旭非正規職支会支援共闘会議は3月30日のAGC株主総会抗議行動を引き継ぎ、4月21日(木)にAGC本社への抗議要請行動に立ちます。午後3時30分に東京駅丸の内北口集合、その後3時45分を目途に新丸の内ビルディング前に移動して抗議行動を行います。ぜひとも結集をお願いします。
連絡先 090-9016-0272(清水)
労働者を路頭に放り出して7年!
韓国AGC社長 懲役6カ月有罪!
違法派遣!不当解雇!解決は本社の責任!
AGC労働者のみなさん。市民のみなさん。
7年前の2015年6月、AGC韓国子会社で働く請負労働者138人が旭非正規職支会を結成しました。するとAGC韓国子会社は、たった一ヵ月で組合員全員を解雇しました。私たち日本の支援共闘会議は、直ちに組合員全員を正社員として職場に戻し、謝罪することをAGCに要求します。
昨年2021年8月11日、韓国テグ地裁キムチョン支院は、派遣法違反罪で、当時のAGC韓国社長の原納猛(はらのたけし)被告に懲役6ヵ月執行猶予2年、元GTS(請負会社)代表に懲役4ヵ月執行猶予2年を言い渡しました。法人としての旭硝子とGTSに罰金刑も課しました。違法を認識した上での行為で悪質と断罪されました。AGC韓国はAGC旭硝子の完全子会社、社長も本社の人事で派遣された社長です。
旭非正規職支会組合員の解雇について、AGC本社は、子会社が行ったこと、子会社が適切に対応している、本社がコメントする立場にはないと、一貫して無責任と対応拒否を決め込んでいます。その一方で、一年余り前にAGCが用意した和解協議の中では、チャホノ支会長を除いて、全員を正社員として採用するという和解案を提示しました(協議は決裂)。この期に及んでも組合員を分断して労働組合をつぶそうというのです。
AGCは、ご存じの通り、ガラス業界世界一のメーカーで、世界中に製造販売拠点を擁するグローバル企業です。この日本を代表するグローバル企業が韓国でやっていることは、社長が懲役判決を受ける違法派遣、そして労働組合つぶしの不当解雇です。ガバナンス刷新をうたって昨年就任した平井社長も何も変わりません。このような日本企業による組合つぶしは埼玉県のサンケン電気の偽装廃業とともに韓国の多くの人々の怒りの的になっています。
新型コロナで、韓国の組合員の来日がかないません。彼らの7年にわたる長期・不屈の解雇撤回の闘いは、世界中の非正規労働者の希望の光です。旭非正規職支会組合員全員を必ず正社員として職場に戻さなければなりません。
ウクライナで戦争が始まりました。次は「台湾有事」をめぐって、米日は中国を軍事的に叩こうと準備を始めています。旭非正規職支会は地元のソソンリ村でサードミサイル配備に反対して闘っています。労働者の国際連帯こそが戦争を止めます。日本の労働者市民のご支援をお願いします。