8/20AGC本社への抗議行動・デモに結集を!

 2021年8月11日、韓国の裁判所はついに旭ファインテクノコリア(AGC旭硝子韓国子会社)社長(当時)原納猛に対して懲役6カ月の有罪判決を下した。あらゆる詭弁を弄しても、非正規労働者をこき使って違法に莫大な利益を上げたきたことが、不法派遣の犯罪行為であったと断を下されたのだ。

 そしてそれはまた請負会社GTSの労働者138人の労働者が旭非正規職支会を結成したことに対して、たった1ヶ月で請負契約を破棄して全員解雇したことが労働組合つぶしだったことを明らかにしている。

 AGC旭硝子本社は、世界30カ国でグローバル展開するが、このような汚いやり方で、労働者を支配し、莫大な利益を上げている。私たちは日本の労働者民衆としての責任を果たす。

 AGC旭硝子本社は、ただちに解雇者全員を正社員として職場に戻せ!不法派遣と不当解雇に謝罪せよ!本社の責任で解決せよ!

 旭非正規職支会支援共闘会議は、8月20日(金)に決意も新たにAGC旭硝子本社に対する抗議行動とデモに決起する!警視庁のデモコース変更を許さず、ついにAGC旭硝子本社(新丸の内ビルディング)へのデモを認めさせた!みなさんの結集をお願いします!

8・20AGC旭硝子本社抗議行動/デモ

日時 2021年8月20日(金)

15:00 AGC本社申入れ・抗議宣伝行動
15:45 デモ出発地点(常盤橋公園)に移動
16:00 常盤橋公園入口に集合
16:15 デモ出発
【デモコース】常盤橋公園→大手町駅前左折→新丸ビルの角左折→東京駅丸の内北口→ガード下→呉服橋→常盤橋公園前(16:50 解散)

http://worknworld.kctu.org/news/articleView.html?idxno=403857

(労働と世界 2021.8.12)

旭硝子、製造業不法派遣元請け最初の懲役刑

支会、”闘争で勝ち取った元請け処罰、直接雇用しろ”…勤労者地位確認は2審、不当労働行為は最高裁

大邱地裁金泉支院が旭硝子元請けの不法派遣犯罪に懲役刑を言い渡した。製造業不法派遣最初の元請け懲役刑だ。

刑事1単独裁判所は、元請け原納猛前旭硝子代表に懲役6か月執行猶予2年、旭硝子法人に罰金1500万ウォンを言い渡した。下請けチョンジェユンGTS前代表に懲役4か月執行猶予2年、罰金300万ウォンを言い渡した。

裁判所は、「間接雇用は労働者に不利益の大きい雇用形態であり、法律上許されない製造業直接生産工程に不法派遣を行った行為は重大な犯罪行為だ」とし、「178名の社内下請け非正規職労働者の被害者がいて、6年にわたり犯罪行為を犯したという事実を重要と判断し量刑を考慮した」と明らかにした。

検察は去る5月原納猛前代表とチョンジェユン前代表にそれぞれ懲役6か月、懲役4か月と元・下請け法人にそれぞれ罰金2千万ウォン、500万ウォンを求刑した。

金属労組亀尾支部旭硝子非正規職支会長は、「元請けの明白な犯罪行為を大邱地検金泉支庁が不起訴にした事件を支会が検察庁占拠籠城まで行い、起訴にした」とし、「告訴してから6年1か月ぶりに有罪判決が出た。闘わなかったら出なかった判決だ」と強調した。

亀尾支部旭非正規職支会の組合員たちは、旭硝子社内下請け会社で働き、2015年5月29日労組を結成し、6月30日メールで解雇の通達を受けた。支会は同年、旭硝子を不法派遣と不当労働行為で労働部に告訴・告発した。

労働部が2017年9月起訴意見で検察に送致したが、キムチョン支庁は証拠不十分で不起訴処分にした。支会が控訴し、大邱高検は再起捜査命令を下した。2019年2月最高検捜査審議委員会が起訴意見で送致したことによって金泉支庁が起訴した。

支会は現在会社側の不当労働行為・不法派遣などについて法廷闘争を展開している。不当労働行為は最高裁に、不法派遣は高裁段階にある。支会が、’労組破壊のための会社契約解除’という主張を1.2審は証拠不十分だと判断した。不法派遣(勤労者地位確認訴訟)は、2019年8月1審大邱地裁金泉支院が支会の主張を認めた。控訴審は9月29日に始まる。

해고 후 판결까지. 6년의 투쟁.(解雇後判決まで6年の闘争)

http://www.ntoday.co.kr/news/articleView.html?idxno=80042&fbclid=IwAR29SO2aSAUDNFnlHs3Ofh-S1zREGYNgmadOPF3dUtzNYAygkaknVn9V0BM

旭硝子、違法派遣1審で有罪判決「控訴するかどうかを検討」

パク·ジュファン記者承認 2021.08.12 18:00

旭硝子の不法派遣や不当労働行為を糾弾してきた非正規労働者らが、1審裁判で勝訴した。

【トゥデイ新聞のパク·ジュファン記者】

下請会社の労働者を不法派遣で使用してきた旭硝子が6年ぶりに裁判所で有罪判決を受けた。 ただ、旭硝子は19年、非正規職を直接雇用せよという裁判所の決定にも関わらず、追加裁判を続けてきただけに、今回も控訴する可能性が高いものと見られる。

12日、労働界や法曹界などによると、大邱(テグ)地裁金泉(キムチョン)支院刑事1単独(金ソンヨン裁判長)裁判部は、慶尚北道亀尾(キョンサンブクド·クミ)の旭硝子派遣法違反に対して有罪判決を下した。 これによって、旭硝子の原納猛前代表は懲役6ヵ月に執行猶予2年を宣告され、法人にも罰金1500万ウォンが科された。

製造業分野で派遣法違反で懲役刑まで言い渡されたのは今回が初めてだ。 裁判所は「間接雇用は労働者に不利益が大きい雇用形態であり、派遣法は直接製造·生産工程で派遣を禁止している」とし「派遣が原則的に許されない製造業の直接生産工程に不法派遣をしたことは重大な犯罪行為だ。 社内下請非正規職労働者178人の被害者がおり、6年間にわたり犯罪行為が行われたことを重要に判断して量刑に考慮した」と判決した。

旭硝子の非正規職労働者がこのような1審の裁判結果を導き出すのに6年という時間がかかった。 彼らは2015年、旭硝子を不法派遣·不当労働行為で雇用労働部に告訴し、2017年9月に起訴意見で検察に送致されたが、金泉支庁が証拠不十分として不起訴処分を下した。

その後、労働者らは再び抗告を行い、大邱高等検察庁が再起捜査命令を下した。 結局、2019年2月、最高検察庁捜査審議委員会の審議で起訴意見で送致したことで、金泉支庁の起訴が行われた。

金属労組亀尾支部のチャ·ホンホ朝日非正規職支会長は「大邱地方検察庁金泉支庁が明白な犯罪行為を不起訴にしたにもかかわらず、労働者たちが検察庁占拠座り込みまでして起訴とした」とし「1審判決は告訴してから6年1カ月ぶりに出ており、労働者たちが争っていなければならなかった判決だ。 旭硝子は裁判結果を認め、労働者に謝罪した後、直接雇用を履行すべきだ」と主張した。

ただ、旭硝子は、今回の判決に対し、控訴する可能性が高そうだ。 2019年にも非正規職労働者が提起した労働者地位確認民事訴訟1審で裁判所は彼らを直接雇用するよう判断したが、まだ2審が進行中だ。 このため、旭硝子の事業所は、依然として一部請負いで運営されている状況だ。

実際、旭硝子側は判決文を検討した後、控訴するかどうかを決める計画だと明らかにした。

旭硝子の関係者は、「今回の刑事判決について、会社としては残念な気持ちがある。 判決文を綿密に分析した後、控訴するかどうかを決定する計画だ」と述べた。

[出典] 本記事はトゥデイ新聞で作成された記事です(www.ntoday.co.kr)

6・25AGC旭硝子本社へ抗議行動

 2021年6月25日、旭非正規職支会支援共闘会議は、東京丸の内にあるAGC旭硝子本社への抗議行動を行った。

 緊急事態宣言も解除され、支援共闘会議は事前に本社総務部の担当者に申入書を送付して、この日の申入れを予告した。しかしこれまでと同様、「本件につきましては、AGCファインテクノ韓国株式会社において適切に対応しており、AGC株式会社としてコメントする立場にはありません。」「お受けできない」との拒否回答が直前に支援共闘会議に郵送されてきた。

 緊急事態宣言中は、本社の受付を閉めてしまい、宣言が明けて受付が戻ったら担当者が在宅勤務で不在だという。逃げまくる本社。許せない。

 この間、韓国のMBC放送(韓国の公共放送)が、韓国における「不法派遣」問題を特集して、旭非正規職支会の闘争をクローズアップしている。7月14日の判決に注目が集まる。

 もし韓国の企業が、日本で、日本の法律を無視して違法に労働者を働かせていたとしたらどうだろうか?日本政府をあげて、マスメディアをあげて、大騒ぎするのは間違いないだろう。

 しかし実際は、日本企業こそが、戦前の話ばかりでなく、今もなお、韓国において違法なやり方で解雇=使い捨てを繰り返しているのだ。世界一のガラスメーカー、AGC旭硝子がそうであり、またサンケン電気がそうである。

 同じ6月25日、埼玉県新座市、東武東上線志木駅近くに本社を置くサンケン電気の株主総会が開かれた。すでに紹介した通り、サンケン電気は新型コロナに乗じて、韓国子会社を偽装廃業した。1996年に民主労組ができ、以来会社の組合つぶしを何度もはねのけて団結と雇用を守り抜いてきたサンケン電気労働者は、会社も職場もなくなるという状況で、不退転で16人の組合員が解雇撤回の闘いに立ち上がっている。

 「韓国サンケン労組と連帯するさいたま市民の会」「韓国サンケン労組を支援する会」などを中心に日本の労働者市民の連帯闘争が長く続けられてきた。この日の株主総会で会社を追い詰め、偽装廃業を撤回させようと闘いが強化されてきた中で、5月10日のサンケン電気門前行動で「支援する会」の尾澤さんが不当逮捕された。ガードマンに対する「暴力事件」がでっち上げられた。尾澤さんは何とサンケン電気の株主だった。尾澤さんが株主総会に出られないようにするための不当逮捕だ。

 サンケン電気は韓国子会社の偽装廃業を撤回しろ!労働者の解雇を撤回しろ!尾澤さんを釈放しろ!と闘いは、前進してきた。この中で、80人の結集と怒りの声で株主総会は包囲された。

 旭非正規職支会支援共闘会議からは、群馬合同労組の仲間が、午前中サンケン電気本社前に結集した。大阪から結集した関西生コン支部や全労協の仲間とともに、旭非正規職支会支援共闘会議(群馬合同労組)として連帯のあいさつを行った。新自由主義の時代に対抗して団結と労働組合を守るために闘う韓国の労働者と連帯して、闘いに勝利しよう、この連帯から日本にも労働組合と団結を取り戻そう!と訴えた。

 旭非正規職支会が言うように、労働者はひとつだ。ともに闘い、連帯しよう!

http://www.labornetjp.org/news/2021/0625hokoku

回答書

申入書

当会は、貴社に対して、下記の通り申し入れます。2021年6月25日15:45頃に当会代表者が貴社本社に申入れのために訪問しますので、部屋を確保の上、対応し、話を聞く場を用意してください。

1  貴社は、2020年12月10日の取締役会の決議をもって、代表取締役の異動を決定し、2021年1月1日から島村琢哉氏を代表取締役兼社長執行役員から代表取締役兼会長に、さらに2021年3月30日をもって代表権のない取締役兼会長に退任すると発表するとともに、その理由を「ガバナンス体制の刷新」を目的とすると公表しました。当会としては、旭非正規職支会に対する違法派遣や不当労働行為の問題、さらにはAGCファインテクノ韓国株式会社(AFK)に対する管理・統制・指導の問題もガバナンスの問題の中に当然含まれていると理解していますが、これに関して貴社の見解を示してください。

2  グループ会社であるAGCファインテクノ韓国株式会社(AFK)に対して、貴社として、現地・韓国の法律・司法判断に従うように指導してください。また、貴社「サステナビリティ データブック2020」の「人権と労働」にある以下の記載を誠実に実行してください。

 『AGCグループは、約30の国・地域で操業しており、現地の労働法規の遵守は・・・企業活動に重要であると認識しています。』

3  2020年11月20日の当会の申入れで、貴社が認めたように、AFKの社長は、貴社の人事で派遣され、就任しています。貴社の、AFKに対する監督責任は、どの程度のものであるのか、AFKの違法行為に対する法的責任は、AGC本社には及ばないのか、見解を示してください。

4  2021年5月3日不法派遣刑事裁判において、韓国大邱(テグ)検察庁キムチョン支庁は、原納猛AFK元社長(当時)に対して懲役6カ月の求刑、AFKに対して2000万ウォンの罰金の求刑を行いました。原納猛氏は、AGCファインテクノ韓国株式会社の社長に就任する前は、電子カンパニー技術開発本部本部長を務めていました。貴社本社の人事異動で同社の社長に就任したのであり、本社の責任は重大です。求刑に先立つ4月22日には、韓国民主労総金属労組が、日本大使館に対して、申入書(別紙添付の「質疑書」と「抗議書簡」)を送付しています。韓国労働者の激しい怒りに対して、貴社は、判決を待つまでもなく、真摯な謝罪と補償、組合員全員の正社員としての雇用をもって解決をはかってください。

以上

旭・サンケン支援 今こそ日韓連帯の大運動を!

 韓国・大邱(テグ)地方法院金泉(キムチョン)支庁でのAFK(AGC旭ファインテクノコリア)の不法派遣に対する刑事裁判の判決が2021年7月14日に近づいた。6月2日には亀尾(クミ)の工場前のろう城場で水曜文化集会が盛大に行われた。当時の日本人社長に懲役6カ月の求刑が行われている。責任を取って韓国の刑務所に服役してもらいたい。そしてすべての組合員を正社員として雇用して、職場に戻させなければならない。

 韓国では、サンケン電気(本社・埼玉県新座市)の子会社が、偽装廃業を行い、組合員全員を解雇したことに対して、決死の闘いが行われている。2016年にも事業場を閉鎖して組合員全員解雇を行ったが、解雇撤回闘争に勝利して翌年職場復帰、この時に、雇用問題は事前に協議をすると確認をしたにもかかわらず、コロナで組合員が来日できないことを見越して偽装廃業で全員解雇をしたのである。

 全労協を中心に支援する会が作られ、粘り強く献身的に日本での連帯行動が組織されてきた。昨年来、サンケン電気のこの暴挙に、組合員の分も日本の支援が闘おうと、全国で、本社・工場・営業所を包囲する行動が闘われてきた。そして、5月10日、本社門前行動を闘っていたサンケン労組を支援する会のメンバーが不当逮捕され、起訴されてしまった。彼はなんとサンケン電気の株主なのだそうだ。6月25日の株主総会を前に、批判を封じ込めるためにでっち上げ逮捕・起訴を行ったのだと合点がいく。許せない。

 こうした中で、韓国の労働組合の、日本企業による労働組合つぶしと闘う連帯・連携が進みだしている。この流れを、日本の労働組合・市民運動の連帯に結び付け、今こそ日本から日韓労働者市民の支援連帯の大運動を作り出さなければならない。韓国の労働者が必死に闘い、作り出してくれたこの機運を本物にしなければならない。その中から、日本の新自由主義と対決する労働運動の新たな飛躍を実現しなければならない。

 6月3日、旭非正規職支会支援共闘会議から群馬合同労組の2名が、サンケン電気本社の早朝門前行動に参加をした。門前行動には韓国のサンケン労組の組合員が、オンラインでつながり、同時通訳で直接サンケンの労働者、そして和田社長に対して訴えた。群馬から旭非正規職支会支援共闘会議の仲間がかけつけてくれたと紹介してもらい、清水事務局長がマイクを握って訴えた。とりわけAGC子会社の社長に違法派遣で懲役6カ月の求刑が行われ、7月14日に判決が出るという話に集まった支援が沸く。和田社長、悪事をやって無事で済むと思うな!と。

 現場の思いは真剣だ。何としてもサンケン労組の仲間の闘いに応えたいと。現場には、連帯と共闘の機運があふれている。旭非正規職支会支援共闘会議はともにサンケン労組の組合員が職場に戻れるように、ともに闘う。

支援共闘会議・金元重顧問の闘い

 旭非正規職支会支援共闘会議の顧問として、旭非正規職支会に心を寄せ、支援共闘会議の運動に大きな力となってくれている金元重・元千葉商科大学教授。2021年2月22日付の朝日新聞「取材考記」欄にオピニオン編集部の桜井泉氏が金さんのことを書いてくれているので紹介します。

映画になった韓国の情報機関・KClA

独裁政権下の「南山」今も癒えぬ傷

 韓国・ソウルの南山(ナムサン)は、大都会にあって緑豊かな憩いの場として知られるが、かつて別の顔を持っていた。軍出身の朴正熙(パク・チョンヒ)大統領の時代、ふもとに中央情報部(KCIA)があったのだ。

 北朝鮮や政敵の情報を集め、独裁政権の政治工作を担った機関だった。治安の総元締として反体制派の学生や知識人らを捕らえ拷問を加えた。「南山」と聞けば、みな震え上がった。

 韓国映画「KCIA南山の部長たち」が日本で公開されている。1979年、KCIAトップが朴大統領を射殺した事件を題材に、権力内部の大統領への忠誠争いや葛藤を描いた。

 KCIAと日本との関わりは深い。73年8月、朴政権に反対し、東京で事実上の亡命生活を送っていた金大中(キムデジュン)氏(後の大統領)が、工作員によってホテルから白昼、拉致され、船で本国に送り返された。日本の主権侵害だ、として日韓の大きな外交問題となった。

 あまり知られていないが、在日韓国人の若者らもKCIAの標的になった。70年代、あこがれの母国で学んでいたところ、日本での活動を疑われ、北朝鮮のスパイにでっち上げられた。その一人、千葉県に住む金元重(キムウォンジュン)さん(69)は大学院生だった75年、ソウルの寄宿舎から南山に連行された。「学園浸透間諜(かんちょう)団」という名を付けられ、懲役7年の判決を受けた。

 映画を見た金さんは、息が詰まるような展開に心臓を高鳴らせ、昔を思い出した。南山の地下室で10日ほど調べられ、拷問された。朴大統領の死は刑務所の構内放送で知った。「これで民主化が進む、と心の中で万歳を叫んだ」。80年、再び軍出身の全斗換(チョンドゥファン)氏の独裁が始まり、民主化にはなお曲折があったのだが。

 金さんは満期で釈放され、日本に戻った。再審無罪を勝ち取ったのは2012年だった。「私自身は獄中にいて祖国の民主化に貢献できなかった。でも、こんな映画をつくれる自由な世の中になった。そのことを喜びたい」

 金大中氏が拉致された東京・飯田橋のホテルグランドパレスは、6月末に営業を終える。時は流れた。だが、祖国に夢を抱き、青春まっただ中だった若者たちの心と体の傷は癒えない。

☆☆☆こちらのリンクは作家の深沢潮さんが金元重さんを取材した時の記事です☆☆☆

https://www.facebook.com/fukazawaushio/posts/2059359147453587/

キムジンスクさんの希望行進、青瓦台へ

旭非正規職支会もともにしたキムジンスクさんの復職と安全な職場のための「行進」。

34日間プサン(釜山)からソウルまで千里を歩きとおした行進。極寒の雪の日もあった。

https://imnews.imbc.com/replay/2021/nwdesk/article/6081507_34936.html?fbclid=IwAR00q-WPn5ff7kr7jn8VycZsm7N6iVhv067T8mQcYmorOqquIdcxxFdrix8

https://imnews.imbc.com/replay/2021/nwdesk/article/6081507_34936.html?fbclid=IwAR00q-WPn5ff7kr7jn8VycZsm7N6iVhv067T8mQcYmorOqquIdcxxFdrix8

34日間「千里の道」…。復職と安全な職場のための「行進」

入力 2021-02-07 20:11 | 修正 2021-02-07 20:171

韓進(ハンジン)重工業解雇労働者のキム·ジンスク氏が復職を促し、昨年末、釜山(プサン)から徒歩行進を開始しました。

34日目の本日、ソウルで締めくくりました。

他の解雇労働者と市民が一緒に歩きました。

ホン·ウィピョ記者が現場に行ってきました。

レポート

今日の午前、ソウル黒石(フクソク)駅前。

「キム·ジンスク復職」というベストを着た人たちが目につきます。

発熱チェックをして名簿に名前も書きます。

10人以上集会を行うことができない防疫規則上9人が一組で行進します。

[LGユープラスの解雇労働者]

「同じ解雇者としてその心情がよく分かるため、このように一緒に参加することになりました。”

昨年末、定年を翌日に控え、韓進(ハンジン)重工業の解雇労働者のキムさんは、釜山(プサン)で徒歩行進を始めました。

再発した癌治療も後回しにして路上に立ったのは、単に自分の復職のためだけではなかった。

[キムジンスクハンジン重工業解雇労働者]

「私だけでなく、多くの解雇者·非正規雇用者が一日も早く職場に戻り、こんなに苦労しない社会になればと思います。”

「30年あまり前、労組活動をしたという理由で自分を解雇した韓進(ハンジン)重工業の本社前を通ります。

2009年と昨年、Kさんを復職させるように勧告があったが会社側は応じていません。

解雇労働者のキム·ジンスク氏が作った船を意味する「紙の船」を持ち上げ、市民はキム氏の復職と労働者に安全な職場を作ってくれと要求しました。

400キロを歩いて来た青瓦台の前

自身の復職と不当解雇の禁止を叫び、48日間断食を続けている同志を抱きしめたキムさんは、後退が指摘された「重大災害企業処罰法」の完全な制定を要求しました。

[キムジンスクハンジン重工業解雇労働者]

「なぜ労働者は死んでいくのか」その答えを聞きたくて、34日間歩いてここまで来ました。”

主催側が名簿に基づいて把握した今回の「希望通り」行進の参加者は約700人。

突然集まった人波で、警察はコロナ19の拡散が懸念されるとして一時解散命令を出しましたが、大きな衝突にはつながりませんでした。

MBCニュースのホン·イピョです。

(映像取材:キム·ベッスン 映像編集:ウィ·ドンウォン)

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<キム·ジンスク指導委員の大統領府発言全文>

あきらめないようにしましょう。倒れないようにしましょう。 私もそうします。

民主主義はどこに行ったのか。全泰壹(チョン·テイル)がたいこを買ってくれた女工たちは、どこでたこができた手で、かすれた目をこすりながら、まだミシンを回しているのか。 それともLGツインタワーの便器をきれいに洗ってクビになったのか。 それとも仁川(インチョン)空港のモップにも劣る下請に下請労働者として暮らして首になった金ゲウォルになったのか。それとも20年間、最低賃金コレイル·ネットウェックスの解雇者になり、ソウル駅の冷たい床に座ってのり巻きを食べるのか。

労働尊重社会でチャ·ホンホは、金スオク、ビョン·ジュヒョンはなぜまだ非正規職なのか。

なぜ青年たちは非正規職で差別と蔑視から学ばなければならず、フェミニスト政権でなぜ女性たちは一番先に首になり一番多く死んでいくのか。

雇用を最優先に守るという政権で、大宇(テウ)バス、韓国ゲイツ、イースター労働者はなぜ大量に解雇され、双車と韓進の労働者はなぜ依然として雇用不安に苦しんでいるのか。

朴チャンス、金ジュイクを弁論した労働人権弁護士が大統領である国で、なぜまだ労働者は飢え、解雇され戦わなければならないのか。

チェ·ガンソの遺体安置所を訪れ、「すまない」と言った方が大統領になった国で、なぜ、まだ労働者らは死んでいくのか。

金ヨンギュン、金テギュ、チョン·スンギュ、李ハンビッ、金ドンジュン、ホン·スヨンはなぜ今日も死ぬのか。

セウォル号、ステラステージ号はなぜまだ沈んでおり、遺族がいつまで戦わなければならないのか。

移住労働者たちはなぜビニールハウスで暮らして凍死しなければならないのか。

なぜ、文正鉉(ムン·ジョンヒョン)神父は、白基玩(ペク·ギワン)先生は、朴正熙(パク·チョンヒ)政権で始めた戦いを今も続ける全斗煥(チョン·ドゥファン)政権で解雇された金ジンスクはなぜ36年間解雇者なのか。

その答えを聞きたくて、34日歩いてここまで来ました。

その約束がなぜ守られないのか聞きたくて、一歩一歩千里の道を歩いてここまで来ました。

36年間、私は幽霊でした。 資本に権力にだけ見えない幽霊でした。文在寅(ムン・ジェイン)大統領様私が見えますか。

ともに戦ってきたあなたがろうそくの力で大統領になった後も、相変わらず解雇者の私が見えますか。

風呂敷を被ったまま連行され、体中が血まみれになるほど殴られ、その傷を体に鎖のように抱えて36年間生きてきた私が見えるでしょうか

最低賃金の蔑視の代名詞である『清掃雇用』を守ると泣いて戦うこの労働者が見えるでしょうか。

「お父さんはどうして来ないの」と尋ねる3歳の子供に「お父さんは立てこもり現場だ」という言葉をどう説明するか分からないというこの労働者たちが見えるでしょうか。

同志の皆様、民主主義は戦う人々が作ってきました。

過去を裏切る人たちではなく、唇だけで民主主義を語る人たちではなく、自分一人が川を渡り、イカダを捨てる人たちではなく、戦う我々が血を流しながらここまで来たのが、この国の民主主義です

遠い道を一緒に歩いて来てくださってありがとうございます。

骨を削って断食をした同志たち、本当にお疲れ様でした。

これからどれだけ遠い道を行くべきか分からない私たち。あきらめないことにしましょう。 倒れないようにしましょう。 私もそうします。 笑いながら最後まで一緒に闘う!!!

映画『あなたは蜘蛛を見たことがありますか』全国で上映会を!

旭非正規職支会の闘いを描いたドキュメンタリー映画『あなたは蜘蛛を見たことがありますか』上映会は会場を埋める180人の参加で盛況でした。感動にあふれ、連帯の蜘蛛の糸がしっかりと張り巡らされました。

事前にパソコンの画面で映画を見ていましたが、大きな会場で、大きなスクリーンで見ると感動が違います。映像の力です。

旭非正規職支会支援共闘会議として、運動の前進のために、ドキュメンタリー映画『あなたは蜘蛛を見たことがありますか』上映運動を全国に広げることを確認しました。

上映用のDVDを作りました。購入していただき、大中小の上映会を、全国で行っていただきたいと思います。DVDは2000円です。キム・サンペ監督のご厚意があって、このような上映運動が可能になりました。旭支会の闘いを何としても勝利させたいという思いです。みなさんにも加わっていただきたい。

映画を見てみたい、上映会を企画したいという方はお気軽のご連絡ください。

連絡先は 事務局長 清水まで

メール asahihiseiki@ybb.ne.jp

電話  09090160272

旭闘争5周年!決意大会が盛大に!

2020年7月10日、不当解雇から5周年を期して、AGC亀尾(クミ)工場前のろう城場にて「非正規職撤廃、不法派遣粉砕、旭闘争5周年金属労組決意大会」が開かれた。日本の旭非正規職支会支援共闘会議からもメッセージを送付して連帯した。韓国から届いた記事を転載する。

▲金属労組が7月10日午後、慶北・亀尾のAGCファインテクノ韓国(旭硝子)工場前で「非正規職撤廃、不法派遣撲殺 旭闘争5周年 金属労組決意大会」を開いて、旭硝子による詐取の不法解雇と不法派遣を糾弾している。クミ=변백선 ピョンベクソン

http://www.ilabor.org/news/articleView.html?idxno=7558  (金属労組ニュース 2020.7.12)

金属の旗を掲げ、旭工場に堂々と戻る

10日、旭非正規職闘争5周年金属労組決意大会…労組、”現場復帰これ以上遅くならずに力を集める”

 「労働組合の旗を掲げ、現場に戻ろう」「不法派遣、旭硝子は今すぐ直接雇用しろ」  金属労組が7月10日午後慶北亀尾AGCファインテクノ韓国(旧旭硝子ファインテクノ韓国・以下旭硝子)工場前で、「非正規職撤廃、不法派遣粉砕、旭闘争5周年金属労組決意大会」を開いた。大会に参加した労働者たちは声を一つに旭硝子の不当解雇と不法派遣の犯罪を糾弾した。

▲労働・市民社会団体が7月10日午後、慶北・亀尾のAGCファインテクノ韓国(旭硝子)工場前で「非正規職撤廃、不法派遣撲殺 旭闘争5周年 金属労組決意大会」終了後旭非正規職支闘争を応援しようと、「旭闘争5年必ず勝利しよう!」という横断幕を広げて写真撮影をしているクミ=변백선 ピョンベクソン

 

▲ キムホギュ金属労組委員長が7月10日、「非正規職撤廃、不法派遣撲殺 旭闘争5周年 金属労組決意大会」で大会挨拶をしているクミ=변백선 ピョンベクソン

 キムホギュ金属労組委員長は大会挨拶で「旭硝子労働者たちが職場から追い出されて5年だ。」「早くに現場に戻らなければならないにもかかわらず非常に遅くなっている」と無念さを表した。

 労組亀尾支部旭非正規職支会組合員たちは旭硝子社内下請け会社で働き、2015年6月30日メールで解雇を通告された。

 キムホギュ労組委員長は「旭硝子労働者たちが亀尾工団アスファルトに撒いた花の種が旭硝子工場の中へ飛んでいき、野の花としてパッと咲かせなければならない時」「6年目に入った旭闘争の月日がこれ以上遅れないよう金属労組がしっかり力を集める」と約束した。

▲金属労組が7月10日午後、慶北・亀尾のAGCファインテクノ韓国(旭硝子)工場前で「非正規職撤廃、不法派遣撲殺 旭闘争5周年 金属労組決意大会」を開いて、旭硝子による詐取の不法解雇と不法派遣を糾弾している。クミ=변백선 ピョンベクソン

 支会によれば、2015年解雇当時旭硝子に3つの社内下請け会社があった。この中でGTS労働者たちが2015年5月29日労組を結成した。元請けは6月GTSと請負契約を解消した。GTSで働いていた社内下請け労働者178名はある日突然職を失った。請負契約はその年の12月20日までだった。

 元請けは契約が6か月余り残った状況で突然GTSと契約を断った。労働組合ができてからひと月後に起こったことだ。支会は、「労組破壊の目的で下請け契約を解除した明白な不当労働行為」だと説明した。

▲チャホノ旭非正規職支会長

 チャホノ支会長は「ガラスをつくる工場ということで特殊手袋をはめなければならない。ガラス生産で世界で指折りの旭硝子が安全装備の手袋さえ非正規職労働者に対しては差別的に支給した」といい、「正規職が使って捨てた手袋をゴミ箱から拾って使うなど、これは本当におかしいと思い労働組合をつくった」と話した。

 支会は現在社側の不当労働行為・不法派遣などについて、法廷闘争を行っている。不当労働行為は最高裁に、不法派遣は高裁に係留中だ。支会の「労組破壊のための会社契約解除」の主張を1、2審裁判所は証拠不十分だと判断した。不法派遣(勤労者地位確認訴訟)は、昨年8月1審大邱地裁金泉支院が支会の手をあげた。

 この日決意大会には金属労組非正規職事業場と慶州・亀尾・浦項支部拡大幹部たちが参加し、旭非正規職支会組合員たちと共に行動した。

 チェジェソ金属労組慶州支部長は、「同じ金属労組であり慶北地域同志として、旭労働者たちの苦闘を取り除く闘いに最後まで共に闘う」と約束した。

 ファンウチャン労組浦項支部長は「今日ここに集まった同志たちの怒りを集めて金属労組全体の闘いで闘争をつくりだして行こう」と声を高めた。

▲金属労組の現場律動隊が、律動公演を初披露している。 구미=변백선

▲旭闘争5周年金属労組決意大会を開催した中央に大会参加労働者たちが旭非正規職支会と一緒にやろうという気持ちを伝える花の植木鉢を籠城テント前に並べている。구미=변백선
▲大会参加者たちが旭非正規職支会を応援しようとチャホノ支会長に闘争基金を渡している。
구미=변백선

http://nht.jinbo.net/bbs/board.php?bo_table=online1&wr_id=655

(ペエジュ 労働解放闘争連帯(準)2020.7.14)

”旭闘争5年休まず、精一杯闘い抜いて来た”

 亀尾旭非正規職支会闘争5年、金属労組決意大会が開かれた7月10日、故ムンジュンウォン烈士の遺族がその集会に参加した。ニュースではパクウォンスン市長焼香所がソウル市庁前に設置されるという放送が流れて来た。集会参加者たちは去る2月韓国馬事会の弾圧に抵抗したムンジュンウォン烈士のソウル光化門市民焼香所をソウル市が公権力で踏みにじったことを思い起こさせた。

 烈士の遺族は悪夢のような記憶に表現できな苦痛を抑えなければならないところ、旭非正規職支会集会参加を躊躇することなく、怒りと闘争で非正規職撤廃を共に叫んだ。このように5年を駆け抜けて来た非正規職労働者たちの闘いは、決然とした団結と連帯の中心にある。

 金属労働者たち、あちこちで闘う労働者たち、病院労働者とトルゲート労働者たち、連帯する市民、映像を取る労働者、ヘチャン僧侶、別の世の中を夢見るご飯車’おひつ’など、500名が集まった。労組をつくったからとメールで解雇を通告されて5年、旭非正規職労働者たちの闘争の5年間は、大会名そのまま「休みなく精一杯闘って」来た時間だった。休みなく連帯し、休みなく団結した。だからあちこちで闘う労働者たちが朝まで降り注ぐ暴雨にも関係なく闘って来た。

 燕尾服を来た亀尾市立合唱団労働組合幹部たちの事前公演で集会が始まった。参加単位の紹介は金属労組地域支部の場合、支会事業場を省略し紹介したにもかかわらず4ページを超えた。それでも司会者が抜かした単位2か所は別に紹介しなければならなかった。事業場の数字で言えばそこそこの規模の地域集会より多かった。旭同志たちが満5年を休まず連帯闘争をしただけに集会参加者たちも様々で多かった。そして真剣だった。

 事実先ず到着したのは人ではなく’植物’だった。集会前に旭非正規職支会が闘争5周年籠城場を飾るプログラムとして植木鉢を送ってほしいというポスターを出した。連帯する数百の気持ちが集まり、旭労働者たちが作った植木鉢置き場を一瞬のうちにぎっしり埋め尽くした。集会に直接持ってきた植木鉢は、置き場がなく歩道に置かれた。そうして300余個の植木鉢が新たに籠城場に合流した。闘争基金の通帳も満たされたという。そして闘争基金を手渡す集会プログラムの時同志たちは列を作った。

 旭非正規職同志たちが作った歌が、旭工場の前に響き渡り、金属労組の律動隊同志たちが文宣【訳注:読み「ムンソン」:「文芸宣伝」の略。律動。】を行った。多くの同志たちがマイクを握り、率直な連帯発言を続けた。文化労働者は熱の入った歌を歌った。連帯したヘチャン僧侶が旭闘争支持に加え、労使政野合を廃棄しようという主張も拍手を受けた。労使政野合廃棄、キムミョンファン辞退を訴えるプラカードが自然だった。集会を終え、同志たちのために食事を準備したご飯車は、ごはん一粒まで誠意を込めた。

 旭集会に行くために徹夜仕事を終え、2時間ほど眠り参加した労働者、月次有給休暇を使って来た労働者、自分のことで精一杯の闘争にもかかわらず旭闘争は必ず来なければと参加した労働者、何日も準備したことと努力を惜しまなかった労働者…不思議と集会に参加したすべての人たちの顔に笑みがあった。メールで解雇され、満5年街頭にあってもあちこちで労働者が倒れても、力を集め闘っても不十分な状況で、民主労総委員長が労使政野合まで企む状況にも、人々の顔には笑みが広がった。これが’旭同志たちの力’だと思った。

 下請けには、硝子作業用手袋も与えない現実、正規職がごみ箱に捨てた手袋を拾って使わなければならない非正規職の切ない思いをしたことのない人はわからない。労組活動を行ったからとメールで解雇されて以降5年の歳月を過ごしたことがない人にはわからない。しかし誰よりも旭非正規職支会同志たちが笑っていた。チャホノ支会長は、「満5年を闘うとは思わなかった。われわれはよくがまんし、折れることなく野の花として根を張った。これから進んで行く道は遠い」と言った。旭非正規職同志たちの毅然とした態度が数百名の労働者の中に、数百個の花植木鉢の中に輝いた。

 毎日、毎週討論し自分たちと違う労働者の闘いを見て何をするのか討論し、また振り返り何をどうしていくのか討論しながら続けて来た満5年には誰よりも勤勉で率先垂範する連帯と団結、同志愛がしっかり詰まっている。旭非正規職5年の闘争には生きている連帯があり、烈士の精神があり、民主労組の精神と原則がある。5周年決意大会で再び感じ学んだ。労働者は一つだ!非正規職撤廃しよう!民主労組死守しよう!力強く闘って来ただけに、これまでの5年を超えてどこへどのように進んで行くのかを旭同志たちが示している。

コロナ事態下の非正規職共同闘争

(雑誌『序局』第24号に掲載されたチャ・ホノ支会長の投稿文)

民主労総金属労組・旭非正規職支会長チャホノ

真っ先に非正規職が立ち上がる

 韓国のコロナウイルス拡大は、2月末から本格化した。AGCファインテクノ韓国株式会社(AFK、旧旭硝子)韓国工場で働く労働者がコロナ感染者となった。毎週水曜日に行う旭非正規職労働者の水曜文化祭も2月末から中断している。コロナウイルスは、旭闘争にも影響を及ぼしている。

 コロナ発生で零細自営業者と制度から除外された労働者が直撃弾を受けている。仁川にある航空会社非正規職労働者2000人が解雇された。放課後学校講師、代理運転、学習誌教師など、特殊雇用労働者と5人未満の事業場労働者たちは、休業手当さえ受け取ることができず、無給生活を強制されている。

 今よりコロナ事態が進展した後がより深刻だ。無給休職と解雇が積み重なっていくだろう。企業は労働者たちに危機を転嫁している。国家的災難が発生しても、結局最も被害を受けるのは労働者だ。保護を受けられない死角地帯の労働者が最悪の状況に置かれている。

 非正規職単位が集まっている「非正規職を今こそ終わらせよう共同闘争」は、4月25日に青瓦台(大統領府)行進を行うことを決定した。国家災難状況で国家も資本も、非正規職を排除することを確認した。非正規職が真っ先に集団的な力を集め立ち上がることを決意した。

国際連帯の力

 旭闘争は、満5年になろうとしている。コロナ事態で3月1ヵ月間すべてのことを中断した。4月になって初めて工場の前の宣伝戦を始めた。

 3月27日に日本で旭硝子株主総会が開かれた。遠征闘争を準備したが中止した。27日朝、とても驚いた。日本から電話が来た。日本の同志たちが株主総会場の前で宣伝戦を行う姿を後になって写真で見た。感動した。「労働者の連帯はこういうものだ!」と思った。

 労働者は団結と連帯を通して力を得る。旭闘争満5年を駆け抜けて来ることができた力は連帯だ。われわれは、日本の同志たちに学んだ連帯の精神を2019年トルゲート闘争(次ページ参照)で心底発揮した。トルゲート同志たちが高空籠城と青瓦台籠城をしている時、旭非正規職支会は、韓国道路公社本社前での集会申請を行い、われわれだけで1週間に一度出勤宣伝戦を行った。トルゲート同志たちがいなくてもわれわれだけでマイクを握り、韓国道路公社を糾弾し、宣伝戦を行った。

 その後、トルゲート同志たちは、道路公社本社を占拠した。われわれは、さらに積極的にトルゲート闘争を共に闘った。「旭闘争はやらず、トルゲート闘争だけやるのか?」と言う旭同志は誰もいなかった。わが同志たち皆がトルゲート闘争の重要性を知った。われわれは連帯を通して意識が成長した。

よく闘う方法

 旭闘争をしながら多くを学んだ。その中の一つが連帯だ。旭非正規職支会は、たくさん連帯してもらうこともあり、連帯することもある。われわれはどう連帯するのか悩んだ。日本の同志たちの献身的な国際連帯を通して、われわれの連帯を顧みながら総括し討論した。一般的な連帯は限界があることを悟った。

 闘う労働者たちの生活と苦闘を十分に理解することから始めた。当事者たちの苦闘を直接聞くことが重要だった。闘争に直接助けになることを探し、闘いを十分理解するために闘争事業場に行き、必ず懇談会を行った。連帯についての活動が深まった。

 おかげで組織的にトルゲート闘争に専念することができた。平均年齢50代のトルゲート労働者たちは、非正規職の怒りをそのまま示してくれた。トルゲート同志たちと共に闘った瞬間は一生忘れることができない。われわれはこのような労働者と共に楽しく過ごし、笑いそして泣いた。幸せだった。

 われわれは旭闘争に閉じこもらないために努力した。これからも旭闘争より重要な闘いがあれば、その闘いに集中していくつもりだ。よく闘うには自分たちの問題を超えて、団結と闘争を拡大させることだ。日本の同志たちを通して学んだ連帯をしっかり広げて行く。

 後悔せずに闘い、惜しみなく連帯し、旭闘争に必ず勝利する。

AGC株主総会で宣伝行動

 2020年3月27日東京會舘で開かれたAGC第95回定期株主総会に対して、旭支援共闘会議として宣伝行動を行いました。

 かねてよりの新型コロナ感染拡大。株主総会は中止にはならないのだろうか…と半信半疑でしたが、予定通りの開催でした。

 AGCは例年総会で上映する決算報告の動画をユーチューブで公開するなどして、出席を抑制しました。

https://www.agc.com/ir/event/meeting/2020.html

 決算は結論的に減収減益です。世界恐慌が始まった中で、さらなる減収減益は避けられないでしょう。世界中で非正規職の解雇が始まる可能性が高まっています。そういう中での株主総会です。

 韓国の旭非正規職支会チャ・ホノ支会長に電話であいさつと訴えをしてもらいました。

チャホノ支会長からのメッセージ

 AGC株主総会で日本の労働者、市民の皆さんが宣伝戦をやっていると聞いて驚きました。皆さんと共に闘います。ありがとうございます。

 韓国で旭硝子は不法行為を行っています。韓国の労働部、検察、裁判所も旭硝子の不法行為について認めました。

 私たちが旭硝子を解雇されて6年目を迎えていますが、旭硝子はこれまで行ってきたことを全く変えていません。6年目を迎えて、これからも後退することなく、必ず勝利するまで闘います。

 日本の同志の皆さんと、最後まで力強く闘っていきます。トゥジェン!

 韓国の当該が来日できなくても、日本の同志が彼らの分も闘いたいと思います。

 こんな時だからこそ国際連帯・階級的団結の力が問われているのです。

 日本の労働者民衆が、自らの問題としてAGCと島村社長の責任を追及して闘いましょう。

 闘争!

AGC・島村社長に責任あり!

何とかしろ!違法派遣・不当解雇

 昨年9月、日本経済新聞にAGC(旭硝子)島村琢哉社長の記事が連載されました。島村社長は、“小学生の時に「ひとりはみんなのために。みんなはひとりのために」という言葉を知って、自分が変わった。通っている教会の礼拝中に考えるのは「世界で働く5万4千人のAGC社員の幸せだ」”と語っています。

労働組合作った韓国の請負労働者を解雇

 労働組合を作るのは労働者の基本的な権利です。ところが、2015年にAGCの韓国子会社AFKの工場で働く請負労働者が、労働条件の改善を求めて労働組合を結成すると、その1ヶ月後、AFKは契約途中のこの会社との請負契約を解除して、会社丸ごと、組合員を工場から追い出したのです。以来5年、苦しい解雇撤回の闘いが続いています。島村社長の「みんな」の中にはこの請負労働者たちは入っていないのでしょうか?

違法派遣で起訴される

 しかもこの請負労働者たちは、偽装請負で働かされました。つまり実際はAFKが業務の指示を出す派遣だったのです。韓国では工場派遣は禁止されています。違法派遣でAFKと当時の社長が刑事告訴されました。

雲隠れした前社長

 ところが刑事告訴されるや、AGCはAFKの社長を入れ替えて、当時の社長は雲隠れしてしまいました。裁判にも出廷していません。

 本社の責任で解決してほしいと、申し入れを繰り返してきましたが、会おうともしません。

 島村社長は社会的責任を果たしてください。

韓国の請負労働者が組合を結成

 最低賃金ギリギリの賃金で、土日も休めない、風邪を引いても休めない、昼食時間は20分、ミスをすると懲罰で赤いチョッキを着せられる。文句を言おうものなら解雇が待っている。「もうかんべんしてくれ、人間らしく扱え!」

 2015年5月、AGC韓国子会社AFKの工場で請負会社GTSの社員として働く労働者138人が労働組合=「旭非正規職支会」結成。

不当解雇!5年を迎える闘い

 組合結成から1ヶ月後、まだ6ヶ月の契約期間があるにも関わらず、AFKはGTSとの請負契約を解除。組合員は、メール1本で全員解雇。

 5年を迎える現在も22人の組合員が、工場前のろう城場を守りながら、正社員として職場に戻せと闘い続けている。

 その闘いは、韓国のみならず、世界中の非正規職を撤廃する闘いでもあり、希望の光。

解雇の責任はAGC本社に

 日本のAGC本社は、この不当解雇について、韓国のAFK(アサヒフアインテクノコリア)は別法人なので全く関係も責任もないと言う。

 しかし、それは通用しない。

 子会社設立の前に「投資協定に関する覚書」を慶尚北道及び亀尾(クミ)市と締結したのにはAGC本社。地域社会の発展に寄与することを約束するのを条件に、慶尚北道・亀尾市はAGCに15年間の地方税減免、34万㎡の土地の50年にわたる無償賃貸契約などを約束した。

 AFKはAGCの重要な生産拠点となっている。

 もちろん連結決算。資本金の67パーセントはAGCが握り、社長は日本人で、本社の人事で派遣される。

 AGCは世界30をこえる国と地域でグローバルな事業展開をしている。さらにグローバル展開を加速するとして2018年に社名を「旭硝子」から「AGC」に変更した。テレビや電車内広告などコマーシャルにも力を入れる。

 韓国でのやり方はAGCが世界中でやること。許してはいけない。

日本から亀尾ろう城テントを訪問

事務局長 清水彰二(群馬合同労働組合)

 2019年11月9日、旭非正規職支会支援共闘会議は、動労千葉訪韓団としてソウルの労働者大会に参加、翌 年11月10日、大型バスを仕立てて40名で亀尾(クミ)市工業団地にあるAGCファインテクノコリア工場前ろう城テントを訪問した。支援共闘会議としては昨年10人で初めてテントを訪問してから2回目。旭支会の日本遠征闘争は5回行っている。本当にともに闘う仲間として、交流を重ね、信頼関係を築いてきた。とても再会がうれしい。

 亀尾に到着すると旭支会が地元で一番おいしいというふぐ料理のお店のランチで一行をもてなしてくれた。 厳しい財政状況で闘っているのをわかっているので心にしみる。

 その後ろう城テントに到着。旭支会の組合員がみんなで出迎えてくれた。うれしそうな様子は、ミン・ドンギ同志が送ってくれたすばらしい写真(他)で見てほしい。

「旭闘争に勝利して非正規職を撤廃するぞ!」—-シュプレヒコールで交流会が始まった。「ここまで闘ってこられたのは多くの労働者の連帯と日本の同志たちの支援があったから」「旭支会だけでなく、すべての労働者の勝利まで闘う」と語るチャホノ支会長に応え、支援共闘会議の山本弘行議長が「旭支会の闘いに学び、日本でも『非正規職だけの社会をつくらせるな』と奮闘している」「あらゆる手段でAGC資本を包囲していく」と決意を述べた。動労千葉の佐藤正和執行委員も連帯のあいさつを行った。
 2015年の民衆総決起闘争でハンサンギュン前委員長とともに逮捕されていた民主労総のペテソンさんもマイクを持ち、「こうした非正規職労働者たちこそが、最も力強く資本と闘う希望だ」と強調した。

 短い時間の交流で名残を惜しみながら、チャホノ支会長ほか何人かの旭支会の同志たちの案内で、一行は亀尾市の隣、金泉(キムチョン)市にある道路公団本社に向かう。ここでトールゲート(料金所)労働者が正社員化を求めてろう城を続けているのだ。この日で63日目。ろう城を続ける120人の多くは女性たち。

  トルゲートは全国に380カ所あり、労働者6500人が偽装請負で働かされてきた。ムンジェイン政権は正規職化を約束したが、道路公団の子会社への転籍を要求。このような「偽の正規職化」を拒否した1500人が不当に解雇され、現在まで直接雇用と原職復帰を求めて闘っている。

 道路公団本社に着いたと告げられてバスを降りる。まるで大学のような広い構内に建物がいくつかある。スローガンを書いた労組の赤い横断幕が貼れるところすべてを埋め尽くすかのように貼り巡らされている。

 しかし人の気配がない。日曜日だからであろう。こんなところでろう城をしているのだろうかといぶかしく思う。時間がないとチャホノ支会長にせかされてずんずんと歩く。すると機動隊バスが何台か止まっている。しかし機動隊が乗っているのかどうかもわからない感じだ。角を曲がって大きな建物の裏手に回ると、わーっという歓声。機動隊が阻止線を張るラインの向こうにたくさんの労働者が手を振って私たちを出迎えてくれていた。感激して手を振り返す。

 旭支会のチャホノ支会長の司会で交流集会が始まる。旭支会はこのトールゲート本社のろう城闘争を自分たちの闘争のようにともに闘っている。

 訪問団を代表してまず私が連帯のあいさつをした。

…日本でも非正規労働者は苦しんでいる。世界中で同じだ。私はみなさんが、長くろう城し、秋夕(チュソク、お盆、日本の正月のようなもの)にも帰らず、拘束・排除をも覚悟してスクラムを組んで闘っている動画を見て日本で涙していた。みなさんの非正規職撤廃をかけた闘いは世界の労働者階級の宝物だ。必ず勝利するまでともに闘います。…

 次にコンビニ関連ユニオンの河野委員長があいさつ。コンビニ労働者のほとんどが非正規、労働者が社会の主人公だという労働組合を作りたい、労働者はひとつ、ともに闘いましょう。

 日本からの発言を受けて、占拠闘争中の民主労総・民主一般連盟のキムボンジン副委員長から、みなさんの黄色いゼッケンが見えた時、本当に幸せだった、必ず勝利するとのあいさつ。

 トールゲート組合員たちが一生懸命練習した律動を披露してくれる。闘争歌にのせて。労働者はこうやって団結する。すばらしい。この時ばかりは、阻止線を張っていた機動隊の盾が、まるでステージの幕のように開き、終わるとまた同じように閉じる。これには笑ってしまったが、労働者の闘いが機動隊をも獲得してしまっているように思えて仕方ない。

 最後に、一人一人が、一人一人と、握手して、あいさつをする。たくさんの涙が流れた。必ずともに勝利したい。何より日本で同じように非正規職撤廃の闘いをつくり出す決意だ。