11・5国際連帯集会で旭支会と連帯強める。11/17AGC本社行動へ!

 2022年11月5日、千葉市民文化センターにて国際連帯集会が開催された。3年ぶりに韓国民主労総ソウル本部からの派遣団、アメリカからスティーブ・ゼルツァーさんなどを迎え、在日ビルマ市民労働組合や在日外国人の多くの参加をえて、重要な集会となった。

 この場では、旭非正規職支会の仲間たちからのビデオメッセージが流され、旭非正規職支会支援共闘会議の清水彰二事務局長からの報告も行われた。

 いよいよ勝利へ向けて重要な局面が来ている。日韓の連帯で、労働者の国際連帯で、戦争を止め、労働者が人間らしく生きられる社会の建設に進まなければならない。

 11月17日(木)15時30分からAGC本社に対する抗議申入れ行動を行う。ぜひ結集をお願いします!

11・5国際連帯集会での旭非正規職支会支援共闘会議発言

AGC闘争の全国的拡大へ

 こんにちは。

 旭非正規職支会支援共闘会議、事務局長の清水彰二と申します。東京から100キロほどの群馬県で、個人加盟ユニオンである群馬合同労働組合の委員長をしています。組合員90人ほどの小さな組合です。

 後ほど旭非正規職支会からのビデオメッセージが上映されますが、まず簡単にこの間の、旭非正規職支会の闘いと勝利について、報告します。

 AGCは、元々旭硝子という名前でした。世界第一位のガラスメーカーですが、2018年に社名をAGCに変更・統一しました。総合素材メーカーとして、さらなるグローバル展開を図ると言います。世界30を超える国と地域で、従業員は55000人を超えます。三菱グループの旧財閥企業です。

このAGCが韓国・亀尾に工場を建設したのは2004年。亀尾というのは、1961年の軍事クーデターで「維新独裁」政治を行った朴正煕元大統領の故郷で、現在も朴正煕が英雄とされる非常に保守が強い街です。この亀尾市とAGCが投資協定を結び、特別待遇を受けながら、AGCは、ファインテクノコリア(AFK)という工場を建設しました。そこで、AGCは韓国では違法な派遣労働者を使って、工場を回しました。請負を偽装したのです。

 しかし2015年6月に、請負会社GTSに雇用された労働者138名(178名中)が旭非正規職支会を結成しました。結成から1か月後、工場のメンテナンスという理由で休みを指定された日に、全員がメール1本で解雇通知を受け、GTSも会社解散してしまいます。以来解雇撤回の闘いは8年目の秋を迎えています。

 最初は厳しい闘いを強いられますが、今や組合員22名全員がAFKの正社員として職場復帰する勝利が見えるところまで闘いは前進しています。

 裁判では、2019年8月に地位確認訴訟で第1審での勝利から、勝利が続いています。2021年8月違法派遣で当時の原野猛AFK社長に懲役6か月の有罪判決・AFKへの罰金判決が出ました。当時の請負会社も有罪です。2022年7月に地位確認2審でも勝利しました。続いて8月には支会が提訴した損害賠償請求裁判1審でAFKは解雇者22名に計64億ウォン(約6億5600万円)余りを支払えとの判決が下りました。AFKは解雇期間の賃金を請負労働者の賃金ではなく、AFKの正社員の賃金基準で支払えというものです。満を持して、地位確認の最高裁決定が近いうちに出されようとしています。

 これらの勝利は、最初から厳しい困難に見舞われながら、何度も組合員の命がけの、決死の闘争を闘う中で勝ち取られたものです。旭非正規職支会は、韓国中の非正規労働者の悲惨な状況を変革すること、非正規職を撤廃することの中に、自らの勝利があるととらえ、闘いあるところには飛んで行って連帯しました。この闘いは、労働者は一つという、階級的労働運動のお手本のような闘いです。

 日本において、労働運動はとても厳しい状況があります。1987年の国鉄の分割民営化は全員解雇してから選別して再雇用するという、国家による巨大な不当労働行為でした。日本から階級的労働組合を一掃して、労働組合を会社のパートナーに変質させるものでした。国鉄分割民営化と対決して、首をかけてストで闘いぬいた動労千葉は、日本で階級的労働運動を再生させる拠点となってきました。国鉄闘争を通じて、動労千葉は民主労総ソウル本部とつながり、旭非正規職支会とつながることになりました。旭非正規職支会の日本遠征闘争を支援するところから連帯が始まり、2018年5月に旭非正規職支会支援共闘会議が結成されました。

 旭非正規職支会支援共闘会議は、旭非正規職支会の闘いを支援し連帯するだけではなく、日本にともに闘える労働運動を作り出さなければならないと考えています。世界中で新自由主義の攻撃が、非正規労働者や雇用に寄らない働き方を蔓延させ、労働者を分断して、競争させて、労働組合を抑圧しています。私たちは、旭非正規職支会の闘いとつながり、学ぶ中で、日本で非正規職の闘いから労働者の連帯や団結を取り戻さなければならないと思います。

 群馬合同労組の闘いの報告を一つしたいと思います。2020年の1月にNさんという新聞配達のアルバイトをしている若い女性労働者が組合に加入しました。休みも取れず、配達部数を大幅に増やして賃下げするという話でした。組合に加入して、ストも闘い、半年後には有給休暇も取れる職場に変えました。ところが些細なミスをきっかけに会社はNさんを解雇しました。職場復帰を譲らずに2年労働委員会で闘いました。職場復帰はかないませんでしたが、今年9月に解雇撤回の勝利解決をしました。職場復帰できなかったのは悔しい限りですが、非正規が闘って勝利するということの大変さを思い知らされた闘いでもあります。しかし、重要なことは、彼女は解雇以来、AGC本社行動やサンケン電気への抗議行動に欠かさず参加し、見違えるほどの強い労働者に生まれ変わって、新たな闘いに立ち上がっているということです。旭支会の闘いが彼女を強くしたのだと私は感じています。まだ旭支会に胸を張れるような非正規職闘争を作り出すことはできていませんが、確実に日本の労働者に旭支会の熱い鼓動が胸を打ち始めています。

 さて、本日のプログラムには、私の発言は「AGC闘争の全国的拡大へ」となっています。旭非正規職支会の活動はこれまで毎月の東京のAGC本社への抗議宣伝行動と横浜の京浜工場での宣伝行動が中心でした。今年の9月から関西のAGC尼崎工場でも抗議宣伝行動が始まりました。この流れを日本全国に拡大したいと思っています。

 関西での行動が始まったのは、韓国サンケン労組を支援する運動との連帯の開始が重要でした。埼玉県新座市に本社を置くサンケン電気は電気機器メーカーとしてAGC同様、世界に生産と販売拠点を持っています。2020年7月にサンケン電気は韓国サンケンの会社清算を発表、新型コロナのパンデミックの中で韓国民主労総金属労組の韓国サンケン支会を追い出すために偽装廃業を行ったのです。韓国サンケン労組の命がけの闘争に連帯して、日本でも支援する会が全国に作られて、毎週の闘争が継続されました。支援する会の尾澤孝司事務局次長を警備員への暴行をでっちあげて逮捕起訴、長期勾留するという弾圧も乗り越えて闘われました。旭非正規職支会支援共闘会議も2020年12月20日の本社包囲デモへの参加から支援行動に参加してきました。そして今年7月に韓国サンケン労組はサンケン電気と勝利的な解決合意を勝ち取りました。この闘争は、日韓連帯闘争の大きな可能性を示すものとなりました。そして、関西の地でサンケン労組支援を担った来た仲間が、次は旭非正規職支会の闘争支援だ!関西の地でも継続的に行動をやりたいと提案して、関西での行動が始まりました。長い日韓連帯の力を旭非正規職支会の勝利の力にしなければならないし、旭非正規職支会の闘いの持つ力を日本の運動の力に結実させなければいけません。とりわけ日本の新たな階級的労働運動の力にしなければなりません。ぜひとも全国の仲間に、自分の地域での運動の組織化に力を注いでいただきたいと思います。

 11月17日(木)に次回のAGC本社への抗議申入れ行動を行います。AGC本社は私たちの面談要請に対して、いまだに「子会社が適切に対応している」「コメントする立場にない」と拒み続けています。AGC本社が、違法派遣と労働組合つぶしで、いまだに植民地主義丸出しで、労働者支配と収奪を続けているのです。絶対に許せません。みなさんの結集と全国での行動をお願いします。ともに闘いましょう。 

10/7(金)15:30AGC本社抗議行動へ!

韓国では旭非正規職支会はじめ非正規労働者が団結した闘いを力強く進めています。

連帯して、10/7(金)15:30からAGC本社抗議行動を行います。ぜひ結集をお願いします。

以下の写真は、旭非正規職支会チャ・ホノ支会長のフェイスブックから。民主労総金属労組の非正規職支会が全国巡回共同闘争を進めています。

9月7日には旭非正規職支会支援共闘会議・関西合同労組の仲間たちが尼崎工場でも宣伝行動を行いました。勝利へ向け、全国で、連帯した闘いを展開しましょう!

9/2、AGC本社に復職せまる!

9/2、旭非正規職支会支援共闘会議はAGC本社に対する申入れ・抗議行動を行った。

違法派遣、違法解雇の裁判は民事も刑事も勝った。8月19日には損害賠償裁判もおよそ64億ウォン(6億5400万円)の正社員基準の賃金を払えとの勝利判決。地位確認訴訟での勝利を受けて、2019年10月に解雇期間の賃金の損害賠償を請求して組合が提訴した裁判だ。力関係は変わった。

それでも申入れ行動に対応拒否・担当者不在を続けるAGC本社。立場は悪くなるだけだ。闘えば勝てる!今こそ日本の労働者の闘いにつなげよう。今回もサンケン労組を支援する会でがんばった仲間が結集してくれた。

裁判所、「AGC旭硝子は解雇者に賃金64億ウォン(約6億5600万円)を支払わなければならない」と判決!

8月19日、韓国大邱地裁はAGC旭硝子に対して、計64億ウォン(※約6億5600万円)を旭非正規職支会組合員22人に違法解雇の損害賠償として支払うことを判決した。会社の時間稼ぎはもう通用しない!

ニュース民から転載します。

https://www.newsmin.co.kr/news/76717/?fbclid=IwAR0xMuxjFk3IF9BCnWwy9I_ZD9HeDgx2b2elVqznADRpZzVUG1zULVPvBUw&ckattempt=1

裁判所、「旭硝子、解雇者に賃金64億ウォンを支払わなければならない」
Byパク·ジュンヨプ-2022-08-1911:11



 裁判所が亀尾朝日グラス(AGCファインテクノ韓国株式会社)が解雇労働者に計64億ウォン(※約6億5600万円)余りを支給しなければならないと判決した。 不当解雇期間に支給しなかった賃金を支給しなければならないという趣旨だ。

 19日(注:2022年8月)午前10時、大邱(テグ)地方裁判所金泉(キムチョン)支所第1民事部(チャン·ジェウォン裁判長)は、旭硝子解雇者22人が会社を相手取って起こした損害賠償請求訴訟で、原告勝訴判決を下した。

裁判所は「被告が原告に請求した金額のうち64億130万ウォンを認容する」と判決した。

解雇者たちが請求した賃金の大部分が認容された金額だ。 解雇者たちは会社を相手に提起した勤労者地位確認訴訟1審で勝訴した後の2019年10月、旭硝子を相手に不当解雇期間に支給しなかった賃金64億900万ウォン余りを支給せよと訴訟を提起した。

解雇者たちが請求した64億900万ウォン余りは解雇者たちが旭硝子下請け業者所属で在職した当時に受け取れなかった賃金と解雇後に受け取れなかった賃金に分かれる。旭硝子在職期間に下請け業者賃金ではなく旭硝子賃金を支給しなければならず、解雇以後2020年12月までの賃金も支給しなければならないという内容だ。

金属労組の旭非正規職支会は判決文を確認した後、会社側に対する仮執行可否を決める計画だ。

金属労組旭非正規職支会のナム·ギウン首席副支会長は「長い時間がかかったが幸いであり、歓迎する」とし、「もう一度解雇者の闘争が正当だということが確認された」と話した。

パク·ジュンヨプ記者

解雇から7周年!勝利へ進撃!

2022年7月13日、韓国大邱(テグ)高裁勝利判決を喜ぶ組合員たち

 2022年7月13日、韓国大邱(テグ)高裁民事部は、旭非正規職支会組合員が提起した勤労者地位確認訴訟1審で、敗訴した会社側が提起した控訴審裁判の判決公判を開き、「控訴を棄却する」と判決した。亀尾(クミ)市にある旭硝子(AGCファインテクノ韓国株式会社)が非正規職解雇労働者たちを直接雇用しなければならないという判決である。2019年8月下した原審と同じ判決だ。昨年8月、会社側の派遣法違反刑事事件も有罪判決だったので、民事・刑事で旭硝子の不当解雇が認められた。

 裁判所は、「審理と現場検証も行った。被告(旭硝子)が1審判決に誤りがあり、誇張されたとした部分も、十分に審理した」とし、「最高裁が判断する派遣法勤労者に対する使用関係基準で見ると、原告たちに使用権を行使した」と説明した。

 この日判決直後、大邱高等裁判所前で開かれた記者会見で、解雇者側弁護士のイヨンウ弁護士は、「民事・刑事過程から裁判所と捜査機関がかなり徹底して内容を調べた。異例の現場検証も何回も行った。このように確認された内容が今日の勝訴に帰結した」とし、「会社が上告審に行っても、長い期間の注意深い判断があるので、予想するに、審理不続行で4か月以内に終わるだろう」と話した。

 続けて「製造業社内下請けで、請負として偽装した形態の雇用が認められないことを確認した。劣悪な地位の間接雇用労働者が容易に解雇される現実に裁判所が終止符を打ったもの」と付け加えた。

 チャホノ金属労組旭硝子非正規職支会支会長は、「解雇された労働者が長い時間苦痛を受け、闘った、今日の判決は、至極当然の判決」と言い、「旭硝子が裁判所の判決に従って直接雇用を履行すれば、すべての事は終わる。あらゆる特恵を受け、大韓民国の法を守らない日本企業旭硝子は今日の判決を必ず履行しなければならない」と話した。

 (以上、韓国『ニュース民』より https://www.newsmin.co.kr/news/75328/?ckattempt=1

 いよいよ解雇を撤回させて、全員が正規職として職場に戻る局面に突入した。韓国非正規職撤廃闘争の大きな勝利が勝ち取られようとしている。

 これに先立って、日本の旭非正規職支会支援共闘会議は6月30日、解雇7周年、解決から逃げ続けるAGC旭硝子本社に対する抗議行動とデモを闘った。目覚ましい日韓労働者連帯の力で勝利した韓国サンケン労組を支援する会の仲間も多数かけつけてともにデモに立った。

6・30AGC本社デモ
6・30AGC本社抗議行動
AGC本社前で連帯写真

 韓国では、巨済(コジェ)にある大宇(テウ)造船で下請け非正規労働者の決死のストライキとろう城闘争が闘いぬかれている。韓国の非正規労働者と労働者全体の未来をかけた命がけの闘争だ。これに民主労総も金属労組もすばらしい支援連帯闘争を組織している。その先頭に旭非正規職支会が立っている。この闘いの連帯のために旭非正規職支会は自分たちの7周年闘争を延期した。しかし、大宇造船闘争の画期的地平をわがものとして、7月10日、7周年闘争が感動的に勝ち取られている。

巨済・大宇造船工場前に集まった労働者(7/8)

狭い檻に自らを閉じ込めてストとろう城闘う大宇造船非正規労働者
AGC韓国工場前で解雇7周年集会。並んだ旭非正規職支会組合員たち
AGC韓国工場前のろう城場で解雇7周年集会。

 労働者はひとつだ。日本の労働者も韓国の労働者とつながり、さらに闘おう。7月21日、AGC旭硝子本社抗議行動への結集を呼びかけます。

6・30解雇7周年AGC本社抗議行動へのチャホノ支会長のアピール

山本議長はじめ旭闘争支援共闘会議の同志の皆さん、そして共に参加してくれた同志の皆さんありがとうございます。

今日は旭非正規職労働者が7年前、メール一つで解雇された日です。

旭闘争満7年になる日、日本で同志たちが忘れず、こうして闘争してくれてありがとうございます。旭闘争7年を耐え抜き闘うことができる力を今日同志たちが示してくれています。

7年前、旭資本がメールで178名もの労働者を解雇するとは思いませんでした。メールで解雇の通告を受け、びっくりしました。もっと驚いたのは、私たちが7年を闘うことができるとは思っていなかったことです。旭資本も驚いたことでしょう。また、旭資本は日本の同志たちがこうやって共に闘うとは考えもしなかったでしょう。

資本は私たちをたった1度驚かせましたが、私たちは今まで資本をたびたび驚かせて来ました。民主労組の力であり、労働者闘争の力です。

旭資本は1年前に21名を雇用するという立場を明らかにしました。旭資本は拒否されて以降、現在まで何の立場も明らかにしていません。どんな対話も行われていません。でも大丈夫です。時間が長くなったからといって、急いではならないと考えます。早く終わることより、正しく終わることが重要です。

旭闘争は韓国の非正規職闘争にとって意味ある闘争です。少数の組合員が闘っている闘争ですが、旭闘争は重要な道を作っています。日本の同志たちの献身的な連帯を学びながら、韓国で旭非正規職労働者は必ず必要な闘争に最優先で駆けつけ連帯の精神を示しています。

長期間闘っていても、資本に屈せず、22名の組合員が団結し、民主労組の精神を守り、闘っています。

旭資本が固辞している理由は、ひとつです。労働組合が恐ろしいからです。工場内で労組を絶対受け入れたくないからです。

グローバル企業、旭資本は反労働組合と労働組合に対する嫌悪を持っている企業です。グローバル企業らしくない非常に閉鎖的な企業です。労働に対する認識も浅薄です。

旭硝子は結局私たちの闘いを通して変わります。だから旭闘争は単に韓国で22名の解雇者の闘争ではありません。より大きな価値と意味がある闘争です。

旭闘争は必ず勝利します。旭闘争の勝利は私たちすべての勝利になるでしょう。その日まで同志の皆さん、健康に気をつけてください。ありがとうございました。

7/21(木)AGC本社抗議・申入れ行動

東京駅丸の内北口に15:30集合、その後新丸の内ビルに移動

「落書き」でチャホノ支会長に懲役10カ月求刑!

 5月19日開かれた集示法違反·共同財物損壊容疑裁判で検察はチャホノ支会長に対して懲役10カ月というとんでもない不当な求刑を行った。不法派遣罪でAGC韓国社長(当時)は懲役6カ月判決。それに抗議したチャホノ支会長が懲役10カ月とは!絶対に許せない。無罪しかない。AGC本社は即刻解雇撤回して、全員を正社員として戻せ!

 5・26AGC本社抗議行動から6・30AGC本社包囲デモへ!

▲2019年6月19日亀尾市山東面旭硝子工場前

https://www.newsmin.co.kr/news/72868/?fbclid=IwAR0M5Wd33LdeQ998qITHaau-dOY7Qm1yZIzGcdSDuFEqt3KAzAClbiUziW4&ckattempt=1

(ニュース民記事から転載)

検察、アサヒグラス不法派遣は懲役6カ月···解雇者は懲役10カ月?
チャホノ支会長、”悔しさに抗議してラッカーを塗ったのが不法派遣より大きな罪なのか。”



Byパク·ジュンヨプ-2022-05-1918:49

検察が亀尾旭硝子(AGCファインテクノ韓国株式会社)解雇者である金属労組のチャ·ホンホ旭非正規職支会長に集示法違反·共同財物損壊疑惑で懲役10ヶ月を求刑した。 検察は集会の原因と見られる旭硝子の派遣法違反に対しては、代表者に懲役6ヵ月を求刑している。

大邱地方裁判所の金泉支所(ソ·チョンウン裁判長)は19日、チャ·ホノ支会長など労組関係者5人の共同財物損壊などの容疑に対する結審公判を開いた。

この日検察はチャ支会長に集示法違反·共同財物損壊疑惑で懲役10ヶ月、残りの労組関係者には共同財物損壊疑惑で300~400万ウォンの罰金刑を求刑した。



検察はチャ支会長などが2019年6月、亀尾市山東面のアサヒグラス前で集会を開催した後、申告された位置を抜け出し会社正門前まで移動してスローガンを提唱した点、ラッカースプレーを利用して道路などに文字を刻んだ点などが集示法に違反する行為だとしチャ支会長を起訴した。 特にラカチルは共同財物損壊にも該当するとし、チャ支会長と共に他の労組関係者4人も起訴した。

検察の求刑に車支会長は虚しい心情を明らかにした。 集会の原因になったアサヒグラス不法派遣には検察が派遣法違反で懲役6ヶ月を求刑したためだ。

チャ支会長は「懲役10ヵ月というが、到底理解できない。 あきれる。 私たちが今まで戦う理由が労働組合を作ったと178人が携帯メール解雇されたため」とし、「検察はアサヒグラス不法派遣には懲役6ヶ月を求刑した。 無念にも8年間路上にいて、それに抗議しようとラッカーを塗ったのが不法派遣を犯して大きな利益を得た不法行為よりも大きな罪なのか。 してもひどすぎる」と話した。

続けて「不法派遣問題が続く理由がまさにこのためだ。 検察は不法派遣を正すよりは被害者が戦うことを処罰することに関心がある」と指摘した。

今回の事件の宣告は7月7日だ。

一方、最高裁は2020年ラッカースプレーで会社道路の床に文句を刻んだ類似事件で、ラッカー塗りが道路の効用を害する行為とは見難いとし、財物損壊罪が成立しないと判断した経緯がある。 最高裁は「道路の床に記載された文句に会社役員実名と侮辱的内容が含まれているが、道路利用者が本来の使用目的どおりに使用できないほどに達したと見るには足りない点、原状回復にそれほど多くの時間と費用がかからない点などを総合すれば、文句を書いておいた行為が道路の効用を害する程度に達したとは見難い」と判示した。

レイバートゥデイ記事

「不法派遣より集会の方が悪い?」 検察の「偏狭な物差し」
不法派遣代表は懲役6月求刑、抗議した解雇者は懲役10月求刑

▲資料写真、チョン·ギフン記者


検察が不法派遣疑惑が認められた元請け代表よりこれを糾弾した解雇労働者に高い刑量を求刑し批判が出ている。 労使の犯罪行為に対する検察の見解が公正性を失ったという指摘が出ている。 労働界は不法派遣犯罪処罰意志が弱いと批判した。
アサヒグラス非正規職集会·落書き
不法集会と財物損壊容疑の適用
22日法曹界によれば検察は19日大邱地方裁判所金泉支所刑事2単独(ソ·チョンウン判事)審理で開かれた結審公判で金属労組アサヒグラス非正規職支会長のチャ·ホンホに懲役10月を宣告してくれと裁判所に要請した。 一緒に裁判に付されたオ·スイル首席副会長を含む4人には罰金300万~400万ウォンを求刑した。
チャ支会長らは不法集会を開催し、会社所有の物を壊した疑いが持たれている。 彼らは2019年6月、慶尚北道亀尾のアサヒグラス本社前の車線で会社を糾弾する集会を開いた。 検察は支会が当初申告した場所を離れて会社正門前まで移動し約11~12分間スローガンを提唱し集会およびデモに関する法律(集示法)に違反したと見た。
また、ラッカースプレーで会社前の道路に文字を刻んだ疑い(暴力行為など処罰に関する法律上の共同財物損壊)も適用した。 検察は控訴状に「あらかじめ準備して配布した多様な色のラッカースプレーを利用して会社前の道路·歩道·正門の柱に『朝日は戦犯企業』などの文字を刻んだ」とし「修理費5千200万ウォン相当がかかるよう道路などの効用を害し損壊した」と指摘した。
検察は控訴状に組合員の犯罪履歴を詳細に記載した。 チャ支会長は03年と07年、集示法違反罪でそれぞれ懲役1年6月、執行猶予3年を言い渡されたことがある。 すでに処罰内訳があるという点を強調したものと解釈される。
一方、車支会長側は無罪だという立場だ。 この日の裁判でチャ支会長らを弁護したタク·ソンホ弁護士(金属労組法律院)は「集会によって公共安全や秩序に脅威を与えたことはない」とし「集会申告書に記載された通り移動し集会を平和的に終えた」と主張した。 チャ支会長も最後の陳述で「毎年集会を進行し、警察も違法な行為だと言ったことが一度もない」と強調した。
特にスプレーで落書きしたことは犯罪行為に該当しないと抗弁した。 最高裁の判決を根拠に提示した。 最高裁は2017年と2020年共同財物損壊などの疑惑事件で落書き行為が道路の効用を害さず原状回復に大きな費用がかからないと判断した経緯がある。
「不法派遣」4年ぶりに元請け起訴され有罪
支会長「不法派遣厳罰の意志はない」
同日、検察の求刑は不法派遣の疑いで起訴されたアサヒグラス代表に下した求刑量と比較される。 検察は昨年5月、ハラノタケシ前アサヒグラス代表と下請け業者ジーティーエスのチョン·ジェユン前代表にそれぞれ懲役6月と懲役4月を求刑した経緯がある。 車支会長の求刑量より少ない。
検察の捜査も遅々として進まなかった。 支会組合員らは2015年5月、労組設立1ヶ月ぶりに解雇された。 アサヒグラス韓国子会社エイジシーファインテクノ韓国が下請けであるジーティーエスとの契約期間が6ヶ月残っているのに契約を解約して発生したことだ。
これに対し支会はその年の7月、元·下請けを告訴したが、検察は2年が過ぎて不起訴決定を下した。 支会の抗告で大邱高等検察庁が再起捜査命令をすると、最高検察庁検察捜査審議委員会の起訴意見の末、2019年2月になってアサヒグラスを起訴した。 告訴4年ぶりに裁判に付されたわけだ。
裁判所は元請けの不法派遣疑惑を認めた。 アサヒグラス代表は昨年8月、1審で懲役6月に執行猶予2年を、ジーティーエス代表は懲役4ヵ月に執行猶予2年を言い渡された。
労働界は検察の求刑が二重の物差しだと批判した。 チャ支会長は「不法派遣疑惑は懲役6ヶ月を求刑し、これにより被害を受けた労働者がデモしたという理由で懲役10ヶ月を求刑したことは公平性に合わない」とし、「不法派遣犯罪を厳罰しないので企業が継続して違法行為をするのではないか」と指摘した。 チャ支会長などに対する宣告公判は7月7日に開かれる。

3・30AGC株主総会抗議行動へ

ただちに全員正社員で職場に戻せ!

 AGC(旭硝子)は2022年第97回定時株主総会を3月30日(水)10時から(受付開始9時)東京會舘3階(「ローズ」)にて開催することを株主に通知しました。7年前、AGC韓国子会社は、請負労働者138人が労働組合を結成して立ち上がるや、たった一ヵ月で組合員全員を解雇しました。旭非正規職支会支援共闘会議は、この株主総会において、即座に全員を正社員として職場に戻せ、謝罪せよ!と求める宣伝行動に立ちます。共に闘う仲間のみなさん、労働者市民のみなさんにともに声をあげて頂くようにお願いします。
 昨年2021年8月11日、韓国大邱(テグ)地裁金泉(キムチョン)支院刑事1単独裁判部(キム・ソンヨン裁判長)は、派遣労働者保護などに関する法律(派遣法)違反罪で、元AGC韓国社長の原納猛(はらのたけし)被告に懲役6ヵ月執行猶予2年、元GTS(請負会社)代表のチョン·ジェユン被告の懲役4ヵ月、執行猶予2年を言い渡しました。法人としての旭硝子とGTSにもそれぞれ罰金1,500万ウォン、300万ウォンを言い渡しました。AGC韓国はAGC旭硝子の完全子会社、社長も本社の人事で派遣された社長です。
 旭非正規職支会組合員の解雇について、AGC本社は、子会社が行ったこと、子会社が適切に対応している、本社がコメントする立場にはないと、一貫して無責任を決め込んでいます。一方で、昨年行われた和解協議の中では、チャホノ支会長を除いた全員を正社員として採用するという和解案を提示しました(協議は決裂)。分断して労働組合つぶしを貫こうという組合敵視を続けているのです。
 AGCはガラス業界で世界一のメーカーで、世界中に製造販売拠点を擁するグローバル企業です。この日本を代表するグローバル企業が韓国でやっていることは、社長が懲役判決を受ける不法派遣、そして労働組合つぶしの不当解雇です。このような日本企業による組合つぶしは埼玉県のサンケン電気の偽装廃業とともに韓国の多くの人々の怒りの的になっています。
 新型コロナウイルス感染拡大によって、韓国の組合員が日本に来て解雇撤回を訴えることができなくなっています。しかし彼らの長期・不屈の解雇撤回の闘いは、世界中の非正規労働者の希望の光になっています。日本の私たちは、彼らの分もしっかりと声をあげなければなりません。AGC株主総会抗議行動への結集・支援を重ねてお願いします。

「財閥は釈放し、非正規職は実刑判決」正義は死んだ

[社説]非正規職の入場はもうやめて
<2月9日、非正規社員17人全員、実刑および有罪判決>
「財閥は釈放し、非正規職は実刑判決」正義は死んだ。
-非正規職のない世界への闘争を止めない。
◆今日、大韓民国の司法部は、すでに傾いた秤で、非正規労働者17人全員に実刑と有罪を言い渡した。 常識と正義は作動しなかった。 2月9日、ソウル中央地裁刑事合議27部(金鮮一部長判事)は、不法派遣犯罪者の処罰と「仕事中に死なないように」を叫んだ非正規職に対する判決で、金寿億に1年6月の実刑、5人に懲役1年6月または6月と執行猶予、11人に罰金200万ウォンを言い渡した。
金鮮一(キム·ソンイル)部長判事は「不法派遣や非正規職、必ず解決しなければならない問題が正しい。 誤った部分は正さなければならない。 被告人の主張そのものについては異議はない. 裁判所はその主張が不当だとは思わない」とし、非正規労働者の主張と要求は正当だと認めた。 しかし「その主張を提示する方法は法の枠から外れることはできない」とし、無罪判決の余地はないとして全員有罪判決を下した。 非正規職の要求と主張に対し、正当性を認めながらも矛盾したことに、皆に実刑と有罪を言い渡した今日、大韓民国の常識と正義は共に殺された。 キム·スオクに実刑を言い渡したが、法廷拘束はしなかったとして免罪符を受けることはできない。
5年前、文在寅、政府は労働尊重、非正規職のゼロ時代を約束した。 仕事をして死なないように重大災害企業処罰法の制定を約束した。 不法派遣犯罪者への処罰や正社員への転換を約束した。 しかし、どれ一つ守られなかった。 非正規職労働者らは、「法に則ってやれ」、「約束を守れ」と要求せざるを得なかった。
しかし、検察は非正規社員17人に22年6ヵ月を求刑したが、「ただ一つの無罪でも出るのではないか」と思って、公訴状まで変更して粘り強く21年2ヵ月を求刑した。 裁判所は、すでに傾いた秤で非正規職の正当性を認めながらも、実刑と有罪を言い渡す矛盾した判決を下した。 不法派遣犯罪者、財閥、大企業の誰一人が処罰されていないが、不法派遣被害者は犯罪者になった。
真実は隠すことができず、正義は閉じられない。 「仕事をして死なない世の中を諦められない」。 非正規職をなくさない限り、不平等を断ち切ることはできない。
2月19日(土)、私たちは故ペク·ギワン先生1周忌に際し、「一歩踏み出すために命をかけろ」という精神に基づき、<不平等を覆す非正規職大行進>闘争を展開する。 ろうそくと非正規職を裏切った文在寅民主党と保守野党候補の誰が大統領になっても、この現実を変えないことを知っているからこそ、我々は止めずに闘争する。
2022年2月9日
非正規労働者、「もうやめて」1100万人の非正規労働者の共同闘争

非正規職労働者の正当な叫び、犯罪にするな

非正規職撤廃!2021年10月20日のゼネスト闘争にたつ非正規労働者

https://www.pressian.com/pages/articles/2021110315182207508#0DKU

(プレシアン 2021.11.3)

”不法派遣使用者処罰”を叫んだ非正規職労働者に懲役5年6か月を求刑した検察

〔寄稿〕非正規職労働者の正当な叫び、犯罪にするな

チャホノ金属労組旭正規職支会|2021.11.3


去る10月19日ソウル中央地方裁判所所管509号法廷で裁判があった。17名が法定に立った。現代起亜車、旭硝子、韓国GM、自動車販売代理店などで働いている非正規職労働者たちだ。

 この日検事の求刑があった。検事は17名に総計’懲役22年6か月’を求刑した。起亜車華城(ファソン)工場非正規職キムスオクは’懲役5年6か月’を受けた。一体どんな重罪を犯して検事は’懲役22年6か月’もの求刑をしたのか。最初に求刑を聞いた時耳を疑った。あまりにも途方もない話で笑ってしまった。時間の経過に伴い大事だと思うようになった。

2019年、ソウル雇用労働庁前のテントで。現代車華城(ファソン)工場の非正規職·キム·スオクさん

 2018年7月現代起亜車非正規職11名はソウル地方雇用労働庁抗議籠城を行った。11名は雇用労働部に直接雇用是正命令を要求し労働庁の籠城に入った。この事件が共同住居侵入で、特殊建造物侵入未遂になった。その過程で抗議書簡の伝達を妨害する警察との言い合いになった。警察は4週間の治療を要する打撲を受けたと主張した。しかし負傷した警察官は次の日集会現場で無傷で勤務していた。病院には行かず、薬の服用もなかった。警察官は以後2か月間一日も休暇を取らなかった。この事件が特殊公務執行妨害致傷になった。

 2018年10月現代起亜車、旭硝子、韓国GM非正規職6名は最高検察庁ロビーに入った。不法派遣犯罪者を処罰しろと要求した。検察から何の回答もなく、6名は全員引き上げた。この事件が共同住居侵入になった。2019年1月起亜車と旭硝子非正規職6名は、青瓦台100m以内で小さなプラカードを広げ「不法派遣使用者処罰」、「非正規職を止めよう」と叫んだ。この事件が集示法違反になった。

 このような事件を集めて検察は懲役22年6か月を求刑した。検察はこの闘争を代表した人物としてキムスオクに目を付け標的にした。

 2013年韓国GMリックライリー社長は不法派遣で罰金700万ウォンを受けた。旭硝子日本社長は不法派遣で検察の求刑懲役6か月を受けた。現代起亜車は不法派遣について10余年間起訴すらされなかった。検察は最近現代起亜車を起訴した。労働者の誰かが死に、数十名が拘束されてはじめて不法を思いのままにする使用者一人を拘束させるという話がまさにしっくりくる。

現代起亜車非正規職労働者たちはソウル雇用労働庁の籠城に入ったが、雇用労働部は最後まで是正命令を出さなかった。2019年8月キムスオクは再び47日間の断食籠城を行った。断食で体重が20キロ以上も落ち、呼吸困難で結局病院に運ばれた。雇用労働部と検察が不法派遣についてまともに処罰していたら労働庁の籠城や断食籠城はなかった。行政機関の故意の職権乱用を見て黙っていろというのか。

 検察の物差しは公正でもなければ常識的でもない。やりきれない非正規職労働者たちの苦しみは解決してもらえず、むしろ叩くことに懸命になるのが検察なのか?公公然と不法を犯す大企業は処罰することができず、やりきれない非正規職労働者たちについては加重処罰する。検察が労働者を処罰するように全く同じ物差しで使用者を処罰したなら不法派遣はすでになくなっている。そうなっていれば非正規職がわざわざ集まり検察を相手に闘うか。

 検察の求刑を見て恐ろしく思った。’懲役5年6か月’の検察求刑は労働者すべてを怯えさせ脅迫するものだ。検察の刃は非正規職ではなく数十回の不法派遣判決を受けても履行しない使用者たちに向けられなければならない。裁判所に望む。検察と同じように非正規職労働者たちの正当な叫びを犯罪として扱ってはならない。われわれは犯罪者ではない。

 

11・6国際連帯集会へのメッセージ

 2021年11月6日、千葉市文化センターにて国際連帯集会が開催され、コロナ下にあっても、揺るがない国際連帯集会として勝ち取られました。

 例年、11月全国労働者総決起集会の前段として開催されてきたのが国際連帯集会です。コロナパンデミックの前には、韓国民主労総ソウル本部からの数十人の派遣団を先頭に、アメリカ、台湾、ドイツなどからの訪日団を迎えて、貴重な国際連帯の場となってきました。コロナで海外からの派遣団を迎えることができない今年は、去年と同様に、海外からのビデオメッセージなどを中心にしながら、中止することなく国際連帯の前進のために集会を開催して成功することができました。

 とりわけ在日ビルマ市民労働組合の仲間が集会に参加して、熱烈なアピールをしてくれました。翌日の全国労働者総決起集会でも数十名の在日ビルマ市民労働組合の仲間の怒りと決意にあふれたアピールとコールが労働者の国際連帯の意志を示してくれました。

 韓国では、10月20日の民主労総のゼネストと全国での大集会がムンジェイン政権の弾圧を打ち破って闘われました。10月30日には「非正規職もうやめろ共同闘争」の第一次「ろうそくの火を再び」行動が取り組まれ、11月12日にはチョンテイル橋から光化門への行進が計画されています。

 国際連帯集会には、その先頭に立っている旭非正規職支会から、熱い連帯ビデオメッセージが届きました。旭非正規職支会支援共闘会議を代表して清水彰二事務局長から、報告と提起が行われました。

 以下、紹介・掲載します。

10・20ソウルでのゼネスト行動
10・20ソウルでのゼネスト行動

10・30非正規職もうやめろ共同闘争 ろうそく集会

旭非正規職支会と共に解雇撤回をもぎ取ろう

旭非正規職支会支援共闘会議事務局長 清水彰二

 旭非正規職支会支援共闘会議事務局長の清水です。群馬合同労働組合の委員長、合同一般労働組合全国協議会の幹事をしています。

 旭非正規職支会と民主労総の闘いについては報告と紹介がありました。ビラも資料で用意していますのでご覧ください。私からは、日本で支援共闘会議を組織して連帯闘争を闘う意味について、話をさせていただきます。

 支援共闘会議は2018年5月に結成しました。それに先立つ3年間の動労千葉を軸とした支援連帯の取組みがありました。民主労総ソウル本部を窓口として、旭支会の日本のAGC旭硝子本社に対する抗議行動の受入・サポートを打診されたところから始まりました。支援共闘会議を結成した意味は、新型コロナの状況の中であらためて明確にさせる必要があります。正規職として組合員全員の復職を勝ち取るために、日本で同じ立場と気持ちで、AGC旭硝子本社の責任を追及して闘うことが求められていると思います。

 AGCが、業界世界1の立派な会社だなどと涼しい顔でいられない状況を作るということです。解決せざるをえない状況を作り出す。そのために彼らと同じ気持ちで、考え、行動する。大したことができるわけではありません。しかし、日々彼らの闘いに心を寄せ、日常的にSNSでつながりながら、ビラを作り、ブログを作り投稿し、本社への抗議申入れ行動を繰り返す。

 そういう立場で闘いを継続することで、コロナの状況の中でもしっかりと連帯と団結を強めてきました。

 一つは、株主総会や本社に対する抗議行動を続けてきました。

 コロナで中止になってしまいましたが、前の島村社長が住む鎌倉の高級住宅街への抗議デモも計画しました。

 今年の夏には、違法派遣でAGC韓国の原納猛社長に6カ月の懲役判決が出されました。私たちは本社に解決を迫る抗議デモを行いました。この時、警視庁が東京駅丸の内にある本社へのデモのコースを、認めませんでした。おそらく皇居があるからです。2回目のデモで、ならば皇居と天皇制もいっしょに弾劾して闘う、デモコース変更には応じないという決意を固め、その立場を表明しました。そうすると警視庁は、デモコースを認めざるをえなくなり、本社へのデモを実現しました。

 コロナに乗じて、韓国で民主労組破壊を企てた日本企業が他にもあります。埼玉県新座市に本社を置くサンケン電気です。日本企業による組合つぶしを許さないと韓国で旭支会とサンケン労組が連帯を強化する闘いが始まりました。日本で全労協を中心として韓国サンケン労組を支援する会が結成され、また埼玉市民の会も結成され、毎週、本社や支店・営業所に対する抗議行動が闘われています。5月10日には本社に対して申入れを行おうとした株主でもある尾澤孝司事務局次長が不当逮捕され、起訴、いまだに勾留されています。韓国でも「食い逃げ企業」と大きな抗議がまきおこっています。旭支援共闘会議は、昨年末以来、日本でもお互いの連帯を強めなければならないと議論をして、門前行動や集会・デモへの参加を決めて取組みを開始しました。9月4日の旭支援共闘会議の結成3周年集会には韓国サンケン労組を支援する会から多数の参加と連帯の挨拶を受けることができました。

 支援共闘会議は、毎月の本社抗議行動の後に、運営委員会をもって、旭支会と連帯するために、闘いの方針について議論をしながら団結を固め、重要な前進を切り開いてきたと思います。

 なぜ私たちが、旭非正規職支会の闘いにこだわるのか。世界中の労働者を苦難に追いこんでいる新自由主義、この新自由主義攻撃の核心に非正規職化があります。これを打ち破る闘いとして旭非正規職支会の闘いが闘い抜かれているということです。

 支会の組合員たちはAGC韓国工場の請負会社に雇用された労働者でした。最低賃金ギリギリで、仕事がなくなれば簡単に整理解雇される。解雇されないために競争する。休みも取れない。休憩時間20分で昼飯を食べ、トイレに行き、一服する。粗末な弁当、粗末な作業着。管理職が目を光らせ、ミスをすれば懲罰で赤いチョッキを着せられる。奴隷のような境遇を何とかしたい。そうして2015年5月にGTSという請負会社の178名中138名を結集して旭非正規職支会ができました。

 しかしAGCは、この請負会社の労働者を、それからたった1ヶ月で、全員「整理解雇」しました。メール一本の通知でした。請負会社は解散してしまいます。

 非正規職労働者は、常にギリギリの生活で、解雇の恐怖にさらされ、正規職と分断・差別されながら、競争を強いられています。労働組合に加入することも大きなリスクだし、解雇撤回闘争を7年も闘うなど、途方もないことです。

 しかし、新自由主義のこの社会で、この壁を超えない限り、非正規職を撤廃して、労働者の階級的な団結を作り出すことはできないでしょう。これは世界中の労働者階級が直面する壁です。韓国の旭非正規職支会の闘いは、世界の労働者階級の最も先端に立って、非正規職撤廃を切り開く闘いです。

 私たち日本の支援共闘会議は、そのような闘いとして支援連帯すると同時に、支援連帯の中から、日本の労働者の中に、同じような非正規職撤廃の闘いを作り出していかなければならないと思います。

 少し群馬合同労組の話をさせていただきます。現在組合員80名ほどの個人加盟ユニオンです。コロナ禍で非正規労働者の相談は増えました。外国人の相談も多いです。

 結成から16年。地域に労働運動の拠点になるような組織と運動を作りたいと奮闘してきました。しかしまだ実現できていません。個別の闘争や相談には勝利できても、未組織や非正規の労働運動の拠点を作るのは並大抵ではありません。

 なぜかというと、国鉄の分割民営化から新自由主義が始まってもうすぐ35年です。労働者が労働組合の力を信じていません。やりがいも魅力も感じていません。そもそも労働組合に加入して職場をただす・闘うという選択肢を知りません。非正規職化も進んで、職場がひどければ転職するというのが普通の感覚になっています。

 さらに相談に来る人の職場はろくでもない職場が多いです。多くの相談は、パワハラがらみで、メンタル疾患を抱えての相談です。ハンディキャップを抱え、病気の治療という観点からは退職が最大の治療ということが多いです。悔しいけど、闘って、他の職場で再スタートするのが本人にとっては最大の勝利だということになります。

 個別の闘いが職場全体を変える、獲得するためには、ある意味、社会全体を巻き込まなければなりません。例えば群馬でも果敢に闘ったコンビニオーナーの闘いがそうでした。メディアも動かして、世論を味方にしました。しかしそれでも労働組合の拠点を作るにはいまだに力及びません。

 闘いが職場全体を獲得する段階に前進すると、資本との関係が一変します。資本は命がけで組合をつぶしに来ます。中央タクシー分会という分会の闘いがそうでした。分会長が夜陰に紛れて出勤途上で襲撃されました。これに負けずに団結を守り抜いて群馬合同労組の現在があります。地域に労働組合の拠点を作るのにあと一歩だと思います。

 そんな群馬合同労組には一つの確信があります。それは、旭非正規職支会との連帯・団結がユニオンの団結の深いところにすわっているということです。職場で闘う組合員は、孤立して苦しい思いをします。しかし、労働者・労働組合には力がある、国境や民族まで超えて団結できる、共感し励ましあうことができるのが労働者階級だということです。何よりも私自身がそのような思いで労働運動をやり、組合員がそれに共感して、いっしょに闘ってくれています。

 私たち日本の労働者は、日本の労働運動がおかれた現状を変革しなければなりません。新自由主義と闘える労働組合・労働運動を強固に発展させていかなければならない。それを抜きにしては、連帯を語ることはできないと思います。

 しかしその道は、旭非正規職支会との支援連帯闘争の中に、はっきりと示されています。

 原則的に闘うこと。昨年暮れから今年初めにかけて、AGC旭硝子本社は違法派遣訴訟の解決のために、旭非正規職支会に和解の協議を申し入れました。そこでAGCが示した解決案は、チャホノ支会長だけを外して残りの組合員全員を正社員として雇用するというものでした。旭支会は、支会長一人を外すことは許せないと、和解を拒否して、この卑劣な和解案を公表して、何年かかろうとも全員が正社員として戻るまで堂々と闘い抜くと宣言しました。組合員の総意です。非正規職撤廃の原則を裏切るような解決はできないということです。最初から彼らが原則的で強かったわけではありません。闘争と団結が、労働者を変えるということです。

 ご参加の皆さんに訴えたいと思います。ぜひとも、皆さんの地元で、旭非正規職支会支援共闘会議を組織してください。そして、日本において、新自由主義と対決できる労働運動の拠点にしていただきたいと思います。そして11月26日のAGC本社抗議行動に参加してください。最後までともに闘いましょう。

国際連帯集会の報告はこちら