4月25日AGC本社抗議行動へ結集を!
旭非正規職支会の第7次遠征闘争は、AGC第99回定時株主総会に対する不屈の闘いの意志を突きつけ、勝利に向けて大きな前進となった。来年は旭支会にとっては解雇10周年であり、AGCは100回を記念する株主総会になる。平井社長の違法・無責任な経営判断でAGCの汚辱にまみれた100回記念株主総会になるならばそれは自業自得だ。
3月28日の株主総会会場前、翌29日のAGC本社前・支援共闘集会での3人の組合員のアピールを掲載する。平井社長は、しっかりと組合員の声を聞け!
▮株主総会発言
【オ・スイル】
こんにちは。旭硝子株主総会の宣伝戦をするために韓国から来た旭非正規職支会首席副支会長のオ・スイルです。
毎年旭硝子の株主総会で、私たちを招待してくれ、宣伝戦を共にしてくれる旭非正規職支会支援共闘会議の同志たち、そして共に参加してくれている日本の同志の皆さん有難うございます。
韓国旭硝子の不法によって何の罪もない労働者22名が10年苦痛を受けています。
韓国旭硝子は、不法派遣で裁判を受けています。
1審と2審すべて韓国旭硝子は、22名の労働者を直接雇用するよう、韓国の裁判所の判決を受け、最高裁の判決を待っています。
しかし、韓国旭硝子は不法を認めずにいます。悪質な企業です。
韓国旭硝子は、不法を隠すために韓国最大の法律事務所2か所に膨大な費用を投じながら不法を認めようとしていません。
旭硝子が不法を認めないからと言って、旭硝子の不法は消えません。
韓国の最大の法律事務所に膨大なカネを注ぎ込んでも不法を消し去ることはできません。
韓国旭硝子の不法は、1審と2審の裁判で労働者が勝ちました。
最高裁の判決まで長くかからないと思います。
最大の法律事務所がどんな悪巧みをしようと結果は変わりません。
旭硝子は今からでも不法を認め、22名の労働者に謝罪し、雇用しなければなりません。
旭硝子の不法によって罪のない22名の労働者がこれ以上苦痛を受けないようにしなければなりません。
旭硝子の株主たちに尋ねたいと思います。旭硝子が韓国で不法行為をしていることを知っていますか?
株主に配当する金は、韓国で非正規職労働者を搾取して儲けた金です。
旭硝子は労働組合を破壊し、非正規職労働者を解雇し、数百億のカネを使っています。
労働者を弾圧し、不法行為を犯す企業は決してうまくは行きません。
企業は社会的責任を負わなければなりません。不法行為を行わず、社会的秩序を守らなければなりません。
誰が見ても旭硝子は悪い企業です。必ず処罰を甘んじて受けるでしょう。
旭非正規職支会は、旭硝子が不法を認め、22名の労働者に謝罪する日まで力強く闘います。トゥジェン!!
【イ・ヨンミン】
こんにちは。韓国から来た旭非正規職支会代議員イ・ヨンミン、トゥジェンで挨拶します。トゥジェン!トゥジェン!
遠い所から感謝を伝えていましたが、こうやって直接会って挨拶できるのは感動的です。有難うございます。
ここはAGC株主会場であることを知っています。
株主であれば製品を生産する工場がより発展することを願っていると思います。
しかし、今の方式は労働者も殺し、工場もダメにする方式です。
日本の経営陣の悪辣で卑怯なウソの電気工事とメール一通で、わが同志たちは9年の苦痛の時間を過ごしています。
韓国AGC工場は年月が経つにつれて収益は落ち込んでいて、キム&チャンと<太平洋>は絶え間なく、裁判の引き伸ばしを行っています。
韓国で知られている大きな法律事務所キム&チャンと<太平洋>は、韓国の労働者たちが血と汗を流し手に入れた金を弁護士費用として使っています。
AGCの株主たちはよく聞いて下さい。旭硝子韓国工場が生き残る方法は、労働者を尊重し、法を守ることです。
そうでなければ、旭硝子の韓国工場は結局赤字になり、韓国から撤収せざるを得ません。結局配当金はなくなります。
同志の皆さん!無料の土地に、税金まで減額し、不法派遣の判決を受けても耐えることができる韓国ですが、私たち旭非正規職支会の同志たちは、最後まで闘い現場に戻ります。
なぜなら戻るまで闘うからです。
同志の皆さんと勝利の喜びを共に分かち合います。共に闘ってくれてありがとうございます。トゥジェン!
【ホ・サンウォン】
そこに戻りたい、奪われた自分の職場に…
企業でも会社でも労働者を家族のように思わなければならないと考えますが、利潤的計算を優先し、労働者をいとも簡単に解雇する。
旭硝子非正規職労働者として働く私たちも例外ではない。
入社した日から追い出されたその日まで、一生懸命働き、気が進まなかったが、言われた通りに働いたが、返って来たのは解雇だった。
本当に腹が立つ。自分がこんなことになるために数年間旭硝子のために夜昼なく働いたみたいだ。
顔色を伺い蔑視されても我慢し働いたのに、これはどういうことなのか?
今とんでもないことが韓国の地で起こっている。
日本の資本、企業である旭硝子は、多くの特恵を受け、韓国に入って来た。
そんな特恵を受けたことに見合う雇用の創出と地域発展に寄与しなければならない。
しかし旭硝子は特恵だけ享受し、一生懸命働いた労働者を殺す解雇を強行した。
ありとあらゆるゴミのような仕事は非正規職労働者の役割だったし、作業する仕事もまたかなり違った。
生産目標を定め、生産速度を高め、その目標を達成しても私たちに返って来るものは何もなかった。
それだけではない。作業する時、使用する作業用品さえ制限され、他の人が使い捨ての手袋を拾って使用することも多かった。
特にひどいのは自分たちが作った規定で非正規職労働者たちに対し厳格な物差しで審判した。
規定を破れば呼び出して、赤い懲罰チョッキを着させ仕事をさせた。
一般的な会社では、想像もできないことが、ここ旭硝子では強行されていた。
いまだに正規職がしなければならない職場を非正規職労働者で代替し、不法派遣を強行し、労働組合を作ったと言って労働者を不法に開校させた親会社旭硝子は、過去の過ちを認め、非正規職労働者の声に耳を傾けることを願います。
▮AGC本社前宣伝戦発言
【オ・スイル】
旭硝子本社前宣伝戦に共に参加してくれた日本の同志の皆さんこんにちは。
私は韓国から来た旭非正規職支会首席副支会長オ・スイルです。
韓国旭硝子は韓国政府から莫大な恩恵を受けていても不法を犯し、韓国で裁判を受けている企業です。
韓国旭硝子は、不法を犯しても反省はせず、むしろ莫大な金をかけて不法を消し去ろうとする悪質企業です。
数年間旭硝子のために一生懸命働いた労働者を突然街頭に追いやりました。
旭硝子のために青春を捧げた労働者を使い捨てのゴミ扱いしました。
旭硝子は、非正規職が労働組合を作ったとという理由で、社会的義務と責任を無残に捨てる悪い企業です。
旭硝子の不法は隠すことができません。どんなにじたばたしても真実は変わりません。
韓国旭硝子はどんな決定権もありません。日本の旭硝子本社ですべてを決定しています。
しかし日本の旭硝子は法人が別だという理由で責任を回避しています。
韓国AGC旭硝子は労働者たちの血と汗で得た収益は日本のAGCにすべて送っています。
形式的に法人は別になっているが、すべての権限は日本のAGCが持っています。
韓国AGCの不法行為は、日本のAGC本社が責任を負わなければなりません。
AGCは不法を認め、10年目の納得できずに追い出され、苦痛を受けている22名の労働者に心から謝罪しなければなりません。
日本のAGCは韓国AGCの不法により22名の納得のいかない労働者がこれ以上被害を被ることがないように責任を取り、この事態解決に積極的に乗り出さなければなりません。
旭非正規職支会は堂々と現場に戻る日まで力強く闘います。トゥジェン!!
【イ・ヨンミン】
こんにちは、同志の皆さん。今日の天気は曇っていますが、私の心の中はとてもすっきりしています。
韓国から来た旭非正規職支会代議員イ・ヨンミン、トゥジェンで挨拶します。トゥジェン!
私たち旭非正規職支会は、労働組合を設立し、正規職を求めたものではありませんでした。
粗悪な作業服の取り換えと小さなミスにも赤いチョッキを着させる人権蹂躙をあらためさせ、人員は不足しているのに、物量は増やし、食事の時間は20分、これを改めさせ、人間らしく生きたくて、労働組合を設立しました。
ちょうど1か月赤い鉢巻きを巻いて、事務室の前で「ストライキ歌」を大声で歌いました。
「民主労組を死守し、人間らしく生きたいと」というスローガンも叫びました。
毎日大きな声を出していた事務室の職員は静かになり、私たちは会社に早く行きたくなる程に良かったです。
働きたい会社を労働者たちが作ったのに、愚かで一寸先も見ることができない会社側は、メール一通で私たちを解雇しました。
街頭に追いやられたわが同志たちは、工場の前に止まることなく全国の労働者に会い、学びながら連帯闘争が始まりました。釜山支庁広告版センター、タクシー高空籠城は解雇者より厳しい環境で闘う同志たちを見て、より闘争の意志を燃やしました。
平和的なソソンニに、戦争の武器・サードの配置反対闘争は、韓国政府との戦争のような、労働者と住民たちの闘争です。
日本で支援共闘会議の同志たちの闘いは、たとえ私たちがいなくても行われ、それは韓国において旭支会の連帯闘争において繋がっています。
トルゲート金泉本社で旭支会同志たちは、たとえトルゲート同志がいなくてもと闘いました。
現代製鉄の同志たちは、オプティカル平沢工場でたとえオプティカルの同志たちがいなくてもオプティカル闘争を続けています。
連帯が連帯となり、このように日本の同志とAGC本社の前に共に行動しています。同志の皆さん有難うございます。
AGC本社側は、聞いてください。貴方たちは不法派遣の犯罪者だ。今すぐ謝罪しろ。
私たちは正規職だ。韓国の労働部も検察も裁判所も認めた。今すぐ22名を正規職として雇用しろ。
民間ガードマン100名で出勤を遮り、キム&チャン、<太平洋>の弁護団を利用した時間稼ぎは意味がない。
旭非正規職支会は、現場に戻る時まで闘うからだ。
”民主労組の旗を掲げて現場に戻ろう” トゥジェン!
【ホ・サンウォン】
こんにちは、私は韓国から来たAGC旭硝子非正規職労働者、ホ・サンウォンです。
まず最初に私たちをここに招待してくれた日本の連帯する同志たちに感謝します。
多くの苦痛の時間が費やして、AGC本社がある日本に来ました。
今なぜここに私が立っているのか話したいと思います。
私は韓国に進出しているAGCで正規職でなはなく非正規職として働く下請け労働者です。
仕事は正規職よりもっと劣悪な勤務条件により大変な作業と環境で、正規職と差別される待遇を受け働いて来ました。
いつもそうした処遇に対しもう少し人間らしく生きたいと思っていました。
しかしこんな現実では不可能と判断し、労働組合を作りました。
奪われた労働者の権利と少しでもいい勤務条件と生存権のために作った労働組合は、結局1か月で失われました。
AGCは、電気工事を理由に一日休みを与えました。
その休日にAGCは、下請け会社と契約を解除すると一方的な通達をメールで送って来ました。
電気工事を口実に休業に合わせた解雇通達を信じ難いことでしたが事実でした。
世の中で最も卑怯で、さもしい術策をめぐらしたことがたちまち明らかになりました。
休業に合わせた解雇のメールを受け、ただちに会社に来たが、私たちを待っていたのは固く閉ざされた門でした。
どこでも見ることができない暴力団まがいの者たちが、正門を守りその背後を警察が守り立っていました。
数日闘っても門は開かず、私たちは闘うためにAGCの正門前の歩道に籠城場を設置し、闘争を開始しました。
労働部と検察にAGCの不法を知らせ、AGCはすべての裁判で負けたが履行せず、とんでもない条件で労働組合を揺さぶっています。
それは支会長を除き、すべての組合員の正規職転換と損害賠償という呆れた提案を労組に提示しました。
これはどういう意味でしょうか。自分たちの過ちを認め、協議をしようということではないですか。
いつも口癖のように法に従おうというAGCは、今韓国の法律すら無視し、その時その時で違うことを言っています。
本当に長い間AGCと闘ってきて、怒りを込めた話をここで堂々と話します。
親会社のAGCが計画し実行した残忍な労組抹殺プロジェクトを直ちに中断し、今こそ解決しなければならないと思います。
100%間違っているのに、その責任を100%負わないというのは話になりますか。
企業は責任を負わなければならないと思います。
9年以上続けてきたこの闘争に手をこまねいて傍観した日本のAGCは、事態の解決に積極的に乗り出し、すべてを元に戻すことを要求するものです。
また労働組合抹殺を計画したその主犯に重い処罰を強く要求するものです。
最後に私たちは私たちの要求が受け入れられる日まで、日本企業AGCに対する闘いを最後まで続けて行くことをこの場で鮮明にするものです。
◆3.29集会発言
【オ・スイル】
同志の皆さんこんばんは。
韓国から来た旭非正規職支会首席副支会長のオ・スイルです。
AGC株主総会に呼んで頂き、また毎月AGC本社前で抗議行動をしてくれている旭非正規職支会支援共闘会議の同志の皆さん、そして共に参加してくれた日本の同志の皆さん有難うございます。
旭非正規職支会の闘いについて簡単に紹介します。
旭非正規職労働者は、2015年5月労働組合を作りました。
その1か月後に178名がメール一通で解雇されました。
AGCはキム&チャンを雇い、労組を破壊するために労組を作った下請け会社だけ契約を解除しました。
旭非正規職支会の労働者は、2015年7月労働部に対しAGCを不当労働行為と不法派遣で告訴しました。
労働部は2年経ってはじめて不法派遣に対し、直接雇用の是正命令を出し、過料として17億8千万ウォンを科しました。
しかし検察は5千ページの明白な証拠資料を持っていても、証拠がないと無嫌疑の処分を出しました。
旭非正規職支会は検察を相手に大邱検察庁テント籠城とロビー占拠を展開しました。
この闘争で、再捜査命令を受け、結局検察がAGCを起訴する状況を作りました。
解雇された労働者が告訴してから6年ぶりに大邱地裁金泉支院は、派遣法違反でAGC代表取締役・原納猛に懲役6か月、執行猶予2年と罰金1500万ウォンを宣告しました。
裁判所は派遣法違反で製造業初の懲役刑を宣告しました。
2018年8月裁判所は、不法派遣訴訟で解雇された「22名を直接雇用しろ」という判決を下しました。
2022年7月13日、控訴審でも直接雇用しろという判決を出しました。
民事、刑事裁判で、すべてAGCの不法を認めました。
しかしAGCは、最高裁に上告し裁判所の判決を認めていません。
2021年2月、AGCは7年経って初めて立場を明らかにしました。
「21名を正規職として雇用する。ただし、支会長の雇用は困難。
21名は雇用し、各自9千3百万ウォンずつ支給する。
支会長は雇用しない条件で、慰労金3億4千万ウォン支給する」
というものでした。
旭非正規職支会は、資本の選別的雇用を拒否しました。
2022年8月19日は、賃金損害賠償訴訟も勝訴しました。
裁判所は、22名にその間の賃金64億を支給しろという判決を出しました。
AGCは供託を申請し、結局裁判所は供託を認めました。
AGCは裁判所の通帳に70億ウォンの供託金を入れました。
AGCは毎月12%の利子を支払わなければならない状況です。
一つの利子だけで6千4百万ウォンです。
旭非正規職労働者は、法的にすべて勝訴しましたが、資本はあくまで自分たちの不法を認めずにいます。
不当労働行為、勤労者地位確認訴訟、不法派遣、このような3権の裁判が最高裁の判決だけ残された状態です。
そして昨年8月から日東電工子会社の韓国オプティカル闘争に集中して連帯し、共に闘っています。
必ず奪われた労働者の権利を勝ち取り、AGCの謝罪を引き出し、堂々と現場に戻ります。トゥジェン!!
【ホ・サンウォン】
こんばんは、私は韓国から来たAGC旭硝子非正規職労働者ホ・サンウォンです。
解雇されて過ぎた歳月がもう9年経ちました。
長い時間を経ったせいか、初めてというより、今は決断するだけです。
解雇され、今になっていろいろ大変でしたが、何より経済的な問題が最も大変だったように思います。
多くの悩みと苦心の末少ない収入でも得ようと、夜代理運転の仕事を始めました。
最初に始めた日は忘れることができません。
一定の仕事に応じて得た収入で本当に大きな喜びを感じ、本当に良かったです。
何よりも家族たちとの摩擦を相当減らし、より良かったです。
今も夜に時間があれば、代理運転をしています。
今後も自分がする闘争が大変で困難ですが、自分が正しかったことを家族に対し必ず示したいと思います。
同志の皆さん、同志たちの連帯にあらためて感謝し、勝利する闘いを作って行きます。
【イ・ヨンミン】
こんばんは、皆さんの顔を見れば見る程うれしくなります。
韓国から来た旭非正規職支会代議員イ・ヨンミン、トゥジェンで挨拶します。トゥジェン!
韓国から出発前には多くのことを心配しました。
しかし日本に到着したら、喜んでくれた同志たちの姿を見て、すべての心配は消えました。
株主総会場の同志たちの力強い声と堂々とした姿は、私にとって大きな感動を与えました。
でも地下鉄を継続して乗り、とても長い間歩く姿は、少し心配にもなりました。
しかし私たちに一つでもより多く示してくれる姿が本当に有難いと思います。
今日も有難うございました。トゥジェン!