旭非正規職支会・チャホノ支会長のフェイスブック投稿を翻訳・転載します。
=======
路上で9年を過ごした。 6年働き、解雇者として9年戦った。 35歳で下請けに入社して52歳になった。 9年間の闘争の始まりは、非正規職労組の設立だ。
9年の闘争は「直接雇用せよ」という最高裁判決で終わった。 重要なのは、この判決は証拠資料ではなく、私たちの闘争が作った結果だ。
2015年7月21日、雇用労働部に不当解雇、不当労働行為、不法派遣を告訴した。 私たちは2年間、労働部を相手に狂ったように戦った。 労働部は2年を越した2017年8月不当解雇、不当労働行為は嫌疑なし、不法派遣は起訴意見で検察に渡した。
検察は2017年12月、不法派遣まで無嫌疑処分を下す。 旭はキム&チャンと共に178人を解雇し、2年6ヶ月ぶりに法的に全て無嫌疑処分を受けたので、労組破壊に成功したと祝杯を挙げただろう。 しかし、終わりではなかった。
私たちは検察を相手に戦った。 担当検事を職権乱用権利妨害罪で告訴した。 無嫌疑処分した事件を抗告し、大邱検察庁にテント座り込みを始めた。 大邱(テグ)検察庁のロビー占拠に入った。 皆連行されて留置場に連れて行かれた。 この闘争で事件が明るみに出た。
2019年2月、結局検察は旭を不法派遣で起訴する。 解雇されてから4年ぶりのことだ。 不法派遣は4年ぶりに起訴され、裁判所に持ち込まれた。
裁判が始まった。 30人を超える証人尋問があった。 工場内での現場検証まで行った。 解雇されて6年が過ぎた2021年8月になって初めて刑事裁判1審宣告が下された。 裁判所は製造業不法派遣初の懲役刑を宣告した。
「旭日本社長懲役6ヵ月、執行猶予2年、下請け社長懲役4ヵ月、執行猶予2年、旭法人罰金1,500万ウォン、下請け法人罰金300万ウォン」
この裁判で旭闘争は私たちが完全に勝機をつかんだ。 会社側の不法行為が明らかになった。 しかし、終わりではなかった。
2023年2月、大邱高裁2審裁判所は「無罪」を宣告する。 事件は再び原点に戻った。 解雇されてから8年ぶりのことだ。 大邱(テグ)裁判所の前で、私たちは再び3ヵ月間マイクを握って叫んだ。 大邱検察庁と大邱裁判所は連携している。 2018年大邱検察庁前でテント座り込みをしていた時期を思い出した。 太平洋出身の判事が太平洋弁護士と共謀して裁判をしたと。 裁判官が金を飲ませたのかと、私たちは裁判所に向かって大声で叫んだ。
2024年7月11日、最高裁は2審無罪を破棄差し戻した。 有罪を宣告した。 満ち溢れている証拠資料がある企業の不法行為一つを処罰するためにかかった時間が9年だ。 その間、私たちは数えきれないほど多く留置場に連れて行かれ、執行猶予を受け、罰金数千万ウォンを払った。 私たち同志たちは断食高空籠城をし、執行猶予と共に社会奉仕まで受けなければならなかった。
私は9年間、執行猶予だけで3つを受けた。 罰金は数え切れないほど取られた。 ただ1件も嫌疑なしの処分を受けることはない。 検察はどんな事件でも私に懲役刑を求刑した。 私たちは検察と裁判所が闘争する労働者に向かって撃つ偏狭な判決に恐れなく9年を戦った。
2021年は初めて会社側の提案があった。 会社側は21人の正規職雇用とお金で私たちを誘惑した。 我々は断固として拒否した。 そしてさらに3年間戦った。 勝つ自信があった。 結局、我々が勝った。 勝利は団結と闘争にかかっている。
闘争するほど変わる。 闘争するだけ勝ち取る。 解雇者として9年間、色々な闘争に連帯しただけに私たちの闘争は拡大した。 一つの闘争は一つに終わらない。 すべてつながっているからだ。 私たちの闘争は同志たちの闘争とつながっている。 一つの勝利が皆の勝利にならなければならない。 旭闘争の勝利を多くの方々が歓呼して喜んでくれて、泣きそうになる時が多い。
紆余曲折の末に勝利した旭闘争は、私たち皆が共に作り出した勝利だ。