平井新社長は決断せよ!

 2021年1月15日、旭非正規職支会支援共闘会議は、年初めのAGC本社行動に立った。

 1月8日付で事前に申入書を送付して、この日の申入れに対応するように要請したところ、総務部の担当者から山本弘行議長に電話で連絡があった。いわく、“東京都の非常事態宣言を受けて受付業務休止して外部との面会を制限しているので、今回はお会いすることはできない。AFKの方で解決に向けて動き出しているようだ。本社としても承知をしている。今回の申入書も今までと違っているのも承知している。間違いなくトップに報告をする。”との内容だったそうだ。確かにAGC本社の入る新丸の内ビルの1階受付には案内がおらず、内線で直接担当者に連絡する体制になっていた。隣のSMBC証券の案内はちゃんといたのは何なんだということはあるが…

 非常事態宣言で人通りも少なめだが、旭非正規職支会支援共闘会議はこれまでで一番多く30人が結集した。

 1月1日からAGCは社長が島村から平井に変わった。理由は「ガバナンスの刷新」。島村は3月で代表権のない取締役に降格する。地元自治体と投資協定結んで地代も地方税も免除にさせながら、韓国の法律を無視して偽装請負と違法派遣で儲けた。旭非正規職支会ができて誤魔化せなくなると全員解雇。請負会社はつぶしてしまった。違法派遣で起訴されたら責任者の日本人社長の首をすげ替えて帰国・雲隠れさせた。その責任を追及しても「韓国子会社が適切に対応」「本社はコメントする立場にない」の一点張り。コンプライアンスもガバナンスもあったものではない。

 平井新社長にはガバナンス刷新して、解決に責任を取ってもらおう。

 旭非正規職支会からは心のこもった檄布とマスクが韓国から届いた。ありがとうございます。2021年、旭非正規職支会が正規職として職場に戻る勝利を、必ずともに勝ち取りたい。

社長辞任は引責辞任??

AGC(旭硝子)は韓国旭支会の解雇撤回しろ!

☆非正規職労働者の未来かけた闘い☆

 新型コロナウイルスの感染が拡大しています。その影響で非正規労働者が真っ先に雇用や収入を絶たれ、感染せずとも命の危機に直面しています。非正規職が人として生きていけない現実…これに労働組合を作って立ち向かったのが、韓国の旭非正規職支会の組合員たちでした。

 彼らは「請負会社」に雇われてAGC(旭硝子)韓国工場で働く労働者でした。最低賃金に等しい賃金、忙しければ休日も休めない、体調悪くても休めない、仕事がなくなれば簡単に整理解雇。昼食休憩20分、ミスをすると赤いチョッキを着せられ、さらし者にされる… もうガマンできないと、請負会社の労働者138人が労働組合=旭非正規職支会を結成して立ち上がりました。すると職場は一変しました。管理職が小さくなり、労働者は誇りと自信を持って当たり前の要求を口に出すようになります。

 しかし組合結成から1か月後、組合員はメール1本で解雇を通告されます。その後AGCはこの請負会社との契約自体を解除して、請負会社を会社解散に追い込みました。旭非正規職支会組合員の解雇撤回闘争は6年目の冬を迎えています。


☆☆☆違法派遣・偽装請負でもうけたAGC旭硝子☆☆☆

 日本でも、2004年までは工場の製造業務への派遣は禁止されていましたが、韓国ではまだ禁止されています。AGCはそれを百も承知で、偽装請負・違法派遣を続けてきました。旭非正規職支会の登場は、業界世界第一位のグローバル企業たるAGC旭硝子が、投資協定で法外な恩恵を受けながら、韓国で法律を踏みにじり、労働者を不法に搾取して巨利を得ていたことを突き出しました。そこで、AGCは悪事の上塗りで組合つぶしの全員解雇を行ったのです。


 しかし旭非正規職支会の不屈の闘いは、事態を動かします。ついに検察が起訴をしてAGC韓国法人と当時の社長を被告席に立たせたのです。

 そしてさらにこの1月1日からAGC本社の島村琢哉社長が辞任しました。その理由は、「ガバナンス体制の刷新」です。株主総会で質問されても、申入れで本社の責任を問われても、「韓国法人が適切に対応している」「コメントする立場にはない」と言い続けた島村前社長。起訴された韓国法人・原納猛前社長を帰国させ、雲隠れさせた島村前社長。許せません。


 平井新社長は責任を認めて、旭非正規職支会組合員を正社員として職場に戻してください!

AGC(旭硝子・アサヒガラス)とは?

 東京駅丸の内北口向かいの新丸の内ビルに本社を構える世界最大手のガラスメーカー。建築用ガラス、自動車用ガラス、ディスプレイ用ガラスなどエレクトロニクス製品、化学品、セラミックスなどを製造する。1907年創立。三菱グループ。
 世界30カ国、グループ会社213社、従業員5万5千人以上、売上高1兆5千億円以上。グローバル展開を加速するとして社名を旭硝子からAGCに統一。俳優の高橋一生さんを起用してコマーシャルにも力を入れた。
 韓国には2004年にAGCファインテクノコリアという子会社を設立し、慶尚北道亀尾(クミ)市にLCD用ガラス基板製造工場を建設して製造を続ける。「投資協定」によって15年間の地方税免除、工場用地の50年無償貸与を受ける。67%の株をAGCが握り、社長は本社の人事で派遣されている。

旭非正規職支会とは?

 2015年6月に、AGCファインテクノコリア(AFK)亀尾工場で働く、請負会社GTSに雇用された労働者138名で結成された(178名中)。最初の要求はわずかばかりの時給の賃上げと作業服・弁当の改善であった。民主労総金属労組に所属し、支会は日本の支部にあたる。
 結成から1か月後、工場のメンテナンスという理由で休みを指定された日に、全員がメール1本で解雇通知を受ける。その後、6カ月の契約期間を残して、AFKはGTSとの請負契約を解除。GTSは会社解散。不当労働行為の責任追及は困難に。
 現在22名の組合員が継続して職場復帰をかけて闘う。2019年2月に韓国検察庁は不法派遣(派遣勤労者保護などに関する法律違反)の容疑でAFK、AFK社長(当時)、GTS社長(当時)を起訴して、裁判中。正社員としての地位を勝ち取る裁判。

ろう城テント

 旭非正規職支会は、解雇されるとすぐに工場前にテントを作り、ろう城闘争を始めた。市と警察により2016年4月には暴力的に強制撤去を受けるが、さらに強固なろう城場を建設した。このろう城場が支会の拠点となり、5年半の闘いを支えている。朝夕の工場前宣伝戦、地域や全国の闘争現場に連帯に出かけ、毎週水曜日には歌あり、踊りあり、トークありの文化集会が開かれる。現在はコロナウイルス感染拡大で思うように開催できないが、組合員や共闘する労働者・市民の連帯と交流の重要な場になっている。
 日本の旭非正規職支会支援共闘会議は、2回に渡ってろう城テントを訪問し、団結を固めた。(下の写真は2019/11、亀尾市の旭非正規職支会ろう城テント前で)

映画『あなたは蜘蛛を見たことがありますか?』絶賛上映運動展開中!

 旭非正規職支会をはじめ、声をあげ、立ち上がる韓国の非正規労働者の姿を追うドキュメンタリー映画。監督キム・サンぺ氏。支援共闘会議で上映運動を展開中。 問合せ5は旭非正規職支会支援共闘会議まで。

支援共闘会議は旭非正規職支会が職場に戻るまで、AGC本社の責任を追及します!ご支援をお願いします!

①旭非正規職支会支援共闘会議の会員になってください。会費1年2,000円、半年1,000円、3ヵ月500円

②旭非正規職支会へのカンパをお願いします。振込先 郵便口座 00110-7-514943(旭非正規職支会支援共闘会議)

③AGCに電話・メール・手紙・SNSなどで、解雇撤回の要望を届けてください。支援共闘会議宛でもいいです。

旭非正規職支会支援共闘会議

メール asahihiseiki@ybb.ne.jp / TEL  090-9016-0272
※詳しくはブログで。http://asahihiseiki.tokyo/    Facebook 旭非正規職支会支援共闘会議

申入書

2021年1月8日

AGC株式会社

代表取締役 兼 会長  島村 琢哉 様

代表取締役 兼 社長執行役員  平井 良典 様

代表取締役 兼 副社長執行役員  宮地 伸二 様

旭非正規職支会支援共闘会議

議長 山本 弘行

 当会は、貴社に対して、下記の通り申し入れます。2021年1月15日に、当会の代表者が申入れに伺いますので、部屋を確保の上、対応し、話を聞く場を用意してください。

1  貴社は、2020年12月10日の取締役会の決議をもって、代表取締役の異動を決定し、2021年1月1日から島村琢哉氏を代表取締役兼社長執行役員から代表取締役兼会長に、さらに2021年3月30日をもって代表権のない取締役兼会長に退任すると発表するとともに、その理由を「ガバナンス体制の刷新」を目的とすると公表しました。旭非正規職支会に対する違法派遣や不当労働行為の問題、さらにはAGCファインテクノ韓国株式会社(AFK)に対する管理・統制・指導の問題も当然に含まれていると理解していますが、回答願います。

2  グループ会社であるAGCファインテクノ韓国株式会社(AFK)に対して、貴社として、現地・韓国の法律・司法判断に従うように指導してください。また、貴社「サステナビリティ データブック2020」の「人権と労働」にある以下の記載を誠実に実行してください。

『AGCグループは、約30の国・地域で操業しており、現地の労働法規の遵守は・・・企業活動に重要であると認識しています。』

3 2020年11月20日の当会の申入れで、貴社が認めたように、AFKの社長は、貴社の人事で派遣され、就任しています。貴社の、AFKに対する監督責任は、どの程度のものであるのか、AFKの違法行為に対する法的責任は、AGC本社には及ばないのか、見解を示してください。

4 2019年2月15日韓国大邱(テグ)検察庁は、AGCファインテクノ韓国株式会社及び原納猛社長(当時)、請負会社GTSを、「違法派遣」の容疑で起訴しました。現在裁判が進行していますが、原納猛元社長は裁判の出廷を拒否しています。原納猛氏は、AGCファインテクノ韓国株式会社の社長に就任する前は、電子カンパニー技術開発本部本部長を務めていました。貴社本社の人事異動で同社の社長に就任したのであり、貴社には監督責任があります。原納猛氏が裁判に出廷するように、貴社が責任をもって指導してください。

以上

AGC本社に申入れ。本社の責任が明らかに!

 2020年11月20日。旭非正規職支会支援共闘会議はAGC旭硝子本社に対する抗議申入れ行動を行った。この日は、担当者と事前に日程を調整したうえでの申入れ行動となった。旭非正規職支会支援共闘会議は、申入れに対して、きちんと部屋を確保して申し入れを受けるように要請もしていた。しかし、AGCは「部屋は用意できない」と、今回もエントランスホールの片隅での申入れ行動となった。

 この間、旭非正規職支会支援共闘会議は、新型コロナで中止になったものの、3月に鎌倉の島村社長宅周辺のデモを計画しデモ申請もしてきた。178人もの非正規労働者の解雇を強行しながら、要請行動にも門前払い。こんなことをして何の社会的制裁も受けないなんて許せないという思いだ。

 申入れに対するやり取りで、対応した総務部の中村氏は、この申入れに対する対応は、情報を共有したうえでの社長や取締役会の決定事項であることを認めた。また不法派遣(韓国では製造業への派遣は違法)でAFK(アサヒ・ファインテクノ・コリア、AGCの韓国子会社)とともに起訴された原納猛AFK社長(当時)がAGC本社の人事としてAFKの社長に就任していたことも認めた。担当者として、上層部に問題があると伝えていることもわかった。島村社長とAGCの責任は明白になったと言わざるをえない。

 しかし結局、担当者は、「韓国法人が適切に対応している」「AGCとしてコメントすることはできない」とオウムのように繰り返した。悔しい。旭非正規職支会と共に必ずひっくり返す。

 ドキュメンタリー映画『あなたは蜘蛛を見たことがありますか』の宣伝武器を手に入れた。全国で上映運動を広げ、ひとりでもたくさんの人に見てもらいたい。見ればわかる。みなさんの力を集めたい。

 申し入れ後は、東京駅丸の内北口にて、AGC本社を見上げながらの街頭宣伝行動。島村社長よ。聞こえるか!

以下は、申入書と申入れのやり取り

申入書

当会は、貴社に対して、下記の通り申し入れます。2020年11月20日に、当会の代表者が申入れに伺いますので、部屋を確保の上、対応し、話を聞く場を用意してください。

1  現在新型コロナウイルス感染拡大により、旭非正規職支会の来日ができない状況ですが、渡航が可能になった場合に、旭非正規職支会の申入れに対して、貴職を含め責任者が誠意をもって話し合いに臨むようお願いします。

2  2019年8月23日韓国大邱(テグ)地方裁判所は、旭非正規職支会組合員について、貴社グループ会社AGCファインテクノ韓国株式会社の違法派遣を認め、会社側に”雇用の意思を表示せよ”と判決しました。この判決に直ちに従うように、本社がAGCファインテクノ韓国株式会社に指導してください。

2  2019年2月15日韓国大邱(テグ)検察庁は、AGCファインテクノ韓国株式会社及び原納猛社長(当時)、請負会社GTSを、「違法派遣」の容疑で起訴しました。現在裁判が進行していますが、原納猛元社長は裁判の出廷を拒否しています。原納猛氏は、AGCファインテクノ韓国株式会社の社長に就任する前は、電子カンパニー技術開発本部本部長を務めていました。貴社本社の人事異動で同社の社長に就任したのであり、貴社には監督責任があります。原納猛氏が裁判に出廷するように、貴社が責任をもって指導してください。

以上

2020年11月20日16:20頃

AGC本社が30階より上に入っている新丸の内ビルディング(東京駅丸の内北口向かいの38階のビル)の1階エントランスホールにて。

旭非正規職支会支援共闘会議は12名ほどの申入れ団。AGCは総務部総務グループの中村氏他1名。周りを警備員多数が取り囲む状態。

清水事務局長 今日は山本議長が奥さんの具合が悪くなってしまって急に来れなくなってしまったんですけど。山本さんの方から話があったと思うんですけど、場所を作ってもらいたいと要請をしていたと思うんですけど。

総務部・中村 それはできないんですよ。実はね、ちょうどいま、コロナの罹患者が増えているでしょ、ですから本来はお断りしなければいけなかったんです。今日はちょっと無理に、以前にお話をお伺いしたからということで降りてきましたので。はい。

清水 じゃあ、どこで?ここで?

中村 奥へ…

中村 多いですね…

鎌田 十人ちょっと

中村 どうしようかな…あの、密な状態になってしまうので。

清水 じゃあ、密にならないように

中村 はいはい。なるべく邪魔にならないように、お願いします。

清水 (支援共闘会議のみなさんに向けて)部屋はコロナの関係もあって、本当は降りてくるのもはばかられる状況なんだけれども、一応降りてきたということで

中村 (カメラマンに対して)申し訳ないんですけど、もしあれでしたら、出ていただいてもよろしいですか?写真撮影はダメなんです。

清水 撮らなければね?

中村 はい

清水 しょうがないので、こういう形で申入れをします。申入書はすでにお送りしてますよね?

中村 はい、いただいております。

清水 内容的には、変わらないですけど、1項目目として、今韓国から旭支会が来れないですけど、コロナの状況が落ち着いた時には、すぐにでも来日して、また申入れ、話を聞いてもらいたいと考えてますので、その時はきちんと場所を確保して、話を聞く場を作ってくださいと、この申入れ事項を追加しました。今日はしようがないとしても、韓国から当事者が来た時には、ぜひそういうふうにしてもらいたいということなんですけど、これについては?

中村 以前からずっとお話させていただいていることと変わりはないんですけど、我々としては、AGCとしては、話をお伺いしてコメントするということはないので、お会いするということもですね、本来はお断りするということなんですが、今までもですね、来ていただいたりとかそういうこともあったので、私が降りてきて、お話をお伺いしてますけども。ですからすべてお約束できるということではないんですね。

清水 約束はできないけども、今までとは違う検討もするということ?

中村 違う検討はできないですね

清水 それはできないということなんですか?

中村 はい

清水 二つ目なんですが、不法派遣の件ですね。一審の判決がありました。それはご存じですよね?

中村 はい。聞いております。

清水 地位確認の方も一審で勝訴されて、いくばくかの給与が振込で支払われていると、それもご存じですよね?

中村 はい。

清水 雇用関係が裁判でも認められたという理解はされているんですよね?

中村 裁判ではそういうふうなことは聞いておりますけど。

清水 であれば、それは本社として、コンプライアンスの問題としても、ちゃんとしなさいよという指導は、AFKに対してするべきではないんでしょうかね?

中村 そこはですね、韓国側で係争中ということも続いているということがありますので、そこは韓国の会社の問題ということで、我々としてはコメントすることはできないです。

清水 最終的な確定がするまでは…

中村 きちんと韓国の方で対応しているというふうに聞いておりますので。AGCとしてはこの場でコメントすることはないということです。

清水 そこのところが、判決も出ているんだし、コンプライアンスの問題としても、本社が指導すべきではないですかという申入れなんですよ

中村 お話は承りました。

清水 それは本社では議論されていないんですか?

中村 何度も申し上げているんですけど、AGCとしてコメントする立場にはないというのは会社の回答ですので。

原  なんでそういうんですかね?AGCがちゃんと指導すれば、裁判の判決を待つまでもなく、彼らが戻れる可能性があるわけじゃないですか。それをやらないでね、向こうの判断待ちといっているのは…

中村 韓国の方できちんと対応していると聞いていますので。

原 韓国の方、って何ですか?

中村 関係会社のことですね、グループ会社

原  …

中村 最初来ていただいた時からお話させていただいている通りですね、そこは我々としては変わっていないんですよ

清水 最初来たときはまだ裁判の判決も出てなかったですし、今は地位確認の一審の判決も出ていますし、実際にAFKから給与が振り込まれているという状況の変化があるわけですよね?その判決を受けて、対応は変わらないという決定を本社として決定する場があったんですか?

中村 そうではなく、色々申入書いただいていますよね、そういったことはすべて共有はしておりますので、そのうえで、AGCの回答は変わっていないということです。

清水 全然じゃあ判決が新しく出ても、見直しをする、しないも含めて、議論はしていないと?

中村 まだ係争中と聞いておりますので。

清水 じゃあ三つ目ですけども。

中村 はい

清水 当時AFKの社長であった原納たけしさんが違法派遣の容疑で被告になっていると思うんですよね?

中村 はい

清水 出廷をされていないというのはご存じ?

中村 聞いていますね

清水 これは子会社の社長として起訴されたわけですし、出廷する義務はあるのではないでしょうかね?

中村 そこのところもAGCとしては、コメントを差し控えたいと思います

清水 コメントを差し控えるって…。義務はありますよね?

中村 申し訳ありません。原納の住所を教えてほしいだとか…

清水 それはいいですよ。とりあえずそこまでは言わないけれども、まず出廷する義務はありますよね?

中村 そこは韓国側が判断すること

清水 韓国側が判断することなんですか?

中村 はい。AGCとしてではない。

清水 だってもう今、韓国にはいないですよね?

中村 ただその、韓国の会社が裁判になっていますので、AGCとしてではなく、韓国として判断していることなので…

清水 AFKの判断で、原納さんは出なくていいと?

中村 いや、それはわかりませんよ。それはわからないですけども…

清水 適切に対応していないですよね?

中村 適切か、適切でないかというのは、我々は韓国の会社から適切に対応していると聞いております…

清水 だから適切に対応していないですよねって聞いているんです

中村 適切か適切でないかわかりませんけども…

清水 だから申入れしているんですよ

中村 ですけどもAGCとしては、それに対して回答できません。

清水 それは、適切に対応していると聞いていますって話でしょ?さっきから言っているのは?だけど適切に対応していないから指導してくださいって話をしているわけですよね?

中村 それはAGCとしてはお受けすることはできませんってことですよね

清水 それはだからおかしいんじゃないですかって話をしているわけですよね?

中村 そこはあれですけど…。AGCとしては回答することはできないということです。

清水 だけど適切ではないですよね?これは?誰が見ても。常識的に。

中村 そこは…答えようがありませんけども。

清水 いやいや、それは答えようがあるでしょ?だって、被告で出る…

中村 我々が何か回答することではないので。

清水 だって、AFKの前は、電子カンパニー技術開発本部の本部長だったわけですよね?

中村 はい

清水 だから本社の人事として、子会社の社長に就任したわけですよね?それは間違いないですよね?

中村 そうですね、はい。

清水 であれば、関係ないって言えないですよね?適切な対応をしていなければ指導をしなければいけないですよね?

中村 AGCとしては、この件に関しては関与できないというのが回答になりますので。

清水 できないというのはどういう?

中村 回答する立場にはないということです

清水 立場にあるでしょ?さっき言った回答と矛盾しているでしょ?だって人事で社長行っているわけだがら。

中村 ずっと申し上げているんですけども、韓国のAFKというところで適切に対応していると聞いていますので。

清水 適切に対応していないという話なんですよ

中村 なので申入れに関してはお受けできないというのが回答です。

清水 それは本社として、全部AFKの問題であるということで、どんなに問題があろうとも、それは本社は何のコメントもしないし、指導もしないし、という立場なんですか?

中村 はい

〇〇 …社会的責任って何なんですか?

中村 そこは変わっていませんので。

清水 こういう申入れがあって、これはまずいと…個人的な話を聞きますよ?中村さん、まずいと思いません?

中村 個人的な意見はちょっと申し上げられないんですけど…

清水 まぁね。だって担当者がね、まず申入れ聞いて、話聞いて、答えるのに困ったよと、いう話があるわけじゃないですか?

中村 ただ会社として、この場に来させてもらっていますので、会社としての回答しか申し上げることはできないんです。

清水 だからね、会社の対応がそうしろというのはわかりましたけども、このままこの対応を続けるというのは、社会的にも、常識的にも、ちょっとまずいんじゃないですかという話はしてくれているんですかね?

中村 しております。いつもいただいているお話は会社の中で共有しておりますので。はい。

清水 でも会社として、それに対しては、一切対応するなと。

中村 対応するなということではなく、AGCとしては何ら回答することはできませんということです。

清水 それは総務部をこえて、社長にも、取締役会でも共有されていると。それについては対応はしないという話になっているわけですか?

中村 そうです。

鎌田 現に今、AFKとして、解雇された当該に…

中村 ごめんなさい。本当にちょっと時間が…

清水 これだけ。

鎌田 給料出しているんですよね

中村 はい。

鎌田 これは雇用関係がハッキリしているということを前提にして行われているということだと思うんですよ

中村 AFKの判断によって、していることでしょうから。

鎌田 だからAFKの判断としても、解雇した労働者に自分たちが責任を負っている立場を今明確にしているんですよ。

中村 そのことに関して、AGCとしては回答することはできませんと。

鎌田 そのことも、ですか?

中村 はい。すべて含めてです。

鎌田 現に…

中村 本当にすみませんけども。ちょっと人数が多いです。多いですね。今後気を付けていただきたいと思います。失礼します。

AGC 본사에 신청.본사의 책임이 명백해!

2020년 11월 20일. 아사히 비정규직 지회 지원 공투회의는 AGC 아사히글라스 본사에 대한 항의 신청을 했다.이 날은 담당자와 사전에 일정을 조정한 후에 신청하는 행동이 되었다.아사히비정규직지회 지원공투회의는 신청에 대해 제대로 방을 확보해 신청해 달라는 요청도 했다.그러나, AGC는 「방을 준비할 수 없다」라고, 이번에도 현관 홀의 한쪽에서 신청 행동을 했다.

 얼마 전 아사히 비정규직 지회 지원 공투회의는 신형 코로나로 중지되었지만 3월에 가마쿠라의 시마무라 사장 자택 주변의 데모를 계획하고 데모 신청도 했다.178명이나 되는 비정규직 해고를 강행하면서 요청 행동도 문전박대.이러고 아무 사회적 제재도 받지 않는다니 용서할 수 없다는 생각이다.

 신청에 대한 교환으로, 대응한 총무부의 나카무라씨는, 이 신청에 대한 대응은, 정보를 공유한 후의 사장이나 이사회의 결정 사항인 것을 인정했다.또 불법 파견(한국에서는 제조업에의 파견은 위법)으로 AFK(아사히·파인 테크노·코리아, AGC의 한국 자회사)와 함께 기소된 하라노 타케시 AFK 사장(당시 )이 AGC 본사의 인사로서 AFK의 사장으로 취임하고 있던 것도 인정했다.상부에 문제가 있다는 것을 담당자로서 전달했다는 것도 알았다.시마무라 사장과 AGC의 책임은 명백해졌다고 말하지 않을 수 없다.

 그러나 결국 담당자는 한국법인이 적절하게 대응하고 있다 AGC가 코멘트할 수 없다는 앵무새처럼 되뇌었다.아사히 비정규직 지회와 함께 반드시 뒤집는다.

 다큐멘터리 영화 당신은 거미를 본 적이 있습니까의 선전무기를 손에 넣었다.전국에서 상영운동을 펼쳐 한 사람이라도 더 봤으면 좋겠다.보면 알 수 있다. 여러분의 힘을 모으고 싶다.

 신청 후에는, 도쿄역 마루노우치 북쪽 출구에서, AGC 본사를 바라보면서의 가두 선전 행동.시마무라 사장님, 들리니?

신청서  요청 행동의 교환

신청서

당회는 귀사에 대하여 아래와 같이 신청합니다.2020년 11월 20일에 당회 대표가 신청하기 때문에 방을 확보한 후 대응하고 이야기를 듣는 자리를 준비하십시오.


1 현재 신형 코로나바이러스 감염확대에 의해 아사히비정규직지회 방문을 할 수 없는 상황입니다만, 도항이 가능하게 되었을 경우에 아사히비정규직지회 신청에 대해 귀직을 포함한 책임자가 성의를 갖고 논의에 임하도록 부탁드립니다.

2 2019년 8월 23일 한국 대구지방법원은 아사히 비정규직 지회 조합원에게 귀사 그룹사인 AGC 파인테크노 한국주식회사의 불법파견을 인정하고 사측에 “고용 의사를 표시하라”고 판결하였습니다.이 판결을 즉시 따르도록 본사가 AGC 파인테크노 한국 주식회사에 지도해 주세요.

3 2019년 2월 15일 대한민국 대구검찰청은 AGC 파인테크노 한국주식회사 및 하라노 다케시 사장(당시), 청부업체 GTS를 ‘불법파견’ 혐의로 기소했습니다.현재 재판이 진행되고 있지만, 하라노 다케시 전 사장은 재판 출정을 거부하고 있습니다.하라노 다케시 씨는 AGC 파인테크노한국주식회사 사장으로 취임하기 전에는 전자컴퍼니 기술개발본부 본부장을 지냈습니다.귀사는 본사의 인사이동으로 이 회사의 사장에 취임한 것이며, 귀사는 감독책임이 있습니다.하라노 다케시 씨가 재판에 출정할 수 있도록 귀사가 책임지고 지도해 주십시오.

2020년 11월 20일 16:20 경

AGC 본사가 30층보다 위에 들어가 있는 신마루노우치 빌딩(도쿄역 마루노우치 북쪽 출입구 건너편의 38층의 빌딩)의 1층 엔트런스 홀에서.

아사히 비정규직 지회 지원 공투 회의는 12명 정도의 신청단.AGC는 총무부 총무그룹의 나카무라씨 외 1명. 주위를 경비원 다수가 에워싼 상태.

시미즈 오늘은 야마모토 의장이 부인의 상태가 나빠져 버려 갑자기 올 수 없게 되어 버렸습니다.야마모토 씨 쪽에서 이야기가 있었다고 생각합니다만, 장소를 만들어 달라고 요청을 하고 있었다고 생각합니다만.

나카무라 그건 안 되거든요.실은 말이죠, 지금 코로나 이환자가 증가하고 있지요, 그래서 본래는 거절하지 않으면 안 되었던 거예요.오늘은 좀 무리하게 이전에 이야기를 들었기 때문에 내려왔으니까요. 네.

시미즈 그럼 어디서?여기서?

나카무라 오쿠에게…

나카무라 많네요..

카마타 10명 조금

나카무라 어떻게 하지… 저, 조밀한 상태가 되어 버리거든요.

시미즈 그럼 비밀스러워지지 않도록

나카무라 네네. 가능한 한 방해가 되지 않도록 부탁드립니다.

시미즈(지원공투회의 여러분을 향해) 방은 코로나와의 관계도 있어서, 사실은 내려오는 것도 꺼려지는 상황이지만, 일단 내려왔다고 해서

나카무라(카메라맨에게) 죄송합니다만, 혹시 그렇다면 나가주실 수 있으십니까?사진 촬영은 안 돼요.

시미즈 찍어야죠?

나카무라네

시미즈 어쩔 수 없기 때문에, 이런 형태로 신청을 합니다.신청서 이미 보내셨죠?

나카무라 네, 잘 받았습니다.

시미즈 내용적으로는 변하지 않습니다만, 첫 번째로 지금 한국에서 아사히 지회가 오지 않습니다만, 코로나의 상황이 안정되었을 때에는 당장이라도 일본에 와서 다시 신청하고 이야기를 들어 주었으면 하고 있기 때문에, 그 때는 제대로 장소를 확보하여 이야기를 듣는 장소를 만들어 달라고 이 신청 사항을 추가했습니다.오늘은 어쩔 수 없다고 해도, 한국에서 당사자가 왔을 때에는, 꼭 그런 식으로 해 주었으면 좋겠다고 합니다만, 이것에 대해서는?

나카무라 이전부터 쭉 이야기해 주고 있는 것과 다르지 않습니다만, 저희로서는, AGC로서는, 이야기를 듣고 코멘트하는 것은 아니기 때문에, 만난다는 것도 말이죠, 본래는 거절하는 것이지만, 지금까지도요, 왔다 갔다 하는 것도 있었으므로, 제가 내려와서, 이야기를 듣고 있습니다만. 그러니까 모두 약속할 수 있는 것은 아니군요.

시미즈 약속은 할 수 없지만, 지금까지와는 다른 검토도 한다는 거야?

나카무라 다른 검토는 할 수 없네요

시미즈 그건 안 된다는 건가요?

나카무라네

시미즈 두 번째입니다만, 불법파견 건이군요.일심 판결이 있었습니다.그거 아시죠?

나카무라 네, 듣고 있습니다.

시미즈 지위 확인 분도 1심에서 승소하여 얼마간의 급여가 송금으로 지불되고 있다고, 그것도 알고 계시죠?

나카무라네

시미즈 고용 관계가 재판에서도 인정을 받았다는 이해는 되고 있는 거죠?

나카무라 재판에서는 그런 식의 이야기는 들었습니다만.

시미즈라면, 그것은 본사로서 컴플리언스의 문제로서도, 제대로 하라는 지도는, AFK에 대해서 해야 하는 것이 아닐까요?

나카무라 거기는요, 한국 측에 분쟁 중인 것도 계속되고 있기 때문에, 거기는 한국 회사의 문제이기 때문에, 저희로서는 코멘트할 수 없습니다.

시미즈 최종적인 확정이 될 때까지는…

나카무라 제대로 한국 쪽에서 대응을 하고 있다는 식으로 듣고 있기 때문입니다.AGC로서는 이 자리에서 코멘트할 게 없다는 겁니다.

시미즈 지역 부분이 판결도 나와 있고, 법령 준수의 문제로서도 본사가 지도해야 하지 않을까 하는 신청입니다.

나카무라 말씀은 들었습니다.

시미즈 그것은 본사에서는 논의되고 있지 않습니까?

나카무라 몇 번이나 말씀 드렸습니다만, AGC로서 코멘트할 입장이 아니라는 것은 회사의 회답이기 때문입니다.

하라 왜 그럴까요?AGC가 제대로 지도하면 재판의 판결을 기다릴 것도 없이 그들이 돌아갈 가능성이 있지 않습니까.그걸 하지 말아요, 저쪽의 판단 대기라고 하는 건…

나카무라 한국 쪽에서 제대로 대응을 하고 있는 것으로 알고 있기 때문입니다.

원한국분이 뭡니까?

나카무라 관계회사를 말씀하시는 거죠? 그룹회사

하라..

나카무라 처음 오셨을 때부터 말씀 드린 대로군요, 거기는 저희로서는 변한 게 없어요.

시미즈 처음 왔을 때는 아직 재판 판결도 나오지 않았고, 지금은 지위 확인 1심 판결도 나와 있고, 실제로 AFK에서 급여가 입금되고 있는 상황 변화가 있는 것이군요?그 판결을 받고, 대응은 변하지 않는다는 결정을 본사로 결정하는 자리가 있었습니까?

나카무라 그게 아니라 여러 가지 신청서를 받고 있지요, 그런 것은 모두 공유하고 있기 때문에, 게다가 AGC의 답변은 변하지 않았다는 것입니다.

시미즈 전혀 그럼 판결이 새롭게 나와도 재검토를 한다, 안 한다를 포함해 논의는 하고 있지 않다고?

나카무라 아직 계류 중인 것으로 알고 있습니다.

시미즈 그럼 세 번째인데요?

나카무라네

시미즈 당시 AFK의 사장이었던 하라노 다케시 씨가 불법 파견 혐의로 피고가 되어 있다고 생각하는 거죠?

나카무라네

시미즈 출정을 하지 않으셨다는 건 알고 계세요?

나카무라 듣고 계시네요

시미즈 이것은 자회사의 사장으로서 기소된 것이고, 출정할 의무는 있는 것이 아닐까요?

나카무라 그곳도 AGC로서는 코멘트를 자제하고 싶다고 생각합니다.

시미즈 코멘트를 삼가겠다고…의무는 있죠?

나카무라 죄송합니다.원납 주소를 알려달라고 하던데..

시미즈 그것은 좋습니다. 일단 거기까지는 말하지 않을 것이지만, 먼저 법정 출두할 의무는 있지요?

나카무라 거기는 한국측이 판단할 것

시미즈 한국측이 판단할 일입니까?

나카무라 네, AGC가 아니다.

시미즈도 이제 한국에 없겠죠?

나카무라 단지 그, 한국 회사가 재판을 진행하고 있기 때문에, AGC가 아니라, 한국으로서 판단하고 있는 것이므로…

시미즈 AFK의 판단으로, 하라노 씨는 나오지 않아도 된다고?

나카무라 아니, 그건 모르겠어요.그건 모르겠지만..

시미즈 적절하게 대응하고 있지 않지요?

나카무라 적절하냐, 적절하지 않느냐는 것은, 우리들은 한국 회사로부터 적절히 대응하고 있는 것으로 알고 있습니다…

시미즈라서 적절히 대응하지 않는군요라고 들었습니다

나카무라 적절할지 적절하지 않을지는 모르겠습니다만…

시미즈라서 신청하는 거예요

나카무라입니다만, AGC에서는 그에 대해 답변을 드릴 수 없습니다.

시미즈 그것은 적절한 대응을 하고 있는 것으로 알고 있다는 이야기죠?아까부터 말하는 것은? 그렇지만 적절히 대응하고 있지 않기 때문에 지도해 주십시오라는 이야기를 하고 있는 것이군요?

나카무라 그건 AGC로서는 받아들일 수 없다는 말씀이시죠?

시미즈 그건 그러니까 이상하지 않을까 하는 이야기를 하고 있는 거죠?

나카무라 거기는 그건데요.AGC로서는 답변해 드릴 수 없다는 것입니다.

맑은데 적절하진 않죠?이건? 누가 봐도.상식적으로

나카무라 거기는… 대답할 방법이 없는데요.

시미즈 아니, 그건 대답할 방법이 있겠죠?왜냐면 피고로 나오는..

나카무라 저희가 뭐라도 회답할 게 아니라서요.

시미즈 역시 AFK 이전에는 전자 컴퍼니 기술개발 본부의 본부장이었던 것이군요?

나카무라네

시미즈이기 때문에 본사의 인사로 자회사의 사장으로 취임한 것이지요?그건 틀림없죠?

나카무라 글쎄요, 네.

시미즈라면 상관없다고 말할 수 없겠죠?적절한 대응을 하고 있지 않으면 지도를 하지 않으면 안 되는 것이지요?

나카무라 AGC로서는 이 건에 관해서는 관여할 수 없다는 것이 답변이 되었기 때문입니다.

시미즈 할 수 없다는 건 어떤 거야?

나카무라 회답할 위치에 있지 않다는 것입니다

시미즈 입장에 있지 않습니까?아까 말한 답변과 모순되지?왜냐면 인사 때문에 사장 가 있는 거니까.

나카무라 계속 말씀드리고 있습니다만, 한국의 AFK라는 곳에서 적절하게 대응하고 있는 것으로 알고 있습니다.

시미즈 적절하게 대응하고 있지 않다는 얘기예요

나카무라이기 때문에 신청에 관해서는 받을 수 없다는 것이 회답입니다.

시미즈 그것은 본사로서 전부 AFK의 문제인 것으로, 아무리 문제가 있어도, 그것은 본사는 아무런 코멘트도 하지 않고, 지도도 하지 않는다, 라는 입장입니까?

나카무라네

OO… 사회적 책임이 뭐예요?

나카무라 거기는 안 변했으니까요.

시미즈 이런 제의가 들어오고, 이거 곤란하다고… 개인적인 얘기 좀 듣겠습니다만?나카무라 씨, 맛이 없다고 생각하지 않으세요?

나카무라 개인적인 의견은 좀 말씀드릴 수 없습니다만…

시미즈 뭐, 왜냐하면 담당자가 먼저 신청 듣고, 이야기 듣고, 대답하는데 곤란했다는 이야기가 있는 것은 아닙니까?

나카무라 단지 회사 차원에서 이 자리에 와주었기 때문에, 회사 차원의 답변 밖에 말씀드릴 수 없습니다.

시미즈이니까 말입니다, 회사의 대응이 그렇게 하라는 것은 이해했지만, 이대로 이대로 대응을 계속한다는 것은 사회적으로도 상식적으로도 좀 좋지 않은 것이 아닐까 하는 이야기는 해주고 있는 것입니까?

나카무라라고 합니다.항상 하시는 말씀은 회사 안에서 공유하고 있으니까요. 네.

시미즈에서도 회사 차원에서 그에 대해서는 일절 대응하지 말라고.

나카무라 대응하지 말라는 것은 아니며, AGC에서는 아무런 답변을 할 수 없다는 것입니다.

시미즈 그것은 총무부를 넘어 사장에게도 이사회에서도 공유되고 있다고.그 문제에 대해서는 대응을 하지 않는다는 이야기가 되어 있는 것입니까?

나카무라라고 합니다.

카마타 실제로 지금 AFK로서 해고된 해당에게…

나카무라 미안해요.정말 시간이 좀…

시미즈 이것뿐.

카마타 급료를 내고 계시죠?

나카무라네

카마타 이건 고용관계가 확실하다는 걸 전제로 하는 거라고 생각해요

나카무라 AFK의 판단에 의해서, 하고 있는 것일 테니까요.

가마타 그래서 AFK의 판단으로도 해고한 노동자에게 자신들이 책임을 지고 있는 입장을 지금 명확하게 하고 있어요.

나카무라 그 문제에 대해 AGC에서는 답변을 할 수 없다고 합니다.

카마타 그것도요?

나카무라 네. 모두 포함입니다.

카마타 실제로…

나카무라 정말 죄송한데요.좀 인원이 많아요.많네요. 앞으로 조심하셨으면 좋겠습니다.지나가겠습니다.

活動再開!9月11日AGC本社前へ!

新型コロナウイルス感染拡大で、国際連帯闘争はひとつの試練を迎えています。

しかし、それは裏返せば、本物の国際連帯を打ち立てるチャンスでもあります。

お互いの行き来ができませんが、韓国の仲間の勝利が、日本の私たちの勝利であるという強い連帯感を育てなければなりません。

2020年9月11日金曜日、AGC本社への申入れと抗議行動を再開します。

みなさんの結集を呼びかけます。

■2020年9月11日㈮15:30東京駅丸の内北口(改札外)集合。

■AGC本社への申入れ行動と東京駅丸の内北口宣伝行動を行います。

コロナ時代に連帯と団結を

非正規職撤廃へ闘争5年!

AGC(旭硝子)は韓国旭支会の解雇撤回しろ!

「非正規職は正規職とあらゆるものが違った。正規職と作業服が違った。社員証も違った。正規職は社員証だが、非正規職は出入証だった。工場に入っていくことができるよう車に貼る車両ステッカーの色も違った。まったく同じものがなかった。…下請け会社GTSは毎年最低賃金しか払わなかった。支給された作業服は汗が吸収されないナイロン製の安物だった。管理者はわれわれに対し人間的に接することはしなかった。ちょっと間違っても懲罰の赤いチョッキを着せた。小さな問題も始末書を書かせた。現場で労働者の不満が充満していた。」

 これは韓国・亀尾(クミ)市にあるAGC(旭硝子)の工場で働いてきた請負労働者の話です。彼らは、2015年6月、ついに労働組合を結成しました。「旭非正規職支会」です。

 工場の力関係が一変しました。請負労働者が団結して職場でスローガンを叫び、もはや管理職は何も言えなくなりました。しかしその1か月後、AGCは組合員138人全員を解雇しました。メンテナンス工事だと全員を休ませ、その日にメール1本で解雇したのです。

 解雇から5年余り。現在も22名が、工場前のろう城場を守りながら、職場復帰まで闘うとがんばっています。7月10日には、解雇から5周年を記念する大集会を工場前で開きました。

 新型コロナウイルスの感染拡大が世界中で広がっています。世界経済は恐慌の深刻化を不可避としています。労働者が、団結と労働組合を取り戻さないと生きていけない時代が始まっています。勝利のカギは、非正規職撤廃。労働者階級の未来をかけた旭非正規職支会の闘いを支援し連帯しましょう!

映画「あなたは蜘蛛を見たことがありますか?」上映決定

(2020年11月15日(日)18:30開場 亀戸文化ホール)

 韓国では、日本以上に、非正規労働者の命が軽く扱われている。旭非正規職支会は自分たちが正規職として職場に戻るために闘うだけでなく、地域や産別の非正規労働者の闘いに体をはって連帯する。2018年末、泰安(テアン)火力発電所で働いていた24歳の青年キム・ヨンギュンさんがむごたらしい労災事故で亡くなった。悲嘆にくれ、立ち上がる母親。映画は、最後に労災死亡者の名簿を映し出す。キム・ヨンギュンさんの死以降に亡くなった1000をこえる名前。「キム・ヨンギュン」からズームバックするとそれはまるで蜘蛛の巣のようだ。映画は問いかける。小さな1人1人の労働者が、どのような思いで闘っているか、あなたは知っていますか?

旭支会との団結かけAGC株主総会行動(月刊労働運動5月号投稿)

AGC株主総会行動の報告記事を『月刊労働運動』5月号に投稿しましたので紹介します。

旭非正規職支会支援共闘会議 事務局長 清水彰二

☆☆☆

 3月27日、旭非正規職支会支援共闘会議は、東京會舘で開催されたAGC第95回株主総会に対して、抗議宣伝行動を行い、約30人が集まった。

 昨年のAGC株主総会に対しては、韓国から旭非正規職支会の組合員3名を迎えて、初めて株主総会への抗議宣伝行動を行った。株主からも驚きと怒りの声があり、株主総会で質問する株主まで登場した。

 この1年、闘いの前進は、韓国での違法派遣での刑事告訴、民事での地位確認勝訴と、AGCを追い詰めてきた。

 今年の株主総会は、AGCをさらに追い詰め、解雇撤回・組合員の正社員としての職場復帰を実現する大きな闘いになるはずであった。

 ところが、今回の新型コロナ感染拡大。組合員が来日して闘うことはできなくなってしまった。工場のある亀尾(クミ)は韓国での感染の中心となった大邱(テグ)に近く、毎週行ってきた工場前での水曜文化祭もできなくなってしまった。

 日本の支援共闘会議として、今年のAGC株主総会をどのように闘うのかということについて、議論を重ねてきた。株主総会抗議宣伝行動を、日本の支援共闘会議として独力で行うことに異論はなかった。

 その上で、実は、これにあわせて、島村琢哉社長の住む鎌倉市七里ガ浜でのデモを企画した。韓国からすでに5回も来日して本社への要請行動を行ったが、本社は一度としてまともに対応したことがない。韓国会社が適切に対応している、本社が対応すべき立場にはない、と破廉恥にも繰り返してきた。韓国で違法派遣で子会社と本社から出向していった当時の社長・原納猛(はらのたけし)が起訴されたが、原納は退任して、雲隠れしてしまい、本社は知らぬ存ぜずを決め込んでいる。島村社長は、日本経済新聞の連載記事に登場して「オール・フォー・ワン、ワン・フォー・オール」が心情、地元のキリスト教会に通って社員全員の幸福を祈っているなどと語り、のうのうと暮らしているのだ。許せないということだ。

 3月27日の株主総会の日の午後に、すでにデモ申請を行っていた。ビラも周辺住民に読んでもらうものを作っていた。決行するかしないかで、けんけんがくがくの議論の末に、デモは中止の決定を行った。それだけ今回の新型コロナ感染問題は深刻であるという認識で一致しての苦渋の中止決定だった。

 しかし私たちの思いと決意は変わらない。私たちはAGC本社と島村社長を許さない。旭支会138人を、労働組合を作ったことによって、解雇に追い込んだのはAGC本社と島村社長の階級意志なのだ。新型コロナ感染拡大と世界大恐慌への突入の中で、AGCの旭支会不当解雇との闘いは、世界中の非正規職を撤廃する闘いの爆発によって、労働者の新しい社会を建設する闘いになった。

AGC株主総会で宣伝行動

 2020年3月27日東京會舘で開かれたAGC第95回定期株主総会に対して、旭支援共闘会議として宣伝行動を行いました。

 かねてよりの新型コロナ感染拡大。株主総会は中止にはならないのだろうか…と半信半疑でしたが、予定通りの開催でした。

 AGCは例年総会で上映する決算報告の動画をユーチューブで公開するなどして、出席を抑制しました。

https://www.agc.com/ir/event/meeting/2020.html

 決算は結論的に減収減益です。世界恐慌が始まった中で、さらなる減収減益は避けられないでしょう。世界中で非正規職の解雇が始まる可能性が高まっています。そういう中での株主総会です。

 韓国の旭非正規職支会チャ・ホノ支会長に電話であいさつと訴えをしてもらいました。

チャホノ支会長からのメッセージ

 AGC株主総会で日本の労働者、市民の皆さんが宣伝戦をやっていると聞いて驚きました。皆さんと共に闘います。ありがとうございます。

 韓国で旭硝子は不法行為を行っています。韓国の労働部、検察、裁判所も旭硝子の不法行為について認めました。

 私たちが旭硝子を解雇されて6年目を迎えていますが、旭硝子はこれまで行ってきたことを全く変えていません。6年目を迎えて、これからも後退することなく、必ず勝利するまで闘います。

 日本の同志の皆さんと、最後まで力強く闘っていきます。トゥジェン!

 韓国の当該が来日できなくても、日本の同志が彼らの分も闘いたいと思います。

 こんな時だからこそ国際連帯・階級的団結の力が問われているのです。

 日本の労働者民衆が、自らの問題としてAGCと島村社長の責任を追及して闘いましょう。

 闘争!

AGC・島村社長に責任あり!

何とかしろ!違法派遣・不当解雇

 昨年9月、日本経済新聞にAGC(旭硝子)島村琢哉社長の記事が連載されました。島村社長は、“小学生の時に「ひとりはみんなのために。みんなはひとりのために」という言葉を知って、自分が変わった。通っている教会の礼拝中に考えるのは「世界で働く5万4千人のAGC社員の幸せだ」”と語っています。

労働組合作った韓国の請負労働者を解雇

 労働組合を作るのは労働者の基本的な権利です。ところが、2015年にAGCの韓国子会社AFKの工場で働く請負労働者が、労働条件の改善を求めて労働組合を結成すると、その1ヶ月後、AFKは契約途中のこの会社との請負契約を解除して、会社丸ごと、組合員を工場から追い出したのです。以来5年、苦しい解雇撤回の闘いが続いています。島村社長の「みんな」の中にはこの請負労働者たちは入っていないのでしょうか?

違法派遣で起訴される

 しかもこの請負労働者たちは、偽装請負で働かされました。つまり実際はAFKが業務の指示を出す派遣だったのです。韓国では工場派遣は禁止されています。違法派遣でAFKと当時の社長が刑事告訴されました。

雲隠れした前社長

 ところが刑事告訴されるや、AGCはAFKの社長を入れ替えて、当時の社長は雲隠れしてしまいました。裁判にも出廷していません。

 本社の責任で解決してほしいと、申し入れを繰り返してきましたが、会おうともしません。

 島村社長は社会的責任を果たしてください。

韓国の請負労働者が組合を結成

 最低賃金ギリギリの賃金で、土日も休めない、風邪を引いても休めない、昼食時間は20分、ミスをすると懲罰で赤いチョッキを着せられる。文句を言おうものなら解雇が待っている。「もうかんべんしてくれ、人間らしく扱え!」

 2015年5月、AGC韓国子会社AFKの工場で請負会社GTSの社員として働く労働者138人が労働組合=「旭非正規職支会」結成。

不当解雇!5年を迎える闘い

 組合結成から1ヶ月後、まだ6ヶ月の契約期間があるにも関わらず、AFKはGTSとの請負契約を解除。組合員は、メール1本で全員解雇。

 5年を迎える現在も22人の組合員が、工場前のろう城場を守りながら、正社員として職場に戻せと闘い続けている。

 その闘いは、韓国のみならず、世界中の非正規職を撤廃する闘いでもあり、希望の光。

解雇の責任はAGC本社に

 日本のAGC本社は、この不当解雇について、韓国のAFK(アサヒフアインテクノコリア)は別法人なので全く関係も責任もないと言う。

 しかし、それは通用しない。

 子会社設立の前に「投資協定に関する覚書」を慶尚北道及び亀尾(クミ)市と締結したのにはAGC本社。地域社会の発展に寄与することを約束するのを条件に、慶尚北道・亀尾市はAGCに15年間の地方税減免、34万㎡の土地の50年にわたる無償賃貸契約などを約束した。

 AFKはAGCの重要な生産拠点となっている。

 もちろん連結決算。資本金の67パーセントはAGCが握り、社長は日本人で、本社の人事で派遣される。

 AGCは世界30をこえる国と地域でグローバルな事業展開をしている。さらにグローバル展開を加速するとして2018年に社名を「旭硝子」から「AGC」に変更した。テレビや電車内広告などコマーシャルにも力を入れる。

 韓国でのやり方はAGCが世界中でやること。許してはいけない。

AGC旭硝子本社前と横浜工場前で連帯行動

 12月9日、旭非正規職支会支援共闘会議は、AGC旭硝子に対して、朝の京浜工場(横浜市)ビラまき、昼の本社申し入れと抗議行動、夕方の京浜工場宣伝行動と、一日韓国の旭非正規職支会と連帯して行動した。

 AGC旭硝子本社への申し入れ行動は、担当者不在。他の部署の社員が対応に出て来たが、担当が違うので勝手に申入書を受け取るわけにはいかないの一点張り。このような対応を一貫して続けるAGC旭硝子。絶対に許さない。

 申し入れ後に書留郵便で社長宛に送付した。

 申入書は以下の通り。

申入書
2019年12月9日

AGC株式会社
代表取締役兼 社長執行役員 島村 琢哉 様

旭非正規職支会支援共闘会議
議長 山本 弘行

当会は、貴社に対して、下記の通り申し入れます。

1  2019年8月23日韓国大邱(テグ)地方裁判所は、旭非正規職支会組合員について、貴社グループ会社AGCファインテクノ韓国株式会社の違法派遣を認め、会社側に”雇用の意思を表示せよ”と判決しました。この判決に直ちに従うように、本社がAGCファインテクノ韓国株式会社に指導してください。

2  2019年2月15日韓国大邱(テグ)検察庁は、AGCファインテクノ韓国株式会社及び原納猛社長(当時)、請負会社GTSを、「違法派遣」の容疑で起訴しました。現在裁判が進行していますが、原納猛元社長は裁判の出廷を拒否しています。原納猛氏は、AGCファインテクノ韓国株式会社の社長に就任する前は、電子カンパニー技術開発本部本部長を務めていました。貴社本社の人事異動で同社の社長に就任したのであり、貴社には監督責任があります。原納猛氏が裁判に出廷するように、貴社が責任をもって指導してください。

以上

 昼休みを中心に、本社前で抗議行動を行う。遠く群馬県からも会員がかけつけてくれた。旭支会の訪日闘争、支援共闘会議の訪韓闘争を通して、私たちの団結は強く確かなものに育っている。

 最後に怒りのシュプレヒコールを全員でAGC旭硝子本社に叩きつけた。

 その後、旭支援共闘会議の事務局会議を行い、今後の闘いについて討論を行い、当面の方針を確認した。

 それから可能な仲間は横浜市鶴見区にあるAGC京浜工場に向かった。ここで地元・神奈川の仲間と合流して、京浜工場前で宣伝行動を行うのだ。

 この日、朝から神奈川の仲間と事務局の仲間で、事前にビラをまいた。とても受け取りがよく、用意したビラは早々になくなってしまった。午後は具体的に支援につなげるような宣伝行動を行おうという目的である。

 はじめての取り組みで、そう簡単に成果が出るわけではない。それでも、カンパをしてくれる人も現れた。粘り強く継続することを確認して終わった。

 終わってからは、みんなで軽く「反省会」。いつも訪日団を迎えた時に朝食をとる食堂へ。朝とは違って夜は赤ちょうちんが出ていた。労働者の店。おでんと焼き鳥がうまかった。

今年8月、韓国大邱(テグ)地方裁判所は、4年前に解雇された旭非正規職支会組合員について、違法派遣を認め、会社側に”雇用の意思を表示せよ”と判決しました。2月に韓国検察庁が、AGC旭硝子韓国子会社を違法派遣で起訴したのに続くものです。

 最低賃金ギリギリの賃金で、土日も休めない、風邪を引いても休めない、昼食時間は20分、ミスをすると懲罰で赤いチョッキを着せられる。文句を言おうものなら解雇が待っている。こんな会社で、請負労働者が労働組合をつくって要求したことは、わずかばかりの時給の賃上げと作業服と弁当の改善でした。

 労働組合結成から1ヶ月後の2015年6月、AGC旭硝子は、労働組合をつぶすために、請負会社との契約を突然解除して、178人全員をメール1本で解雇させ、会社を解散させました。

 旭非正規職支会は、このような野蛮な仕打ちに対して、AGCの違法派遣の責任を追及し、職場復帰して工場に労働組合の旗を立てるために闘っています。5度目の寒い冬を迎えています。

 韓国の非正規労働者は、非正規労働者のみじめな現実を、労働組合と団結の力でひっくり返そうと立ち上がっています。日本の非正規労働者の未来をも背負って闘っています。

 ともに立ち上がりましょう!

 彼らの闘いを勝利させる力はあなたの中にあります。旭非正規職支会支援共闘会議に加入して彼らの闘いを支えてください。

 日韓の労働者の団結の力で、諸悪の根源=非正規職を撤廃させましょう!

 日本経済新聞「こころの玉手箱」欄に9月末からAGC島村琢哉社長の記事が5回にわたって連載された。この中で島村社長は、小学生の時に、「ひとりはみんなのために。みんなはひとりのために」という言葉を知って、自分が変わった。通っている教会の礼拝中に考えるのは「世界で働く5万4千人のAGC社員の幸せだ」と語っている。

 しかし島村琢哉は、この言葉とは裏腹に、リストラを断行することで社長にまでのしあがった。現在は旭非正規職支会の偽装請負と解雇・不当労働行為の責任を居直っている。もっとも「世界で働く5万4千人のAGC社員」の中には、リストラで解雇された労働者も、旭非正規職支会をはじめとした世界の非正規労働者も入っていないのだろう。「ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン」なんて、ふざけるな。

 AGCは、旭非正規職支会が抗議で工場前のアスファルトにペイントでスローガンをスプレーしたことに対して、アスファルトを全部はがして舗装し直す土木工事を行い、費用の約5百万円を支払えと旭支会に請求して裁判をおこした。この裁判で、アスファルトをはがさなくても、ラッカースプレーできれいにペイントは落とせることを暴かれて、AGCは追い詰められている。まさにいやがらせ。AGCはとんでもないブラック企業だ。

 ブラック企業をぶっとばすのは労働者の団結と闘いだ。韓国の非正規職撤廃の先頭に立つ旭非正規職支会。これに日本の労働者の闘いと団結が結びついた時、ブラック企業に勝利することが出来る。

 みなさん、ともに立ち上がろう!旭支援共闘会議に加入・支援をお願いします!

9/6第5次遠征団とともにAGC本社を弾劾!

9月6日㈮。

旭非正規職支会第5次遠征団の滞日最後のAGC本社への申入れ・抗議行動。

11時に東京駅丸の内北口に集合して早速AGC本社に申し入れ。

対応に出てきた総務部中村主任は、3日前と同じように、韓国法人が適切に対応している、本社は対応する立場ではないと、オウムのように繰り返す。オスイル副支会先頭に、ミンドンギ法規部長、ソンドンジュ文化体育部長が次々と追及する。怒りを抑えながら。特にこの日は韓国検察庁から違法派遣容疑で起訴されると退職して雲がくれしてしまった原納猛(はらのたけし・当時の韓国法人社長)について問いただした。人事も雲がくれも本社の指示は疑いようがない。答えられない、と逃げる中村に対して、勝利するまで何度でもやってくると決意を叩きつけた。

外に出て、全体で怒りのシュプレヒコールを叩きつける。

本社は責任を取れ!

判決に従え!

島村社長は出てきて謝罪しろ!

横断幕を広げて座り込む。交代でマイクを握りアピールを行い、ビラをまく。夕方まで持久戦。

連日予想以上に受け取りがよく、ビラが足りなくなって、あわててコピーに走る。

警備会社の警備員も最初は敷地に入るなとうるさかったが、あまり言わなくなる。彼らも労働者。アピールに共感するのがわかる。

夕方。

本社に対するシュプレヒコールを再度あげて、東京駅丸の内北口の方へ横断歩道をこえて移動。

丸の内から退勤する労働者に対して、ビラまきとマイクアピール。

仕事をおえてかけつけた労働者も宣伝戦に加わる。

今までで最大の人数になる。これだけの人数がいると、退勤の人渦にも負けない。ここでも旭支会の仲間がマイクを握る。

安倍政権によって韓国に対する敵意があおられる中、中には、敵意を示す人もわずかにいた。

しかし、労働者はひとつ。日韓の労働者の国際連帯で社会を変え、戦争を止めよう、というアピールは、大きな共感をつくり出し、明日への希望をつくり出した。

旭非正規職支会支援共闘会議は、絶対にAGC旭硝子のふざけた対応を許さない。必ずや国際連帯の力で、旭支会の職場復帰を勝ち取る決意だ。

第5次遠征団、AGC旭硝子本社に迫る!

2019年9月2日、韓国・亀尾(クミ)市から、旭非正規職支会の第5次遠征団が来日した。オスイル副支会長、ミンドンギ法規部長、ソンドンジュ文化体育部長、取材で同行した労働解放闘争連帯のイヨンドク氏の4名だ。

ソウルを発つ第5次遠征団。左からオスイル氏、ソンドンジュ氏、ミンドンギ氏、イヨンドク氏。

9月3日には、11時に日本の旭非正規職支会支援共闘会議のメンバーとともに、東京駅丸の内北口・新丸の内ビルのAGC旭硝子本社への申し入れ行動を行った。事前に旭支会、支援共闘会議の双方から、話し合いに応じるように文書で申し入れていたが、「会うことはできない」と回答が返ってきていた。

しかし、これこそ許すことができない。新丸の内ビル1階のAGC本社の受付で来訪を告げる。

取り次ぎを受けた担当の総務中村マネージャーは、電話口に支援共闘会議の代表を呼んで、会わないという。支援共闘会議山本議長が、韓国からわざわざ来ているんだから話ぐらい聞いてくれという。5分か10分しか時間がない、その時間で切り上げることを条件に、と一方的にいって、2名で下りてきた。

旭非正規職支会のオスイル副支会長を先頭に3名の組合員が、地位確認裁判の判決に従うべきだと、会社に迫る。中村マネージャーは、韓国法人が適切に対応している、本社が何かをいう立場にはないと、繰り返す。まったく許せない。3組合員が次々と会社に迫るが、答えは変わらない。時々時計を見て、時間である、これ以上は対応できないと、最後はガードマンに囲まれて逃げ戻った。

旭非正規職支会遠征団と支援共闘会議は、即座に、AGC旭硝子本社に対して、断固たる抗議行動に入った。

本社前と東京駅丸の内北口周辺は、怒りのシュプレヒコールと弾劾の嵐に騒然となる。「AGC旭硝子は話し合いに応じろ!」「判決に従え!」「組合員を職場に戻せ!」「島村社長は責任取れ!」の声が響き渡る。

ビラの受け取りはかつてなくよい。がんばってくださいと声をかけていく人も多い。

抗議行動は17時まで、本社前で闘い抜かれた。

AGC旭硝子は判決に従え!労組破壊・違法派遣の責任取れ!

韓日労働者の国際連帯で社会を変えよう!

 8月23日、韓国大邱(テグ)地方裁判所は、4年前に解雇された旭非正規職支会組合員について、違法派遣を認め、会社側に”雇用の意思を表示せよ”と判決しました。2月に韓国検察庁が、AGC旭硝子韓国子会社を違法派遣で起訴したのに続くものです。

 最低賃金ギリギリの賃金で、土日も休めない、風邪を引いても休めない、昼食時間は20分、ミスをすると懲罰で赤いチョッキを着せられる。文句を言おうものなら解雇が待っている。こんな会社で、請負労働者が労働組合をつくって要求したことは、わずかばかりの時給の賃上げと作業服と弁当の改善でした。

 AGC旭硝子は、労働組合をつぶすために、請負会社まるごとつぶし、178人全員をメール1本で解雇させたのです。

 旭非正規職支会は、このような野蛮な仕打ちに対して、労働者の誇りにかけて、5年目の解雇撤回闘争を闘いぬいています。現在、韓国から3人の組合員が、AGC旭硝子本社に対して、「判決に従え!」と申し入れるために来日しています。私たち、日本の旭非正規職支会支援共闘会議は、日本のAGC旭硝子本社の責任を追及して、ともに闘います。  安倍政権による、韓国への敵意をあおる政治が行われています。韓日の労働者が団結して、労働者が人間らしく生きられる社会をつくること。ここに私たちの希望と展望があります。みなさんのご支援をお願いします。

途中で韓国の闘争勝利の連帯メッセージ写真を撮影。

韓国MBS放送も取材に来た。

また同じ3日夕方、 関西合同労組、大阪北部ユニオンなど旭非正規職支会支援共闘会議の関西の仲間は、AGC関西工場(尼崎事業所)に同じビラをまいて、宣伝戦を行った。

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安倍政権が、韓国に対するウソとデマで敵意をあおる中で、労働者の国際連帯の力で安倍を打倒しようという強い思いで、支援共闘会議はともに闘う。さらにみなさんの合流をお願いしたい。次は9月6日(金)11時から18時30分まで宣伝戦を行います。東京駅丸の内北口~新丸の内ビルに集まってください。

MBCニュースデスク こちらで見られます。

http://imnews.imbc.com/replay/2019/nwdesk/article/5479785_24634.html?menuid=nwdesk&fbclid=IwAR1ZBZM4oa7Vdh_5J2SI7yB8UhyqtQA_LR0FY65UcZxR2z_Fumpk9fe_kro