11・5国際連帯集会で旭支会と連帯強める。11/17AGC本社行動へ!

 2022年11月5日、千葉市民文化センターにて国際連帯集会が開催された。3年ぶりに韓国民主労総ソウル本部からの派遣団、アメリカからスティーブ・ゼルツァーさんなどを迎え、在日ビルマ市民労働組合や在日外国人の多くの参加をえて、重要な集会となった。

 この場では、旭非正規職支会の仲間たちからのビデオメッセージが流され、旭非正規職支会支援共闘会議の清水彰二事務局長からの報告も行われた。

 いよいよ勝利へ向けて重要な局面が来ている。日韓の連帯で、労働者の国際連帯で、戦争を止め、労働者が人間らしく生きられる社会の建設に進まなければならない。

 11月17日(木)15時30分からAGC本社に対する抗議申入れ行動を行う。ぜひ結集をお願いします!

11・5国際連帯集会での旭非正規職支会支援共闘会議発言

AGC闘争の全国的拡大へ

 こんにちは。

 旭非正規職支会支援共闘会議、事務局長の清水彰二と申します。東京から100キロほどの群馬県で、個人加盟ユニオンである群馬合同労働組合の委員長をしています。組合員90人ほどの小さな組合です。

 後ほど旭非正規職支会からのビデオメッセージが上映されますが、まず簡単にこの間の、旭非正規職支会の闘いと勝利について、報告します。

 AGCは、元々旭硝子という名前でした。世界第一位のガラスメーカーですが、2018年に社名をAGCに変更・統一しました。総合素材メーカーとして、さらなるグローバル展開を図ると言います。世界30を超える国と地域で、従業員は55000人を超えます。三菱グループの旧財閥企業です。

このAGCが韓国・亀尾に工場を建設したのは2004年。亀尾というのは、1961年の軍事クーデターで「維新独裁」政治を行った朴正煕元大統領の故郷で、現在も朴正煕が英雄とされる非常に保守が強い街です。この亀尾市とAGCが投資協定を結び、特別待遇を受けながら、AGCは、ファインテクノコリア(AFK)という工場を建設しました。そこで、AGCは韓国では違法な派遣労働者を使って、工場を回しました。請負を偽装したのです。

 しかし2015年6月に、請負会社GTSに雇用された労働者138名(178名中)が旭非正規職支会を結成しました。結成から1か月後、工場のメンテナンスという理由で休みを指定された日に、全員がメール1本で解雇通知を受け、GTSも会社解散してしまいます。以来解雇撤回の闘いは8年目の秋を迎えています。

 最初は厳しい闘いを強いられますが、今や組合員22名全員がAFKの正社員として職場復帰する勝利が見えるところまで闘いは前進しています。

 裁判では、2019年8月に地位確認訴訟で第1審での勝利から、勝利が続いています。2021年8月違法派遣で当時の原野猛AFK社長に懲役6か月の有罪判決・AFKへの罰金判決が出ました。当時の請負会社も有罪です。2022年7月に地位確認2審でも勝利しました。続いて8月には支会が提訴した損害賠償請求裁判1審でAFKは解雇者22名に計64億ウォン(約6億5600万円)余りを支払えとの判決が下りました。AFKは解雇期間の賃金を請負労働者の賃金ではなく、AFKの正社員の賃金基準で支払えというものです。満を持して、地位確認の最高裁決定が近いうちに出されようとしています。

 これらの勝利は、最初から厳しい困難に見舞われながら、何度も組合員の命がけの、決死の闘争を闘う中で勝ち取られたものです。旭非正規職支会は、韓国中の非正規労働者の悲惨な状況を変革すること、非正規職を撤廃することの中に、自らの勝利があるととらえ、闘いあるところには飛んで行って連帯しました。この闘いは、労働者は一つという、階級的労働運動のお手本のような闘いです。

 日本において、労働運動はとても厳しい状況があります。1987年の国鉄の分割民営化は全員解雇してから選別して再雇用するという、国家による巨大な不当労働行為でした。日本から階級的労働組合を一掃して、労働組合を会社のパートナーに変質させるものでした。国鉄分割民営化と対決して、首をかけてストで闘いぬいた動労千葉は、日本で階級的労働運動を再生させる拠点となってきました。国鉄闘争を通じて、動労千葉は民主労総ソウル本部とつながり、旭非正規職支会とつながることになりました。旭非正規職支会の日本遠征闘争を支援するところから連帯が始まり、2018年5月に旭非正規職支会支援共闘会議が結成されました。

 旭非正規職支会支援共闘会議は、旭非正規職支会の闘いを支援し連帯するだけではなく、日本にともに闘える労働運動を作り出さなければならないと考えています。世界中で新自由主義の攻撃が、非正規労働者や雇用に寄らない働き方を蔓延させ、労働者を分断して、競争させて、労働組合を抑圧しています。私たちは、旭非正規職支会の闘いとつながり、学ぶ中で、日本で非正規職の闘いから労働者の連帯や団結を取り戻さなければならないと思います。

 群馬合同労組の闘いの報告を一つしたいと思います。2020年の1月にNさんという新聞配達のアルバイトをしている若い女性労働者が組合に加入しました。休みも取れず、配達部数を大幅に増やして賃下げするという話でした。組合に加入して、ストも闘い、半年後には有給休暇も取れる職場に変えました。ところが些細なミスをきっかけに会社はNさんを解雇しました。職場復帰を譲らずに2年労働委員会で闘いました。職場復帰はかないませんでしたが、今年9月に解雇撤回の勝利解決をしました。職場復帰できなかったのは悔しい限りですが、非正規が闘って勝利するということの大変さを思い知らされた闘いでもあります。しかし、重要なことは、彼女は解雇以来、AGC本社行動やサンケン電気への抗議行動に欠かさず参加し、見違えるほどの強い労働者に生まれ変わって、新たな闘いに立ち上がっているということです。旭支会の闘いが彼女を強くしたのだと私は感じています。まだ旭支会に胸を張れるような非正規職闘争を作り出すことはできていませんが、確実に日本の労働者に旭支会の熱い鼓動が胸を打ち始めています。

 さて、本日のプログラムには、私の発言は「AGC闘争の全国的拡大へ」となっています。旭非正規職支会の活動はこれまで毎月の東京のAGC本社への抗議宣伝行動と横浜の京浜工場での宣伝行動が中心でした。今年の9月から関西のAGC尼崎工場でも抗議宣伝行動が始まりました。この流れを日本全国に拡大したいと思っています。

 関西での行動が始まったのは、韓国サンケン労組を支援する運動との連帯の開始が重要でした。埼玉県新座市に本社を置くサンケン電気は電気機器メーカーとしてAGC同様、世界に生産と販売拠点を持っています。2020年7月にサンケン電気は韓国サンケンの会社清算を発表、新型コロナのパンデミックの中で韓国民主労総金属労組の韓国サンケン支会を追い出すために偽装廃業を行ったのです。韓国サンケン労組の命がけの闘争に連帯して、日本でも支援する会が全国に作られて、毎週の闘争が継続されました。支援する会の尾澤孝司事務局次長を警備員への暴行をでっちあげて逮捕起訴、長期勾留するという弾圧も乗り越えて闘われました。旭非正規職支会支援共闘会議も2020年12月20日の本社包囲デモへの参加から支援行動に参加してきました。そして今年7月に韓国サンケン労組はサンケン電気と勝利的な解決合意を勝ち取りました。この闘争は、日韓連帯闘争の大きな可能性を示すものとなりました。そして、関西の地でサンケン労組支援を担った来た仲間が、次は旭非正規職支会の闘争支援だ!関西の地でも継続的に行動をやりたいと提案して、関西での行動が始まりました。長い日韓連帯の力を旭非正規職支会の勝利の力にしなければならないし、旭非正規職支会の闘いの持つ力を日本の運動の力に結実させなければいけません。とりわけ日本の新たな階級的労働運動の力にしなければなりません。ぜひとも全国の仲間に、自分の地域での運動の組織化に力を注いでいただきたいと思います。

 11月17日(木)に次回のAGC本社への抗議申入れ行動を行います。AGC本社は私たちの面談要請に対して、いまだに「子会社が適切に対応している」「コメントする立場にない」と拒み続けています。AGC本社が、違法派遣と労働組合つぶしで、いまだに植民地主義丸出しで、労働者支配と収奪を続けているのです。絶対に許せません。みなさんの結集と全国での行動をお願いします。ともに闘いましょう。 

解雇から7周年!勝利へ進撃!

2022年7月13日、韓国大邱(テグ)高裁勝利判決を喜ぶ組合員たち

 2022年7月13日、韓国大邱(テグ)高裁民事部は、旭非正規職支会組合員が提起した勤労者地位確認訴訟1審で、敗訴した会社側が提起した控訴審裁判の判決公判を開き、「控訴を棄却する」と判決した。亀尾(クミ)市にある旭硝子(AGCファインテクノ韓国株式会社)が非正規職解雇労働者たちを直接雇用しなければならないという判決である。2019年8月下した原審と同じ判決だ。昨年8月、会社側の派遣法違反刑事事件も有罪判決だったので、民事・刑事で旭硝子の不当解雇が認められた。

 裁判所は、「審理と現場検証も行った。被告(旭硝子)が1審判決に誤りがあり、誇張されたとした部分も、十分に審理した」とし、「最高裁が判断する派遣法勤労者に対する使用関係基準で見ると、原告たちに使用権を行使した」と説明した。

 この日判決直後、大邱高等裁判所前で開かれた記者会見で、解雇者側弁護士のイヨンウ弁護士は、「民事・刑事過程から裁判所と捜査機関がかなり徹底して内容を調べた。異例の現場検証も何回も行った。このように確認された内容が今日の勝訴に帰結した」とし、「会社が上告審に行っても、長い期間の注意深い判断があるので、予想するに、審理不続行で4か月以内に終わるだろう」と話した。

 続けて「製造業社内下請けで、請負として偽装した形態の雇用が認められないことを確認した。劣悪な地位の間接雇用労働者が容易に解雇される現実に裁判所が終止符を打ったもの」と付け加えた。

 チャホノ金属労組旭硝子非正規職支会支会長は、「解雇された労働者が長い時間苦痛を受け、闘った、今日の判決は、至極当然の判決」と言い、「旭硝子が裁判所の判決に従って直接雇用を履行すれば、すべての事は終わる。あらゆる特恵を受け、大韓民国の法を守らない日本企業旭硝子は今日の判決を必ず履行しなければならない」と話した。

 (以上、韓国『ニュース民』より https://www.newsmin.co.kr/news/75328/?ckattempt=1

 いよいよ解雇を撤回させて、全員が正規職として職場に戻る局面に突入した。韓国非正規職撤廃闘争の大きな勝利が勝ち取られようとしている。

 これに先立って、日本の旭非正規職支会支援共闘会議は6月30日、解雇7周年、解決から逃げ続けるAGC旭硝子本社に対する抗議行動とデモを闘った。目覚ましい日韓労働者連帯の力で勝利した韓国サンケン労組を支援する会の仲間も多数かけつけてともにデモに立った。

6・30AGC本社デモ
6・30AGC本社抗議行動
AGC本社前で連帯写真

 韓国では、巨済(コジェ)にある大宇(テウ)造船で下請け非正規労働者の決死のストライキとろう城闘争が闘いぬかれている。韓国の非正規労働者と労働者全体の未来をかけた命がけの闘争だ。これに民主労総も金属労組もすばらしい支援連帯闘争を組織している。その先頭に旭非正規職支会が立っている。この闘いの連帯のために旭非正規職支会は自分たちの7周年闘争を延期した。しかし、大宇造船闘争の画期的地平をわがものとして、7月10日、7周年闘争が感動的に勝ち取られている。

巨済・大宇造船工場前に集まった労働者(7/8)

狭い檻に自らを閉じ込めてストとろう城闘う大宇造船非正規労働者
AGC韓国工場前で解雇7周年集会。並んだ旭非正規職支会組合員たち
AGC韓国工場前のろう城場で解雇7周年集会。

 労働者はひとつだ。日本の労働者も韓国の労働者とつながり、さらに闘おう。7月21日、AGC旭硝子本社抗議行動への結集を呼びかけます。

6・30解雇7周年AGC本社抗議行動へのチャホノ支会長のアピール

山本議長はじめ旭闘争支援共闘会議の同志の皆さん、そして共に参加してくれた同志の皆さんありがとうございます。

今日は旭非正規職労働者が7年前、メール一つで解雇された日です。

旭闘争満7年になる日、日本で同志たちが忘れず、こうして闘争してくれてありがとうございます。旭闘争7年を耐え抜き闘うことができる力を今日同志たちが示してくれています。

7年前、旭資本がメールで178名もの労働者を解雇するとは思いませんでした。メールで解雇の通告を受け、びっくりしました。もっと驚いたのは、私たちが7年を闘うことができるとは思っていなかったことです。旭資本も驚いたことでしょう。また、旭資本は日本の同志たちがこうやって共に闘うとは考えもしなかったでしょう。

資本は私たちをたった1度驚かせましたが、私たちは今まで資本をたびたび驚かせて来ました。民主労組の力であり、労働者闘争の力です。

旭資本は1年前に21名を雇用するという立場を明らかにしました。旭資本は拒否されて以降、現在まで何の立場も明らかにしていません。どんな対話も行われていません。でも大丈夫です。時間が長くなったからといって、急いではならないと考えます。早く終わることより、正しく終わることが重要です。

旭闘争は韓国の非正規職闘争にとって意味ある闘争です。少数の組合員が闘っている闘争ですが、旭闘争は重要な道を作っています。日本の同志たちの献身的な連帯を学びながら、韓国で旭非正規職労働者は必ず必要な闘争に最優先で駆けつけ連帯の精神を示しています。

長期間闘っていても、資本に屈せず、22名の組合員が団結し、民主労組の精神を守り、闘っています。

旭資本が固辞している理由は、ひとつです。労働組合が恐ろしいからです。工場内で労組を絶対受け入れたくないからです。

グローバル企業、旭資本は反労働組合と労働組合に対する嫌悪を持っている企業です。グローバル企業らしくない非常に閉鎖的な企業です。労働に対する認識も浅薄です。

旭硝子は結局私たちの闘いを通して変わります。だから旭闘争は単に韓国で22名の解雇者の闘争ではありません。より大きな価値と意味がある闘争です。

旭闘争は必ず勝利します。旭闘争の勝利は私たちすべての勝利になるでしょう。その日まで同志の皆さん、健康に気をつけてください。ありがとうございました。

7/21(木)AGC本社抗議・申入れ行動

東京駅丸の内北口に15:30集合、その後新丸の内ビルに移動

3・30AGC株主総会抗議行動へ

ただちに全員正社員で職場に戻せ!

 AGC(旭硝子)は2022年第97回定時株主総会を3月30日(水)10時から(受付開始9時)東京會舘3階(「ローズ」)にて開催することを株主に通知しました。7年前、AGC韓国子会社は、請負労働者138人が労働組合を結成して立ち上がるや、たった一ヵ月で組合員全員を解雇しました。旭非正規職支会支援共闘会議は、この株主総会において、即座に全員を正社員として職場に戻せ、謝罪せよ!と求める宣伝行動に立ちます。共に闘う仲間のみなさん、労働者市民のみなさんにともに声をあげて頂くようにお願いします。
 昨年2021年8月11日、韓国大邱(テグ)地裁金泉(キムチョン)支院刑事1単独裁判部(キム・ソンヨン裁判長)は、派遣労働者保護などに関する法律(派遣法)違反罪で、元AGC韓国社長の原納猛(はらのたけし)被告に懲役6ヵ月執行猶予2年、元GTS(請負会社)代表のチョン·ジェユン被告の懲役4ヵ月、執行猶予2年を言い渡しました。法人としての旭硝子とGTSにもそれぞれ罰金1,500万ウォン、300万ウォンを言い渡しました。AGC韓国はAGC旭硝子の完全子会社、社長も本社の人事で派遣された社長です。
 旭非正規職支会組合員の解雇について、AGC本社は、子会社が行ったこと、子会社が適切に対応している、本社がコメントする立場にはないと、一貫して無責任を決め込んでいます。一方で、昨年行われた和解協議の中では、チャホノ支会長を除いた全員を正社員として採用するという和解案を提示しました(協議は決裂)。分断して労働組合つぶしを貫こうという組合敵視を続けているのです。
 AGCはガラス業界で世界一のメーカーで、世界中に製造販売拠点を擁するグローバル企業です。この日本を代表するグローバル企業が韓国でやっていることは、社長が懲役判決を受ける不法派遣、そして労働組合つぶしの不当解雇です。このような日本企業による組合つぶしは埼玉県のサンケン電気の偽装廃業とともに韓国の多くの人々の怒りの的になっています。
 新型コロナウイルス感染拡大によって、韓国の組合員が日本に来て解雇撤回を訴えることができなくなっています。しかし彼らの長期・不屈の解雇撤回の闘いは、世界中の非正規労働者の希望の光になっています。日本の私たちは、彼らの分もしっかりと声をあげなければなりません。AGC株主総会抗議行動への結集・支援を重ねてお願いします。

「財閥は釈放し、非正規職は実刑判決」正義は死んだ

[社説]非正規職の入場はもうやめて
<2月9日、非正規社員17人全員、実刑および有罪判決>
「財閥は釈放し、非正規職は実刑判決」正義は死んだ。
-非正規職のない世界への闘争を止めない。
◆今日、大韓民国の司法部は、すでに傾いた秤で、非正規労働者17人全員に実刑と有罪を言い渡した。 常識と正義は作動しなかった。 2月9日、ソウル中央地裁刑事合議27部(金鮮一部長判事)は、不法派遣犯罪者の処罰と「仕事中に死なないように」を叫んだ非正規職に対する判決で、金寿億に1年6月の実刑、5人に懲役1年6月または6月と執行猶予、11人に罰金200万ウォンを言い渡した。
金鮮一(キム·ソンイル)部長判事は「不法派遣や非正規職、必ず解決しなければならない問題が正しい。 誤った部分は正さなければならない。 被告人の主張そのものについては異議はない. 裁判所はその主張が不当だとは思わない」とし、非正規労働者の主張と要求は正当だと認めた。 しかし「その主張を提示する方法は法の枠から外れることはできない」とし、無罪判決の余地はないとして全員有罪判決を下した。 非正規職の要求と主張に対し、正当性を認めながらも矛盾したことに、皆に実刑と有罪を言い渡した今日、大韓民国の常識と正義は共に殺された。 キム·スオクに実刑を言い渡したが、法廷拘束はしなかったとして免罪符を受けることはできない。
5年前、文在寅、政府は労働尊重、非正規職のゼロ時代を約束した。 仕事をして死なないように重大災害企業処罰法の制定を約束した。 不法派遣犯罪者への処罰や正社員への転換を約束した。 しかし、どれ一つ守られなかった。 非正規職労働者らは、「法に則ってやれ」、「約束を守れ」と要求せざるを得なかった。
しかし、検察は非正規社員17人に22年6ヵ月を求刑したが、「ただ一つの無罪でも出るのではないか」と思って、公訴状まで変更して粘り強く21年2ヵ月を求刑した。 裁判所は、すでに傾いた秤で非正規職の正当性を認めながらも、実刑と有罪を言い渡す矛盾した判決を下した。 不法派遣犯罪者、財閥、大企業の誰一人が処罰されていないが、不法派遣被害者は犯罪者になった。
真実は隠すことができず、正義は閉じられない。 「仕事をして死なない世の中を諦められない」。 非正規職をなくさない限り、不平等を断ち切ることはできない。
2月19日(土)、私たちは故ペク·ギワン先生1周忌に際し、「一歩踏み出すために命をかけろ」という精神に基づき、<不平等を覆す非正規職大行進>闘争を展開する。 ろうそくと非正規職を裏切った文在寅民主党と保守野党候補の誰が大統領になっても、この現実を変えないことを知っているからこそ、我々は止めずに闘争する。
2022年2月9日
非正規労働者、「もうやめて」1100万人の非正規労働者の共同闘争

AGCは全員を正社員として戻せ!

2022年1月19日、雪の降る韓国・亀尾(クミ)のAGC韓国工場前のろう城場で、旭水曜文化祭が開かれた。不屈の解雇撤回闘争は様々な苦難と困難を超えて、非正規職撤廃・全員の正社員としての職場復帰に向けて前進している。

日本では、1月13日にAGC旭硝子本社抗議行動が取り組まれた。コロナ・在宅勤務を理由に相変わらず申入れから逃げる本社。許せない。

この日は、毎週恒例の韓国サンケン労組を支援する木曜日行動があった。早朝から埼玉県新座市・志木駅に近いサンケン電気本社前に、旭非正規職支会支援共闘会議からも結集して、志木駅前行動、池袋の東京事務所行動もともに闘った。これを引き継いで韓国サンケン労組を支援する会の仲間3名がAGC旭硝子本社抗議行動にも参加してくれた。日韓連帯の旗のもとに連帯と共闘が広がっている。

東京駅丸の内は名だたるグローバル企業が集まっている。ここから日本の国際連帯をさらに広げたい。

1月13日サンケン電気に対する韓国サンケン労組を支援する会の行動

1月19日には神奈川の仲間たちが川崎のAGCテクニカルセンター(旧、AGC京浜工場)へビラまき行動を行った。地道な活動が継続されている。

11・6国際連帯集会へのメッセージ

 2021年11月6日、千葉市文化センターにて国際連帯集会が開催され、コロナ下にあっても、揺るがない国際連帯集会として勝ち取られました。

 例年、11月全国労働者総決起集会の前段として開催されてきたのが国際連帯集会です。コロナパンデミックの前には、韓国民主労総ソウル本部からの数十人の派遣団を先頭に、アメリカ、台湾、ドイツなどからの訪日団を迎えて、貴重な国際連帯の場となってきました。コロナで海外からの派遣団を迎えることができない今年は、去年と同様に、海外からのビデオメッセージなどを中心にしながら、中止することなく国際連帯の前進のために集会を開催して成功することができました。

 とりわけ在日ビルマ市民労働組合の仲間が集会に参加して、熱烈なアピールをしてくれました。翌日の全国労働者総決起集会でも数十名の在日ビルマ市民労働組合の仲間の怒りと決意にあふれたアピールとコールが労働者の国際連帯の意志を示してくれました。

 韓国では、10月20日の民主労総のゼネストと全国での大集会がムンジェイン政権の弾圧を打ち破って闘われました。10月30日には「非正規職もうやめろ共同闘争」の第一次「ろうそくの火を再び」行動が取り組まれ、11月12日にはチョンテイル橋から光化門への行進が計画されています。

 国際連帯集会には、その先頭に立っている旭非正規職支会から、熱い連帯ビデオメッセージが届きました。旭非正規職支会支援共闘会議を代表して清水彰二事務局長から、報告と提起が行われました。

 以下、紹介・掲載します。

10・20ソウルでのゼネスト行動
10・20ソウルでのゼネスト行動

10・30非正規職もうやめろ共同闘争 ろうそく集会

旭非正規職支会と共に解雇撤回をもぎ取ろう

旭非正規職支会支援共闘会議事務局長 清水彰二

 旭非正規職支会支援共闘会議事務局長の清水です。群馬合同労働組合の委員長、合同一般労働組合全国協議会の幹事をしています。

 旭非正規職支会と民主労総の闘いについては報告と紹介がありました。ビラも資料で用意していますのでご覧ください。私からは、日本で支援共闘会議を組織して連帯闘争を闘う意味について、話をさせていただきます。

 支援共闘会議は2018年5月に結成しました。それに先立つ3年間の動労千葉を軸とした支援連帯の取組みがありました。民主労総ソウル本部を窓口として、旭支会の日本のAGC旭硝子本社に対する抗議行動の受入・サポートを打診されたところから始まりました。支援共闘会議を結成した意味は、新型コロナの状況の中であらためて明確にさせる必要があります。正規職として組合員全員の復職を勝ち取るために、日本で同じ立場と気持ちで、AGC旭硝子本社の責任を追及して闘うことが求められていると思います。

 AGCが、業界世界1の立派な会社だなどと涼しい顔でいられない状況を作るということです。解決せざるをえない状況を作り出す。そのために彼らと同じ気持ちで、考え、行動する。大したことができるわけではありません。しかし、日々彼らの闘いに心を寄せ、日常的にSNSでつながりながら、ビラを作り、ブログを作り投稿し、本社への抗議申入れ行動を繰り返す。

 そういう立場で闘いを継続することで、コロナの状況の中でもしっかりと連帯と団結を強めてきました。

 一つは、株主総会や本社に対する抗議行動を続けてきました。

 コロナで中止になってしまいましたが、前の島村社長が住む鎌倉の高級住宅街への抗議デモも計画しました。

 今年の夏には、違法派遣でAGC韓国の原納猛社長に6カ月の懲役判決が出されました。私たちは本社に解決を迫る抗議デモを行いました。この時、警視庁が東京駅丸の内にある本社へのデモのコースを、認めませんでした。おそらく皇居があるからです。2回目のデモで、ならば皇居と天皇制もいっしょに弾劾して闘う、デモコース変更には応じないという決意を固め、その立場を表明しました。そうすると警視庁は、デモコースを認めざるをえなくなり、本社へのデモを実現しました。

 コロナに乗じて、韓国で民主労組破壊を企てた日本企業が他にもあります。埼玉県新座市に本社を置くサンケン電気です。日本企業による組合つぶしを許さないと韓国で旭支会とサンケン労組が連帯を強化する闘いが始まりました。日本で全労協を中心として韓国サンケン労組を支援する会が結成され、また埼玉市民の会も結成され、毎週、本社や支店・営業所に対する抗議行動が闘われています。5月10日には本社に対して申入れを行おうとした株主でもある尾澤孝司事務局次長が不当逮捕され、起訴、いまだに勾留されています。韓国でも「食い逃げ企業」と大きな抗議がまきおこっています。旭支援共闘会議は、昨年末以来、日本でもお互いの連帯を強めなければならないと議論をして、門前行動や集会・デモへの参加を決めて取組みを開始しました。9月4日の旭支援共闘会議の結成3周年集会には韓国サンケン労組を支援する会から多数の参加と連帯の挨拶を受けることができました。

 支援共闘会議は、毎月の本社抗議行動の後に、運営委員会をもって、旭支会と連帯するために、闘いの方針について議論をしながら団結を固め、重要な前進を切り開いてきたと思います。

 なぜ私たちが、旭非正規職支会の闘いにこだわるのか。世界中の労働者を苦難に追いこんでいる新自由主義、この新自由主義攻撃の核心に非正規職化があります。これを打ち破る闘いとして旭非正規職支会の闘いが闘い抜かれているということです。

 支会の組合員たちはAGC韓国工場の請負会社に雇用された労働者でした。最低賃金ギリギリで、仕事がなくなれば簡単に整理解雇される。解雇されないために競争する。休みも取れない。休憩時間20分で昼飯を食べ、トイレに行き、一服する。粗末な弁当、粗末な作業着。管理職が目を光らせ、ミスをすれば懲罰で赤いチョッキを着せられる。奴隷のような境遇を何とかしたい。そうして2015年5月にGTSという請負会社の178名中138名を結集して旭非正規職支会ができました。

 しかしAGCは、この請負会社の労働者を、それからたった1ヶ月で、全員「整理解雇」しました。メール一本の通知でした。請負会社は解散してしまいます。

 非正規職労働者は、常にギリギリの生活で、解雇の恐怖にさらされ、正規職と分断・差別されながら、競争を強いられています。労働組合に加入することも大きなリスクだし、解雇撤回闘争を7年も闘うなど、途方もないことです。

 しかし、新自由主義のこの社会で、この壁を超えない限り、非正規職を撤廃して、労働者の階級的な団結を作り出すことはできないでしょう。これは世界中の労働者階級が直面する壁です。韓国の旭非正規職支会の闘いは、世界の労働者階級の最も先端に立って、非正規職撤廃を切り開く闘いです。

 私たち日本の支援共闘会議は、そのような闘いとして支援連帯すると同時に、支援連帯の中から、日本の労働者の中に、同じような非正規職撤廃の闘いを作り出していかなければならないと思います。

 少し群馬合同労組の話をさせていただきます。現在組合員80名ほどの個人加盟ユニオンです。コロナ禍で非正規労働者の相談は増えました。外国人の相談も多いです。

 結成から16年。地域に労働運動の拠点になるような組織と運動を作りたいと奮闘してきました。しかしまだ実現できていません。個別の闘争や相談には勝利できても、未組織や非正規の労働運動の拠点を作るのは並大抵ではありません。

 なぜかというと、国鉄の分割民営化から新自由主義が始まってもうすぐ35年です。労働者が労働組合の力を信じていません。やりがいも魅力も感じていません。そもそも労働組合に加入して職場をただす・闘うという選択肢を知りません。非正規職化も進んで、職場がひどければ転職するというのが普通の感覚になっています。

 さらに相談に来る人の職場はろくでもない職場が多いです。多くの相談は、パワハラがらみで、メンタル疾患を抱えての相談です。ハンディキャップを抱え、病気の治療という観点からは退職が最大の治療ということが多いです。悔しいけど、闘って、他の職場で再スタートするのが本人にとっては最大の勝利だということになります。

 個別の闘いが職場全体を変える、獲得するためには、ある意味、社会全体を巻き込まなければなりません。例えば群馬でも果敢に闘ったコンビニオーナーの闘いがそうでした。メディアも動かして、世論を味方にしました。しかしそれでも労働組合の拠点を作るにはいまだに力及びません。

 闘いが職場全体を獲得する段階に前進すると、資本との関係が一変します。資本は命がけで組合をつぶしに来ます。中央タクシー分会という分会の闘いがそうでした。分会長が夜陰に紛れて出勤途上で襲撃されました。これに負けずに団結を守り抜いて群馬合同労組の現在があります。地域に労働組合の拠点を作るのにあと一歩だと思います。

 そんな群馬合同労組には一つの確信があります。それは、旭非正規職支会との連帯・団結がユニオンの団結の深いところにすわっているということです。職場で闘う組合員は、孤立して苦しい思いをします。しかし、労働者・労働組合には力がある、国境や民族まで超えて団結できる、共感し励ましあうことができるのが労働者階級だということです。何よりも私自身がそのような思いで労働運動をやり、組合員がそれに共感して、いっしょに闘ってくれています。

 私たち日本の労働者は、日本の労働運動がおかれた現状を変革しなければなりません。新自由主義と闘える労働組合・労働運動を強固に発展させていかなければならない。それを抜きにしては、連帯を語ることはできないと思います。

 しかしその道は、旭非正規職支会との支援連帯闘争の中に、はっきりと示されています。

 原則的に闘うこと。昨年暮れから今年初めにかけて、AGC旭硝子本社は違法派遣訴訟の解決のために、旭非正規職支会に和解の協議を申し入れました。そこでAGCが示した解決案は、チャホノ支会長だけを外して残りの組合員全員を正社員として雇用するというものでした。旭支会は、支会長一人を外すことは許せないと、和解を拒否して、この卑劣な和解案を公表して、何年かかろうとも全員が正社員として戻るまで堂々と闘い抜くと宣言しました。組合員の総意です。非正規職撤廃の原則を裏切るような解決はできないということです。最初から彼らが原則的で強かったわけではありません。闘争と団結が、労働者を変えるということです。

 ご参加の皆さんに訴えたいと思います。ぜひとも、皆さんの地元で、旭非正規職支会支援共闘会議を組織してください。そして、日本において、新自由主義と対決できる労働運動の拠点にしていただきたいと思います。そして11月26日のAGC本社抗議行動に参加してください。最後までともに闘いましょう。

国際連帯集会の報告はこちら

8/20AGC本社への抗議行動・デモに結集を!

 2021年8月11日、韓国の裁判所はついに旭ファインテクノコリア(AGC旭硝子韓国子会社)社長(当時)原納猛に対して懲役6カ月の有罪判決を下した。あらゆる詭弁を弄しても、非正規労働者をこき使って違法に莫大な利益を上げたきたことが、不法派遣の犯罪行為であったと断を下されたのだ。

 そしてそれはまた請負会社GTSの労働者138人の労働者が旭非正規職支会を結成したことに対して、たった1ヶ月で請負契約を破棄して全員解雇したことが労働組合つぶしだったことを明らかにしている。

 AGC旭硝子本社は、世界30カ国でグローバル展開するが、このような汚いやり方で、労働者を支配し、莫大な利益を上げている。私たちは日本の労働者民衆としての責任を果たす。

 AGC旭硝子本社は、ただちに解雇者全員を正社員として職場に戻せ!不法派遣と不当解雇に謝罪せよ!本社の責任で解決せよ!

 旭非正規職支会支援共闘会議は、8月20日(金)に決意も新たにAGC旭硝子本社に対する抗議行動とデモに決起する!警視庁のデモコース変更を許さず、ついにAGC旭硝子本社(新丸の内ビルディング)へのデモを認めさせた!みなさんの結集をお願いします!

8・20AGC旭硝子本社抗議行動/デモ

日時 2021年8月20日(金)

15:00 AGC本社申入れ・抗議宣伝行動
15:45 デモ出発地点(常盤橋公園)に移動
16:00 常盤橋公園入口に集合
16:15 デモ出発
【デモコース】常盤橋公園→大手町駅前左折→新丸ビルの角左折→東京駅丸の内北口→ガード下→呉服橋→常盤橋公園前(16:50 解散)

http://worknworld.kctu.org/news/articleView.html?idxno=403857

(労働と世界 2021.8.12)

旭硝子、製造業不法派遣元請け最初の懲役刑

支会、”闘争で勝ち取った元請け処罰、直接雇用しろ”…勤労者地位確認は2審、不当労働行為は最高裁

大邱地裁金泉支院が旭硝子元請けの不法派遣犯罪に懲役刑を言い渡した。製造業不法派遣最初の元請け懲役刑だ。

刑事1単独裁判所は、元請け原納猛前旭硝子代表に懲役6か月執行猶予2年、旭硝子法人に罰金1500万ウォンを言い渡した。下請けチョンジェユンGTS前代表に懲役4か月執行猶予2年、罰金300万ウォンを言い渡した。

裁判所は、「間接雇用は労働者に不利益の大きい雇用形態であり、法律上許されない製造業直接生産工程に不法派遣を行った行為は重大な犯罪行為だ」とし、「178名の社内下請け非正規職労働者の被害者がいて、6年にわたり犯罪行為を犯したという事実を重要と判断し量刑を考慮した」と明らかにした。

検察は去る5月原納猛前代表とチョンジェユン前代表にそれぞれ懲役6か月、懲役4か月と元・下請け法人にそれぞれ罰金2千万ウォン、500万ウォンを求刑した。

金属労組亀尾支部旭硝子非正規職支会長は、「元請けの明白な犯罪行為を大邱地検金泉支庁が不起訴にした事件を支会が検察庁占拠籠城まで行い、起訴にした」とし、「告訴してから6年1か月ぶりに有罪判決が出た。闘わなかったら出なかった判決だ」と強調した。

亀尾支部旭非正規職支会の組合員たちは、旭硝子社内下請け会社で働き、2015年5月29日労組を結成し、6月30日メールで解雇の通達を受けた。支会は同年、旭硝子を不法派遣と不当労働行為で労働部に告訴・告発した。

労働部が2017年9月起訴意見で検察に送致したが、キムチョン支庁は証拠不十分で不起訴処分にした。支会が控訴し、大邱高検は再起捜査命令を下した。2019年2月最高検捜査審議委員会が起訴意見で送致したことによって金泉支庁が起訴した。

支会は現在会社側の不当労働行為・不法派遣などについて法廷闘争を展開している。不当労働行為は最高裁に、不法派遣は高裁段階にある。支会が、’労組破壊のための会社契約解除’という主張を1.2審は証拠不十分だと判断した。不法派遣(勤労者地位確認訴訟)は、2019年8月1審大邱地裁金泉支院が支会の主張を認めた。控訴審は9月29日に始まる。

해고 후 판결까지. 6년의 투쟁.(解雇後判決まで6年の闘争)

http://www.ntoday.co.kr/news/articleView.html?idxno=80042&fbclid=IwAR29SO2aSAUDNFnlHs3Ofh-S1zREGYNgmadOPF3dUtzNYAygkaknVn9V0BM

旭硝子、違法派遣1審で有罪判決「控訴するかどうかを検討」

パク·ジュファン記者承認 2021.08.12 18:00

旭硝子の不法派遣や不当労働行為を糾弾してきた非正規労働者らが、1審裁判で勝訴した。

【トゥデイ新聞のパク·ジュファン記者】

下請会社の労働者を不法派遣で使用してきた旭硝子が6年ぶりに裁判所で有罪判決を受けた。 ただ、旭硝子は19年、非正規職を直接雇用せよという裁判所の決定にも関わらず、追加裁判を続けてきただけに、今回も控訴する可能性が高いものと見られる。

12日、労働界や法曹界などによると、大邱(テグ)地裁金泉(キムチョン)支院刑事1単独(金ソンヨン裁判長)裁判部は、慶尚北道亀尾(キョンサンブクド·クミ)の旭硝子派遣法違反に対して有罪判決を下した。 これによって、旭硝子の原納猛前代表は懲役6ヵ月に執行猶予2年を宣告され、法人にも罰金1500万ウォンが科された。

製造業分野で派遣法違反で懲役刑まで言い渡されたのは今回が初めてだ。 裁判所は「間接雇用は労働者に不利益が大きい雇用形態であり、派遣法は直接製造·生産工程で派遣を禁止している」とし「派遣が原則的に許されない製造業の直接生産工程に不法派遣をしたことは重大な犯罪行為だ。 社内下請非正規職労働者178人の被害者がおり、6年間にわたり犯罪行為が行われたことを重要に判断して量刑に考慮した」と判決した。

旭硝子の非正規職労働者がこのような1審の裁判結果を導き出すのに6年という時間がかかった。 彼らは2015年、旭硝子を不法派遣·不当労働行為で雇用労働部に告訴し、2017年9月に起訴意見で検察に送致されたが、金泉支庁が証拠不十分として不起訴処分を下した。

その後、労働者らは再び抗告を行い、大邱高等検察庁が再起捜査命令を下した。 結局、2019年2月、最高検察庁捜査審議委員会の審議で起訴意見で送致したことで、金泉支庁の起訴が行われた。

金属労組亀尾支部のチャ·ホンホ朝日非正規職支会長は「大邱地方検察庁金泉支庁が明白な犯罪行為を不起訴にしたにもかかわらず、労働者たちが検察庁占拠座り込みまでして起訴とした」とし「1審判決は告訴してから6年1カ月ぶりに出ており、労働者たちが争っていなければならなかった判決だ。 旭硝子は裁判結果を認め、労働者に謝罪した後、直接雇用を履行すべきだ」と主張した。

ただ、旭硝子は、今回の判決に対し、控訴する可能性が高そうだ。 2019年にも非正規職労働者が提起した労働者地位確認民事訴訟1審で裁判所は彼らを直接雇用するよう判断したが、まだ2審が進行中だ。 このため、旭硝子の事業所は、依然として一部請負いで運営されている状況だ。

実際、旭硝子側は判決文を検討した後、控訴するかどうかを決める計画だと明らかにした。

旭硝子の関係者は、「今回の刑事判決について、会社としては残念な気持ちがある。 判決文を綿密に分析した後、控訴するかどうかを決定する計画だ」と述べた。

[出典] 本記事はトゥデイ新聞で作成された記事です(www.ntoday.co.kr)

6・25AGC旭硝子本社へ抗議行動

 2021年6月25日、旭非正規職支会支援共闘会議は、東京丸の内にあるAGC旭硝子本社への抗議行動を行った。

 緊急事態宣言も解除され、支援共闘会議は事前に本社総務部の担当者に申入書を送付して、この日の申入れを予告した。しかしこれまでと同様、「本件につきましては、AGCファインテクノ韓国株式会社において適切に対応しており、AGC株式会社としてコメントする立場にはありません。」「お受けできない」との拒否回答が直前に支援共闘会議に郵送されてきた。

 緊急事態宣言中は、本社の受付を閉めてしまい、宣言が明けて受付が戻ったら担当者が在宅勤務で不在だという。逃げまくる本社。許せない。

 この間、韓国のMBC放送(韓国の公共放送)が、韓国における「不法派遣」問題を特集して、旭非正規職支会の闘争をクローズアップしている。7月14日の判決に注目が集まる。

 もし韓国の企業が、日本で、日本の法律を無視して違法に労働者を働かせていたとしたらどうだろうか?日本政府をあげて、マスメディアをあげて、大騒ぎするのは間違いないだろう。

 しかし実際は、日本企業こそが、戦前の話ばかりでなく、今もなお、韓国において違法なやり方で解雇=使い捨てを繰り返しているのだ。世界一のガラスメーカー、AGC旭硝子がそうであり、またサンケン電気がそうである。

 同じ6月25日、埼玉県新座市、東武東上線志木駅近くに本社を置くサンケン電気の株主総会が開かれた。すでに紹介した通り、サンケン電気は新型コロナに乗じて、韓国子会社を偽装廃業した。1996年に民主労組ができ、以来会社の組合つぶしを何度もはねのけて団結と雇用を守り抜いてきたサンケン電気労働者は、会社も職場もなくなるという状況で、不退転で16人の組合員が解雇撤回の闘いに立ち上がっている。

 「韓国サンケン労組と連帯するさいたま市民の会」「韓国サンケン労組を支援する会」などを中心に日本の労働者市民の連帯闘争が長く続けられてきた。この日の株主総会で会社を追い詰め、偽装廃業を撤回させようと闘いが強化されてきた中で、5月10日のサンケン電気門前行動で「支援する会」の尾澤さんが不当逮捕された。ガードマンに対する「暴力事件」がでっち上げられた。尾澤さんは何とサンケン電気の株主だった。尾澤さんが株主総会に出られないようにするための不当逮捕だ。

 サンケン電気は韓国子会社の偽装廃業を撤回しろ!労働者の解雇を撤回しろ!尾澤さんを釈放しろ!と闘いは、前進してきた。この中で、80人の結集と怒りの声で株主総会は包囲された。

 旭非正規職支会支援共闘会議からは、群馬合同労組の仲間が、午前中サンケン電気本社前に結集した。大阪から結集した関西生コン支部や全労協の仲間とともに、旭非正規職支会支援共闘会議(群馬合同労組)として連帯のあいさつを行った。新自由主義の時代に対抗して団結と労働組合を守るために闘う韓国の労働者と連帯して、闘いに勝利しよう、この連帯から日本にも労働組合と団結を取り戻そう!と訴えた。

 旭非正規職支会が言うように、労働者はひとつだ。ともに闘い、連帯しよう!

http://www.labornetjp.org/news/2021/0625hokoku

回答書

申入書

当会は、貴社に対して、下記の通り申し入れます。2021年6月25日15:45頃に当会代表者が貴社本社に申入れのために訪問しますので、部屋を確保の上、対応し、話を聞く場を用意してください。

1  貴社は、2020年12月10日の取締役会の決議をもって、代表取締役の異動を決定し、2021年1月1日から島村琢哉氏を代表取締役兼社長執行役員から代表取締役兼会長に、さらに2021年3月30日をもって代表権のない取締役兼会長に退任すると発表するとともに、その理由を「ガバナンス体制の刷新」を目的とすると公表しました。当会としては、旭非正規職支会に対する違法派遣や不当労働行為の問題、さらにはAGCファインテクノ韓国株式会社(AFK)に対する管理・統制・指導の問題もガバナンスの問題の中に当然含まれていると理解していますが、これに関して貴社の見解を示してください。

2  グループ会社であるAGCファインテクノ韓国株式会社(AFK)に対して、貴社として、現地・韓国の法律・司法判断に従うように指導してください。また、貴社「サステナビリティ データブック2020」の「人権と労働」にある以下の記載を誠実に実行してください。

 『AGCグループは、約30の国・地域で操業しており、現地の労働法規の遵守は・・・企業活動に重要であると認識しています。』

3  2020年11月20日の当会の申入れで、貴社が認めたように、AFKの社長は、貴社の人事で派遣され、就任しています。貴社の、AFKに対する監督責任は、どの程度のものであるのか、AFKの違法行為に対する法的責任は、AGC本社には及ばないのか、見解を示してください。

4  2021年5月3日不法派遣刑事裁判において、韓国大邱(テグ)検察庁キムチョン支庁は、原納猛AFK元社長(当時)に対して懲役6カ月の求刑、AFKに対して2000万ウォンの罰金の求刑を行いました。原納猛氏は、AGCファインテクノ韓国株式会社の社長に就任する前は、電子カンパニー技術開発本部本部長を務めていました。貴社本社の人事異動で同社の社長に就任したのであり、本社の責任は重大です。求刑に先立つ4月22日には、韓国民主労総金属労組が、日本大使館に対して、申入書(別紙添付の「質疑書」と「抗議書簡」)を送付しています。韓国労働者の激しい怒りに対して、貴社は、判決を待つまでもなく、真摯な謝罪と補償、組合員全員の正社員としての雇用をもって解決をはかってください。

以上

旭・サンケン支援 今こそ日韓連帯の大運動を!

 韓国・大邱(テグ)地方法院金泉(キムチョン)支庁でのAFK(AGC旭ファインテクノコリア)の不法派遣に対する刑事裁判の判決が2021年7月14日に近づいた。6月2日には亀尾(クミ)の工場前のろう城場で水曜文化集会が盛大に行われた。当時の日本人社長に懲役6カ月の求刑が行われている。責任を取って韓国の刑務所に服役してもらいたい。そしてすべての組合員を正社員として雇用して、職場に戻させなければならない。

 韓国では、サンケン電気(本社・埼玉県新座市)の子会社が、偽装廃業を行い、組合員全員を解雇したことに対して、決死の闘いが行われている。2016年にも事業場を閉鎖して組合員全員解雇を行ったが、解雇撤回闘争に勝利して翌年職場復帰、この時に、雇用問題は事前に協議をすると確認をしたにもかかわらず、コロナで組合員が来日できないことを見越して偽装廃業で全員解雇をしたのである。

 全労協を中心に支援する会が作られ、粘り強く献身的に日本での連帯行動が組織されてきた。昨年来、サンケン電気のこの暴挙に、組合員の分も日本の支援が闘おうと、全国で、本社・工場・営業所を包囲する行動が闘われてきた。そして、5月10日、本社門前行動を闘っていたサンケン労組を支援する会のメンバーが不当逮捕され、起訴されてしまった。彼はなんとサンケン電気の株主なのだそうだ。6月25日の株主総会を前に、批判を封じ込めるためにでっち上げ逮捕・起訴を行ったのだと合点がいく。許せない。

 こうした中で、韓国の労働組合の、日本企業による労働組合つぶしと闘う連帯・連携が進みだしている。この流れを、日本の労働組合・市民運動の連帯に結び付け、今こそ日本から日韓労働者市民の支援連帯の大運動を作り出さなければならない。韓国の労働者が必死に闘い、作り出してくれたこの機運を本物にしなければならない。その中から、日本の新自由主義と対決する労働運動の新たな飛躍を実現しなければならない。

 6月3日、旭非正規職支会支援共闘会議から群馬合同労組の2名が、サンケン電気本社の早朝門前行動に参加をした。門前行動には韓国のサンケン労組の組合員が、オンラインでつながり、同時通訳で直接サンケンの労働者、そして和田社長に対して訴えた。群馬から旭非正規職支会支援共闘会議の仲間がかけつけてくれたと紹介してもらい、清水事務局長がマイクを握って訴えた。とりわけAGC子会社の社長に違法派遣で懲役6カ月の求刑が行われ、7月14日に判決が出るという話に集まった支援が沸く。和田社長、悪事をやって無事で済むと思うな!と。

 現場の思いは真剣だ。何としてもサンケン労組の仲間の闘いに応えたいと。現場には、連帯と共闘の機運があふれている。旭非正規職支会支援共闘会議はともにサンケン労組の組合員が職場に戻れるように、ともに闘う。

支援共闘会議・金元重顧問の闘い

 旭非正規職支会支援共闘会議の顧問として、旭非正規職支会に心を寄せ、支援共闘会議の運動に大きな力となってくれている金元重・元千葉商科大学教授。2021年2月22日付の朝日新聞「取材考記」欄にオピニオン編集部の桜井泉氏が金さんのことを書いてくれているので紹介します。

映画になった韓国の情報機関・KClA

独裁政権下の「南山」今も癒えぬ傷

 韓国・ソウルの南山(ナムサン)は、大都会にあって緑豊かな憩いの場として知られるが、かつて別の顔を持っていた。軍出身の朴正熙(パク・チョンヒ)大統領の時代、ふもとに中央情報部(KCIA)があったのだ。

 北朝鮮や政敵の情報を集め、独裁政権の政治工作を担った機関だった。治安の総元締として反体制派の学生や知識人らを捕らえ拷問を加えた。「南山」と聞けば、みな震え上がった。

 韓国映画「KCIA南山の部長たち」が日本で公開されている。1979年、KCIAトップが朴大統領を射殺した事件を題材に、権力内部の大統領への忠誠争いや葛藤を描いた。

 KCIAと日本との関わりは深い。73年8月、朴政権に反対し、東京で事実上の亡命生活を送っていた金大中(キムデジュン)氏(後の大統領)が、工作員によってホテルから白昼、拉致され、船で本国に送り返された。日本の主権侵害だ、として日韓の大きな外交問題となった。

 あまり知られていないが、在日韓国人の若者らもKCIAの標的になった。70年代、あこがれの母国で学んでいたところ、日本での活動を疑われ、北朝鮮のスパイにでっち上げられた。その一人、千葉県に住む金元重(キムウォンジュン)さん(69)は大学院生だった75年、ソウルの寄宿舎から南山に連行された。「学園浸透間諜(かんちょう)団」という名を付けられ、懲役7年の判決を受けた。

 映画を見た金さんは、息が詰まるような展開に心臓を高鳴らせ、昔を思い出した。南山の地下室で10日ほど調べられ、拷問された。朴大統領の死は刑務所の構内放送で知った。「これで民主化が進む、と心の中で万歳を叫んだ」。80年、再び軍出身の全斗換(チョンドゥファン)氏の独裁が始まり、民主化にはなお曲折があったのだが。

 金さんは満期で釈放され、日本に戻った。再審無罪を勝ち取ったのは2012年だった。「私自身は獄中にいて祖国の民主化に貢献できなかった。でも、こんな映画をつくれる自由な世の中になった。そのことを喜びたい」

 金大中氏が拉致された東京・飯田橋のホテルグランドパレスは、6月末に営業を終える。時は流れた。だが、祖国に夢を抱き、青春まっただ中だった若者たちの心と体の傷は癒えない。

☆☆☆こちらのリンクは作家の深沢潮さんが金元重さんを取材した時の記事です☆☆☆

https://www.facebook.com/fukazawaushio/posts/2059359147453587/