サード反対闘争に共にする労働者たち

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労働者闘争に共にする人なら誰でも分かる労働組合の中に旭非正規職支会がある。 労組を作るやいなや解雇された自分たちの復職のためだけでなく、すべての労働者の団結と連帯の先頭に立つ姿で私たち皆に手本になる同志たちだ。 旭非正規職支会の歩みが届くところは通常の「労働組合闘争」範囲を越える。 数年間、サード反対闘争が繰り広げられる小城里もその一つだ。 旭同志たちの連帯事例を見ながら、労働者運動がサード反対闘争のような政治争点にどのように対応するのか共に考えてみよう。

第15回汎国民平和行動

9月2日、慶尚北道星州郡小城里(キョンサンブクド·ソンジュグン·ソソンリ)でサード撤回平和会議の主催で、第15回汎国民平和行動集会が開かれた。 8月18日、米キャンプデービッドで韓米日3国の支配階級の軍事的結束を固める首脳会議が開かれ、これを糾弾するかのように集会の舞台には「サード撤去! 韓米日軍事同盟の構築に反対!」というスローガンが大きく掲げられた。 社会主義に向けた前進会員たちも同日の集会に参加し、「韓米日軍事同盟反対」のスローガンを叫んだ。

2017年4月26日、サード装備が初めて小城里に搬入されて以来、6年が経つ間、色々な反戦平和運動団体、宗教団体、学生団体、政党などが地域住民たちと共に戦ってきた。 闘争現場に掲げられた数多くの垂れ幕を見れば、サード撤去、平和、民族自主など小城里闘争を支持する個人と団体の熱望を読み取ることができる。 朝鮮末期の東学農民運動を連想させる「斥洋斥倭」のようなスローガンも目についた。

この間、亀尾旭非正規職支会が着実に小城里闘争に連帯してきたという話を聞いたが、この日もやはり旭同志たちが席を取って座っていた。 亀尾で労働者共同闘争の気風を生かしているKEC支会、韓国オプティカルハイテク支会の同志たちも共にした。 オプティカルハイテク労働者は食い逃げ資本の日東電工を糾弾し雇用保障を促す署名を受け、集会参加者が列をなして署名に参加する姿も見られた。

サード反対闘争に共にする労働者たち

民主労総統一先鋒隊のように民族主義指向が強い労働者がサード反対闘争に参加する場面は見慣れた方だが、旭非正規職支会のような闘争事業場労働者がこの闘争に継続的に連帯する姿は多少見慣れないように感じられる。 それで旭同志たちがどんな考えでこの闘争に連帯することになったのか、ここで何を体験したのかもっと聞いてみた。

旭非正規職支会のチャ·ホンホ支会長は、国家権力の恐るべき暴力を最初に挙げた。 9年間闘争中の旭労働者自身も資本家の悪辣な振る舞いだけでなく、警察と裁判所を前面に押し出した政権の体系的な弾圧を体験してきた。 だが、それさえも小城里住民たちが体験してきた圧倒的な暴力に比べれば何でもないということだ。 THAAD配備を強行する間、地域住民は政府から何の説明も聞くことができなかった。 支配者が騒ぐ民主主義はここに存在しなかった。 抵抗すれば一方的に暴行を受けて引きずり出された。 闘争する労働者を踏みにじるまさにその国家権力がここでは住民の抵抗を踏みにじる。

この姿を見て旭労働者たちは小城里闘争に連帯することに決めた。 その過程がただ「自然に」なされたわけではないという。 チャ·ホンホ支会長は「非常に意識的な努力」が投与されたと強調する。 支会で几帳面に討論し教育を配置し集団的決議を作っていく過程を経た。

共に前進する

このような連帯は反対に小城里住民たちが労働者闘争の現実を理解し労働者運動を支持するよう導く役割をした。 住民たちが直接旭非正規職支会決議大会に参加することもあり、2017年には「闘争事業場共同闘争」の光化門高空籠城場を訪問し力を与えた。 整理解雇、非正規職撤廃のために命をかけて戦わなければならない労働者の姿を見ながら、住民の間では「労働者の権利が尊重されない大韓民国が民主主義を完全に実現できない」という話が出回ったという。(関連文)

政権が先頭に立って助長する労組嫌悪十字砲火に対抗して労働者闘争に対する社会的支持と連帯を強化できる道がどこにあるのかちらっと見せたようだ。 この事例は私たちにもう一度重要な質問を投げかけてくれる。 組合員だけの賃金と雇用のための偏狭な要求を越えないまま労働者運動が社会的孤立から脱皮できるだろうか? 抑圧される民衆の権利のために先頭に立って闘争せずに労働者運動が「世の中を変える」力を引き出すことができるだろうか?

小城里の住民たちは苦労して闘争を続けている。 闘争する労働者たちも状況が難しいのは同じだ。 だが、そうであるほど自分の事業場の中だけに縮こまるのではなく、正反対に、より広い視野で連帯運動を作ってこそ、より強力な支持を引き出し、より力強く戦うことができる。 旭非正規職支会の同志たちがまさにその証拠だ。

方向をはっきりと

小城里闘争に連帯する労働者たちは言うまでもなく、この闘争が勝利することを願う。 韓半島での帝国主義競争と戦争危機の高まりは労働者民衆皆の生命と生存を脅かすためだ。 しかし、この地域だけの闘争では勝利できないという事実もよく知っている。 第15回汎国民平和行動の代表スローガンが鮮明に提起されたように、この事案は単に特定地域からTHAAD装備を撤収させるのに止まる問題ではなく、韓米日軍事同盟構築の試み自体を破らなければならない問題であるためだ。

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