働者の自尊心を奪われることはできない。

お金の使い方で敢えてどこへ! 旭資本は労働者を踏みにじり、労働者の自尊心に触れてはどうなるのか、経験しなければならない。 我々は受け取った分だけ返す。 二度とお金で私たちを揺さぶらないようにしたかった。 熱く一発食らわせたのだから、第1戦は我々が勝利した。 しかし、まだまだ先は遠い。 私たちは必ず謝罪を受け、民主労組を守り抜く。

旭非正規職支会は、民主労組の原則を守りながら戦うために努力する。 組合員数は22人に過ぎないが、集団的な討論を通じて決定する。 透明に運営し、すべての内容を公開する。 組合員たちが「生きている労組、連帯する労組」を作り、7年間戦っている。 私たちには自負心がある。 我々は民主労組を守り、堂々と闘争する労働者だ。

旭資本が出した案を拒否したことを、多くの同志たちが「すばらしい決定であり、難しい決定だ」と応援した。 しかし、私たちは決して困難な決断をしなかった。 簡単に決定したし、当然の決定だった。 組合員22人はみんな同じ気持ちだった。 共に戦った我々が誰も雇用し、誰も雇用しない方式には絶対同意できなかった。

旭資本は組合員たちが慰労金の数億ウォンに揺れると判断したが、それは私たちをあまりにも軽んじて浅知恵を働かせたものだ。 鋼鉄が絶え間ない金づちを使って鍛えられるように、労働者たちは闘争を通じて鍛えられる。 旭非正規職支会が歩んできた6年間の闘争は、そのようにわれわれを変化させた。 労働者が団結すれば勝利するという真実を我々は身につけてきた. 資本に向けた組合員の目は、依然として輝きながら生きている。 旭資本は、我々が生きて動く労働者、闘争する労働者だということをまだよく知らない。

[社説]不法派遣摘発しても、検察は手抜き捜査、司法部は軽い処罰

5月3日、アサヒグラス派遣法違反の刑事裁判で最終弁論が行われた。 検察は、旭社長の原納猛懲役6ヵ月、下請社長のチョン·ジェユン懲役4ヵ月、アサヒグラス法人の罰金5千万ウォン、下請法人の罰金5百万ウォンを求刑した。 形式的に弱い. 検察と司法部は派遣法違反を犯罪と考えない。

韓国ジーエム·ライリー社長は2013年2月、派遣法違反で起訴され、最高裁判所で罰金700万ウォンを言い渡された。 下請会社の代表4人もそれぞれ罰金400万ウォンを言い渡された。 7年後の20年2月、韓国ジーエム·カッハー·カゼム社長が再び派遣法違反で検察に起訴され、現在裁判を受けている。 派遣法違反で有罪判決を受けても気にせず、また不法派遣が続く理由は、まともに処罰されないためだ。

派遣法違反は、派遣法第43条の規定により、3年以下の懲役または3千万ウォン以下の罰金の処罰を受ける。 ところが裁判所は、韓国ジーエムライリー社長に罰金700万ウォンを言い渡した。 一人でお酒を飲んで飲酒運転でかかっても、罰金1千万ウォンから1千万ウォンの罰金を払わなければならない。 偽装請負で非正規職を雇用して稼ぐお金が数十億から数百億に達する。 不法で数十、数百億を得ても罰金刑であり、その罰金も数百万ウォンに過ぎない。 一体どんな社長が法を守ろうとするだろうか。

派遣法違反は犯罪だ。 正規職を雇用すべき労働者を非正規職として雇用し、不安定労働を作る。 2019年1月31日、ソウル南部地裁は、事件番号「2018、ゴーダン165派遣法」違反事件で、セーブゾーンの会社側代表らに懲役1年と懲役10ヵ月を言い渡し、ただし2年間刑の執行を猶予するという懲役刑を言い渡した。 裁判を行ったイム·ジョンヒョ裁判官は、「派遣法違反は劣悪な労働環境に置かれるようにする犯罪であり、韓国社会にも深刻な害悪を及ぼし、罪責が重い」と判決した。

旭は外資系企業として12万坪の土地を無償賃貸してもらい、国税·地方税減免の恩恵も受けている。 年平均売上高1兆ウォンずつ稼ぐ。 韓国ジーエムや旭のような外資系企業が国内に入って不法行為を行うのは、「韓国でこの程度の不法行為はしてもいい」というひねくれた認識から始まった。 このように企業の誤った認識は、これまで韓国社会が企業の不法行為を軽く考えたり、目をつぶったりしてきたためだ。

22人の復職だけでなく、みんなの勝利のために

7月14日、旭派遣法違反の刑事裁判判決がある。 われわれは裁判部に旭厳重処罰嘆願書を提出する予定だ。 1万人以上の方々が厳重処罰嘆願書に一緒に来てくださった。 労働者たちがどのように争うかによって、裁判所の判決も変わる。 裁判が公正でないのは昨日今日のことではない。 起訴されても、裁判所に任せておくことはできない。 我々は裁判所の甘い処罰を予想するが、それでも最善を尽くして戦う。

古語に’長病に孝子なし’という諺がある。 親の病気でも長い間看病すると、疎かになるものだという意味だ。 闘争が長期化すれば、疲れて苦しくなるのは当然だ。 ◆長期闘争をする労働者が団結力を維持しながら戦っていくのは容易ではない。 しかし、私たちは疲れないように努力し、集中力を発揮して闘争し、力を維持してきた。 資本は、時間稼ぎで生活苦に直面している我々を疲れさせようとしたが、結局失敗した。

今はまだ不利な時間だったと思うのなら,これからはこっちにとって有利な時間だ. 急ぐ理由がない。 我々は闘争を早く終わらせるより、きちんと終わらせることのほうが重要だと考えている。 雇用され補償されることほど重要なことは、謝罪され民主労組を守り抜くことだ。 まさにそれが旭非正規職労働者の勝利だけでなく、我々皆の勝利へと進む道だ。 旭闘争は必ず勝利する。 「いつどうやって勝つか」が残っているだけだ。

「全国不安定労働撤廃連帯」のブログから転載

http://workright.jinbo.net/xe/issue/73913?fbclid=IwAR3we94nZf-XiNBXLiV3oDrn0ZlyFnsaXmQGIDU_vTFIskxwDE5BxdavUl8

旭・サンケン支援 今こそ日韓連帯の大運動を!

 韓国・大邱(テグ)地方法院金泉(キムチョン)支庁でのAFK(AGC旭ファインテクノコリア)の不法派遣に対する刑事裁判の判決が2021年7月14日に近づいた。6月2日には亀尾(クミ)の工場前のろう城場で水曜文化集会が盛大に行われた。当時の日本人社長に懲役6カ月の求刑が行われている。責任を取って韓国の刑務所に服役してもらいたい。そしてすべての組合員を正社員として雇用して、職場に戻させなければならない。

 韓国では、サンケン電気(本社・埼玉県新座市)の子会社が、偽装廃業を行い、組合員全員を解雇したことに対して、決死の闘いが行われている。2016年にも事業場を閉鎖して組合員全員解雇を行ったが、解雇撤回闘争に勝利して翌年職場復帰、この時に、雇用問題は事前に協議をすると確認をしたにもかかわらず、コロナで組合員が来日できないことを見越して偽装廃業で全員解雇をしたのである。

 全労協を中心に支援する会が作られ、粘り強く献身的に日本での連帯行動が組織されてきた。昨年来、サンケン電気のこの暴挙に、組合員の分も日本の支援が闘おうと、全国で、本社・工場・営業所を包囲する行動が闘われてきた。そして、5月10日、本社門前行動を闘っていたサンケン労組を支援する会のメンバーが不当逮捕され、起訴されてしまった。彼はなんとサンケン電気の株主なのだそうだ。6月25日の株主総会を前に、批判を封じ込めるためにでっち上げ逮捕・起訴を行ったのだと合点がいく。許せない。

 こうした中で、韓国の労働組合の、日本企業による労働組合つぶしと闘う連帯・連携が進みだしている。この流れを、日本の労働組合・市民運動の連帯に結び付け、今こそ日本から日韓労働者市民の支援連帯の大運動を作り出さなければならない。韓国の労働者が必死に闘い、作り出してくれたこの機運を本物にしなければならない。その中から、日本の新自由主義と対決する労働運動の新たな飛躍を実現しなければならない。

 6月3日、旭非正規職支会支援共闘会議から群馬合同労組の2名が、サンケン電気本社の早朝門前行動に参加をした。門前行動には韓国のサンケン労組の組合員が、オンラインでつながり、同時通訳で直接サンケンの労働者、そして和田社長に対して訴えた。群馬から旭非正規職支会支援共闘会議の仲間がかけつけてくれたと紹介してもらい、清水事務局長がマイクを握って訴えた。とりわけAGC子会社の社長に違法派遣で懲役6カ月の求刑が行われ、7月14日に判決が出るという話に集まった支援が沸く。和田社長、悪事をやって無事で済むと思うな!と。

 現場の思いは真剣だ。何としてもサンケン労組の仲間の闘いに応えたいと。現場には、連帯と共闘の機運があふれている。旭非正規職支会支援共闘会議はともにサンケン労組の組合員が職場に戻れるように、ともに闘う。

旭非正規職支会、結成6周年!

旭非正規職支会チャホノ支会長のフェイスブック投稿からシェアします。旭非正規職支会の闘いは、金では買えない大事なものがあるということを教えてくれる。

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旭非正規職支会6歳の誕生日おめでとう。

5月29日。6年前の今日、労組を設立した。

緊張しながら浮かれた気持ちで始めたが、178人が解雇されるとは思わなかったし…。 6年間戦うとは想像もできなかった。

今は座り込み場があるが、写真は何もない。 最初はああだった。

最も変わったのは我々だ。 私たち自ら限界を克服する数多くのことを経験し、生まれ変わったのも同然だ。 全国に同志たちに会って。 世間を知るようになったから。

長い時間の経験は、金を払っても買うことのできない有意義な時間だった。